南赤星師団
「やぁ、元気?俺は元気だぜ!えっ?お前は誰だって?もう名前を言わなくても分かるだろ?俺しかいないでしょ?俺しか!第2幕になってからずーっと俺なんだからさ!えっ?早くロウとかキューイを出せって?まぁ、そんなに慌てなさんなって!下手したら第2幕はずっと俺かもしれないんだからさ!いつの間にか俺が主人公になってた!なんて事がこの小説ではありえるからね!じゃ、グッバイ!」
「ガチャ」
ギールがミーナが持っていた強制終了ボタンがついた短刀を取り上げた。
「こんな物があったなんて… 一体コレを何処で手に入れたんだ?」
ギールは強制終了ボタンのついた短刀を見ながらミーナにそう聞いた。
「フフフ、これは作者から配られた物だ。だいぶ前にネタバレさせたブルって奴がいたからみんなに配られたんだよ。誰かがネタバレしそうになったらそれを押すようにってな」
ミーナが短刀を指差しそう言った。
「なんだと?こんな物俺には配られてないぞ?」
ギールがそう言った。
「お前の短刀をよく見てみろ」
ミーナがそう言った。ギールはそう言われ自分の短刀を見てみると短刀の柄頭にボタンが付いていた…
「いっ、いつの間に… 」
ギールが短刀を見て驚いた。
「そのボタンは始め普通の剣に付けられたんだ… だが普通の剣に付けたら戦う時に気を使うからってみんなが作者に大クレームを言って短刀にそのボタンが付いたんだ」
ミーナがそう説明した。
「なっ、なんで?そんな事、俺全然知らなかったんだけど?」
ギールはそう聞いた。
「作者がお前には言い忘れてたんだろう」
ミーナがそう言った。
「えー!マジかよ!確かにこの短刀は作者から受け取ったけど、そんな大事な事言い忘れるなんてあのヤロウ!」
ギールはそう吐き捨てた。
「フフフ、作者も人間だ、言い忘れる事だってあるだろうよ」
ミーナが微笑みながらそう言った。
「フッ、まぁ、確かにな… まぁ、その件は良しとしよう今さらなんだかんだ言っても仕方ないからな… ところで前回の件についてだが、南赤星師団の名前の由来を教えてくれ」
ギールは短刀をしまいながらそう聞いた。
「しょうがない… 教えてやるか… 俺達の国では赤星の流星群を見たら神が奇跡を起こすというのを聞いた事があるか?」
ミーナがそう聞いた。
「いや、初耳だ」
ギールが腕組みをしてそう答えた。
「そうか… まぁ、そうゆう言い伝えがあってな、それで俺達、南赤星師団が動けば神の奇跡が起こるという事を意味してその名前がついたんだ。軍勢で俺達が走るところを想像すれば分かるだろ?」
ミーナがそう説明した。
「なるほど!だから南赤星師団は赤を基調にした服装をしてたのか!赤星の流星群に見える様に!」
ギールは納得した。
「そうゆう事だ… まぁ、実際はその赤星ってのは隕石が沢山降り注ぐ光景の事を指したモノだがな… だが奇跡は実際に起きている… 信じるか信じないかは人それぞれだが俺達南赤星師団は自分達が奇跡を起こせると信じている… それがどうゆう事かはお前には分かるよな?」
ミーナがそう言った。
「なるほど… 手強い相手になるな… 」
ギールはそう言った。