表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/71

恋愛初級8

  家庭教師のバイトなのに・・・勉強そっちのけでいいのだろうか?

 俺の不安などお構い無しで、女子と付き合ってみよう!?大作戦は開始された。


  翌日


  学校1の情報通から、焼きそばパンで彼女の情報を入手

  (信じられない)


  結衣に教えてもらった美容室で、髪を切った。

  (もちろんお任せコース)


  翌々日


  雑誌掲載の中から、彼女の好みであろう服を選んで買う。

  (自分で服を買うなんて、かなり久しぶり 挙動不審で店員に怪しまれる)


  前日


  あんなに嫌々やっていた作戦だが、案外いやもしかしたら

 かなり彼女好みの男になってるんじゃないかと妙な自信に満ち溢れる。


  これならイケる!どうだ結衣オタクだって、やれば出来るんだ!

 今までとは、違う俺を見て驚け!

 今日は、家庭教師の日じゃないけど・・・お母さん変に思わないかな?

 そんな心配をよそに歓迎され家に入る。


 「ふ~んまぁ見れるようには、なったんじゃない。」


 見れるようになった?そんな程度なのか?もう既に俺は、オシャレ上級者

 になってるはず。


  「結衣ちゃんのおかげだよ。なんか彼女と付き合える気がしてきた。」


  「はっ?何言ってんの?とりあえず見た目は、重要だけど先生まだ

   初級レベルだよ。」


 

  「えっ?まだ初級?」


  俺の自信は!?


  「ここからが、重要なんだからね!先生何年も、女の子とまともに会話

   してないでしょう?もう免疫ないから」


  何も言い返せません。


  「どんなに見た目がよくても、相手がこの人いいなぁって思ってくれなきゃ

   話しかけても逃げられるからね。」

  

  結衣は、本当に中学生なのだろうか?

 確かに女子への免疫は、切れている。

 彼女が、俺に好意を持ってくれるはずもない。

 正直浮かれすぎていた。


  



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ