同盟国の傭兵部隊
「やぁ、みんなのアイドル、ギール様だ!えっ?あー、はいはい、君の言いたい事は分かっているよ!今南軍の夜襲で忙しいから後でな!じゃ、グッバイ!」
「ガチャ」
ギールが剣を構えた。
「ミーナちゃん久しぶりだな、悪いが誰もウチの師団長のところまで行かせないぜ!」
ギールは剣を構えながらそう言った。
「この人数相手に勝てるとでも思っているのか?しかもココにいるのは南赤星師団の精鋭中の精鋭だぞ?バカだバカだとは思っていたがお前は本物だな」
ミーナが剣を構えながらギールにそう言った。
「はっはっは、それは面白い、燃えて来るぜ!」
( えっ?そうなの?やっ、やっべーよ!精鋭中の精鋭だと?サウス&ミーナ+精鋭中の精鋭… 死んだな俺… これは作者の愚痴を言った天罰か? )
ギールは冷や汗を垂らしそう言った。
「フッフッフッ、あのギールが冷や汗をかいてやがる。さすがのバカでも状況が理解出来て来たみたいだな」
ミーナが微笑みながらそう言った。
「はっはっは、バカな事を言うな、コレは冷や汗ではない!ただ暑いだけだ!」
ギールは冷や汗を垂らしながらそう言った。
「サウス… 俺達がギールの足留めをしてる内に師団長を殺れ」
ミーナはギールに聞こえないよう小声でサウスにそう言った。
「頼んだ」
サウスはギールに聞こえないよう小声でミーナにそう言った。
「何をごちゃごちゃ言っているんだ?」
ギールが剣を構えながらそう言った。その瞬間、ミーナがギールに襲いかかった… ミーナに続いて他の兵もギールに襲いかかった… そしてギールの僅かな隙を突いてサウスがギールを避けスペード師団長の元にやって来た…
「悪いが死んでもらいますよ… 」
サウスがそう言い、スペード師団長に襲いかかった…
「シャキィン、シャキィン、シャキィィン」
剣撃の後、スペード師団長とサウスの2人は間合いをとった…
「さすがスペード師団の頭ですね… あっさり殺せると思っていたがそうはいかないらしい」
サウスが剣を構えながらスペード師団長にそう言った。
「お前こそ、やるじゃないか… 」
スペード師団長がそう言いサウスに斬りかかった…
「シャキィン、シャキィン、シャキィィン」
スペード師団長とサウスが闘い合っている中、ギールは9人を相手に闘っていた…
「シャキィン、シャキィン、シャキィィン」
2人の斬り合いの最中ギールが1人、2人と南赤星師団の精鋭を次々と切り捨てていた…
「シャキィン、シャキィン、シャキィィン」
斬り合いの後、再びスペード師団長とサウスが間合いをとった。
「クソッ!中央軍は化け物か!ギール殿や、あなたみたいな人がいるなんて… 」
サウスが汗を流しながらミーナ達の様子を見てそう吐き捨てた。
「お前の方こそ化け物か?俺とここまで闘える奴なんてそうそういないぞ」
スペード師団長が汗を流しながらサウスにそう言った。
「何故ですか?中央軍はたいした実戦経験もないくせに何故あなた達はそんなに強いのですか?」
サウスがそう聞いた。
「はっはっは、確かに中央軍はたいした実戦経験は無い、だが俺達スペード師団は違う!俺達スペード師団はな、同盟国の傭兵としていろいろな戦をくぐり抜けて来た精鋭部隊だ!それにスペード師団の訓練はギールが指導してるんだ、その意味がお前には分かるよな?」
スペード師団長がそう言った。
「クッ!そうゆう事だったのですね… 道理で… 」
サウスがそう言い、ミーナ達の様子を伺った… ギールはすでに8人を斬り残りはミーナ1人になっていた…
「クッ… 仕方ない… 今日のところはコレで引き上げます… 次こそは必ずあなたたちと決着をつけますよ… 」
サウスはそう言い、ミーナに手で退却のジェスチャーを送って、サウスとミーナの2人は退却して行った… その後しばらくして南赤星師団は全員退却して行ったのだった…




