26―お風呂場の攻防1
今回は少し短めです。
翌朝、ショーマはいつも通りに早く起きた。空は白んできているが、日の出までにはまだ時間がある。
うーん。良く寝た!布団が良いとスッキリ起きられるね!
皆はまだ寝てるな。よし、朝風呂でも行くか!
昨日の内に昼間以外は風呂へ入れる事を確認していたショーマは、一人大浴場へ向かった。
◇◇◇
ショーマは露天風呂に浸かる。
ふぅ。朝は夜より温めの湯なんだね。ちょうどいいな。
さてと。
「女神様ー、おはよー」
―――おはよう。って、なんて格好で話し掛けて来るのよ!
「え?あ、今風呂ー」
―――まさかお風呂からリンクを使って来るとは思わなかった・・・
「あはは。なかなか一人になれなくてさ。でも、全身見えてる訳じゃないでしょ?」
―――まぁ、そうだけど。でも、胸から上は見えてると思って!
「すいませんでしたー」
ショーマはサッと頭を下げる。
―――もう!
「ごめんごめん。それで、女神様の方は順調なの?」
―――とりあえず。ね。ただ、確実なものにするにはもうちょっと時間が掛かるかな。ショーマ君は今日、何時頃までお城に居るの?
「一応、昼飯は食べてけって言われてる」
―――じゃあ、お昼までが勝負だね。
「そうだね。終わると良いね」
―――ショーマ君の方はどうなの?
「それがさぁ、昨日会っちゃったよ、コーネリアス陛下に」
―――やっぱりー。どうだった?上手く躱せた?
「躱したと言うか、俺には興味が無さそうだった」
―――そう。だったらいいんだけど。
その時、脱衣場の扉が音を立てて開いた。ショーマは咄嗟に風呂場への入口を振り向く。そこにはコーネリアスがいた。
「やぁ、ウィステリア君。早起きだね」
「お、おはようございます」
―――あら、噂の彼が来ちゃったんだ。リンクは繋げておいて。でも、私には話し掛けない様に気を付けてね。
ショーマはコックリと頷く。
コーネリアスは洗い場で汚れを流すと、ショーマの隣に浸かった。
「はぁー。朝の風呂も良いものだろう?」
「はいっ」
「そんなに身構えなくて良いよ。捕って喰おうとは思ってないからね」
「そうですよね。すいません」
―――ショーマ君。気を付けて。今、何かされてない?
えっ!?何かって、何だよ!!
風呂場は静寂に包まれる。
──チャプン。
「なぁ、ウィステリア君。君は、何者だい?」
「・・・え?」
―――あちゃー。どうしてバレたんだろ。
「どうしたんだい?何か言えない事でも?」
どうしよう。どうすれば良い?ねぇ、女神様!!
ショーマは縋るような目を宙に向け、女神へ助けを求める。
―――ショーマ君、とりあえず落ち着いて。そんな顔してたら何かあるって一目瞭然だから。この前追加した設定覚えてる?それで逃げられると思う。
ショーマは女神のアドバイスに軽く頷き、一つ大きく深呼吸をすると、緊張した面持ちで歯切れ悪くコーネリアスに伝える。
「──ふぅ。あの、誰にも言わないと、約束して頂けますか」
コーネリアスはショーマが何かを覚悟した事を悟った。
「あぁ。約束しよう」
―――大丈夫だよ。しっかり。
ショーマはゴクリと唾を飲み込むと、意を決して話始めた。
「陛下は、ラリーセ大陸にあったカルメーナと言う国はご存知ですか?」
「知っているよ。200年程前に大天災で滅びた国だよね」
「そうです。そして俺は、そのカルメーナの血を引く者です」
ショーマ「俺、あのおっさん苦手」
朝木 「そういう事は思っても言っちゃいけません!!」
ショーマ「実際のところ、どーよ。野郎だらけの現状は」
朝木 「野郎ばかりで花がない!可愛いおんにゃのこが書きたい!」
女神様 「とりあえず、私で解消するの止めてくれる?」
ショーマ「俺とイアンもな」
朝木 「すいませんっしたー!!」
今回女神様が登場したのはちゃんと既定路線です…よ?
女神様達はなにやらコソコソやっているようです。
そして、ショーマの謎設定が発覚です。
ちなみに、大陸は地球と比べると
ユーラシア大陸=モミール大陸
アフリカ大陸 =ラリーセ大陸
北アメリカ大陸=サフーラ大陸
南アメリカ大陸=トロープ大陸
の位置関係です。その内簡易地図位は載せたいな。
次回、ショーマの設定は何故こうなった!?です。
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