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14―ラアイテ探訪3




 ショーマ達はキャサリンの実家のレストランへとやってきた。店内は満員に近い。


「キャシー、今日ホントに来て良かったの?」


「大丈夫大丈夫。いつもこんなもんだよ」


「毎日こんなに混んでいるんですか?すごく繁盛しているんですね」


 キャサリンは厨房の方へ声を掛ける。


「お母さん、ただいまー」

「お帰りなさーい。奥の席空けてるからそっちに座ってー。料理は出来たら持ってくからー」


 奥からキャサリンの母が答えた。ショーマ達はキャサリンの案内で奥の席へ座る。


 しばらく待つとおすすめ料理が運ばれてきた。


「こんばんは。キャサリンの母です。こんな子ですけど、よろしくね」

「お母さん、こんな子って酷くない!?」

「ははは、キャシーだもんな。おばさん久しぶり」

「おばさん、久しぶり!」

「ヘンリー君もカール君も久しぶりね」


「初めまして。俺はウィステリアです。ウィスと呼んでください」

「君がウィス君ね。本当に女の子みたい。あら、ごめんなさい」

「いえ、気にしないでください」


「初めまして、ジョージです。よろしくお願いします」

「君がジョージ君ね。サオラの出身なんだよね?私、アマキビの黒みつが好きなの♪」

「そうなんですか?ありがとうございます」


 それぞれがキャサリンの母と挨拶を交わした。


「それじゃ、ゆっくりしていってね」


「ありがとうございます」


 一同は夕食を食べ始める。




「ねぇ、キャシー、このパスタなんだけど、バターを入れた方がおいしいよ」


 ショーマはベーコンのパスタを食べながら言う。


「バターなんて、高くて買えないよー。貴族御用達の高級品だよ?すぐ溶けちゃうしー」


「え?バターなら牛乳から簡単に作れるよ。」


「バターって簡単に作れるものなの?」


 キャサリンは半信半疑だ。


「うん。キャシーのお母さんも魔法を使えるんだよね?」


「まぁ、お母さんも魔法を使えるけど」


「じゃあ、簡単に作れるよ。教えよっか?」


「ほんとに!?教えて!!」


 キャサリンは身を乗り出してショーマへお願いした。




 ショーマによるバター講座が始まった。キャサリンはメモを取りながら熱心に聞く。他の人は気にせずのんびり食事をしている。


「まず、新鮮な牛乳を用意します。キャシーは牛乳を飲む?」


「牛乳は料理にしか使わないよ。飲んだらお腹壊すもん」


「そっか。牛乳を沸かすと多少は防げるよ」


「へぇ、そうなんだ。ちなみに沸かすってどうやるの?」


「えっと、牛乳を大鍋の半分くらいまで入れて、火に掛ける。焦げないように常に鍋をかき混ぜること。

 しばらくすると沸騰して吹き上がってくるから、火力を調整して落ち着かせる。この状態でかき混ぜながら15分以上維持してね。時間が経ったら冷ます。これが牛乳の沸かし方だよ」


「へぇ、これなら私でも出来そう」


「で、肝心のバターの作り方だけど」


「うんうん」


「沸かした牛乳を口が広くて密閉できる容器に1/4(よんぶんのいち)くらいの量を入れる。教科書に載ってた「クールの魔法」を使って冷やしながら勢い良く振る。以上。

 ちなみに、クールは(ウォタ)でも(エア)でも何でも冷えれば良いから」


「え?それだけ?」


「うん。ずっと振ってると容器の中でバターの塊が出来るから、最後に網で()せば完成だよ。残った水分はパンケーキとかに使えるから捨てないで活用してね」


「そんなに簡単に作れるんだ!」


「でも、やってみたら判ると思うけど、材料の牛乳に対して出来るバターの量は結構少ないから。あまり期待しないで」


「それでもやってみる価値はあるね!教えてくれえてありがとう!!」


「どういたしまして」




 ショーマ達は夕食を食べ終え、各々家路に着いた。




  ◇◇◇




 ショーマは寮に帰ると、寝るまでの間に魔力操作と制御の練習を始めた。

 少し要領を得て暇になったのか、女神リンクを使う。


「もしもし、女神様ー」


 ―――はーい。どうしたの?


「あのさ、今魔力制御の練習をしてるんだけど。なんで出口を塞いでるのに魔力はずっと湧いてくるの?まさか、パンクなんてしないよね!?」


 ―――大丈夫大丈夫。その人の最大値まで魔力が増え続けるだけだから。魔力の容量が最大になると、魔力を使わない限り魔力源は生命維持に必要な分しか魔力を生み出さなくなるの。


「そうなんだ。なら良かった」


 ―――ちなみに、今のショーマ君は学校設定のお陰で元の魔力の1/10(じゅうぶんのいち)しか無いからね。


「なんで!?」


 ―――あのままでラアイテに来てたら、周りの人間が気絶しちゃって大変な事になってたからだよ。


「え?そうなの?じゃあ俺がソラさんと遊びに行ってた街は?」


 ―――大丈夫。あの頃のショーマ君はまだ人間の持つ魔力量の範疇だったから。ソラ君やサクラちゃん位なら、鳥肌が立つとか寒気がするっていう程度だし。


「そうだったんだ」


 ―――でも、学校を卒業してから街に遊びに行くときは学校設定も無くなるから絶対魔力制御を使ってね。


「うん。わかった」




 そっか。普通に忘れてたけど、俺TUEEEだった。




 ◇◇◇◇◇


 お、意外と女神は考えてたみたいだな


 ◇◇◇◇◇





朝木  「ショーマ、大ニュース!」

ショーマ「もしかして!?」

朝木  「そう!またブックマークが増えたの♪」

ショーマ「わぁー!嬉しいね!!」

朝木  「うん!(*≧∀≦*)」


 いつも応援ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/



⭐本文中のバターの作り方について⭐

 牛乳からバターを作る方法はざっとショーマの言った通りです。もし挑戦するならば「動物性の生クリーム」を使う事をお奨めします。市販の牛乳で挑戦する方は脂肪分の多い牛乳(3.8とか)を使った方が成功率が上がります。そして我々は魔法は使えないので、文明の利器である冷蔵庫でキンキンに冷やしては振るを繰返してみてください。とても少量ですが出来ると思いますよ。小学生の夏休みの自由研究で実験しましたから成功例はあります!笑

 容器は四角いペットボトル(500ML)がお奨めです。バターを取り出す時はカッターで切ってください。くれぐれも怪我にはお気をつけくださいね。小さなお子様は大人の人に手伝って貰いましょうって言う注意書が出てくるヤツです。

 昔の牛乳の殺菌は単純に火に掛けていました。今はキチンとした施設で殺菌しないと法律的にNGです。ちなみに、搾りたての牛乳は一般的には手に入らないですよ。

⭐⭐⭐⭐⭐


 作者もついつい忘れるショーマの俺TUEEE、、、。ショーマ、ごめんよ。いずれ必ず!!


 次回はみんなの魔法が次の段階に入ります!



 応援して頂けると嬉しいです(^^)

 訪問だけでも大感謝(^^)/


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