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北の陣 第2幕  作者: m
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ギールvsミーナ

「やぁ、皆生きてるか?俺もまだ生きてるぜ!前回はまったくもって恥ずかしいところを見せちまったな… よりによって中央軍の精鋭部隊が退却するところを見せちまうなんて穴があったら舐めたいくらいだぜ!このままおめおめと本陣に帰ったとあっちゃ、このギール様の名が廃る!って事で、俺は第2最前線で南軍が攻めて来るのを待ってそこで一騎打ち合戦を仕掛けて南軍のあの一騎打ちがめちゃくちゃ強かった奴をやっつけようと思う!皆応援よろしく頼むぜ!じゃ、グッバイ!」


「ガチャ」


兵士がギールのいる第2最前線の陣のテントに早足で入って来た…


「ギール副師団長!南軍の奴らがこの陣に攻めて来ました!」


兵士は慌てた様子でそう伝えた。


「おう!第1最前線の連中の仇を討つぞ!皆俺に続けい!」


ギールはテント内でそう叫びテントを出て行った。


「はっ」


テント内にいた数十名の兵士達が敬礼しながらそう言いギールの後に続いてテントを後にした。



ギール達が馬に乗って陣の先頭に着くと南軍は10メートル程先に横一列に陣取りし互いに、にらみ合いをしていた。


「あっ、ギール副師団長ご苦労様です」


この陣の旅団長がギールに気づきそう声をかけてきた。


「やぁ、お疲れさん。何これ?にらみ合いしてんの?」


ギールは旅団長にそう聞いた。


「そうですね… 南軍が到着して奴らすぐに陣を敷いて、それから15分くらいにらみ合ってますね」


旅団長がそう答えた。


(何それ?一騎打ち合戦仕掛ける絶好のチャンスじゃん… ん?待てよ奴らもそう考えてるのか?)


「ちょっと行って来るわ」


ギールはそう言い一騎で南軍の陣の5メートル手前まで迫って行った…


「お前らの中に俺と一騎打ちが出来る勇気のある奴はいるかー!」


ギールが南軍の陣に向かって大声でそう叫んだ。すると南軍の陣の中から叫び声が返って来た。


「ここにいるぞー!」


そう言い南軍の陣の中から一騎飛び出して来た。


(あのシルエットそしてあの長髪、間違えない奴だ… )


「お前の名はなんだー?」


ギールはそう叫んだ。


「南赤星師団!師団長補佐のミーナだー!」


ミーナがそう叫び、ギールの近くまで馬に乗ってやって来た。ギールはミーナの容姿を近くで見て驚いた。


(えっ?どうゆう事だ?おっ、女?あっ!さては、第1最前線の奴ら相手が女だからオッパイとか尻とか触ろうとして殺られたんだな、全く中央軍の奴らはHな奴らが多いなぁ)ギールはそう考えた。


「お前の名はなんだー!」


ミーナがそう叫んだ。


「スペード師団、副師団長のギールだー!」


ギールがそう叫ぶと南軍の陣の兵士達がざわつき始めた…


「おお… あいつがギールか… 中央軍No. 1の猛者… 」


南軍の兵士達のざわつきが止まらない…


「こりぁ、見ものだぞ!南赤星師団のエース… いや南軍で1、2を争う猛者vs中央軍No. 1の猛者なんて一生に一度見れるか見れないかの大勝負じゃないか!」


南軍の兵士達のざわつきがまだ止まらない…


「俺は金を払ってでも見たい勝負だよ!それをタダで見れるなんて!」


おおそうだそうだと言って南軍の兵士達のざわつきが止まらないのでギールとミーナの2人はざわつきを無視する事にした。






















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