表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/71

恋愛上級7

  折角のイルカショーも、台無し。喜んでたのは、先生と彼女だけ。

 尾田さんとの待ち合わせの時間まで、お土産を選びながら過ごすことにした。


  先生達の尾行をするのは、止めにした。本来の目的では、無かったけれど

 先生達に会ったことで、変に勘繰られなくて済んだから、CAFEで会えたのは

 よかったのかもしれない。


  ラブリンクラゲのぬいぐるみの前で、悩む圭太。もしかして自分用で悩んじゃってる感じ?

 誰かのお土産?どうだっていいのよ。関係ないし。


  お土産を買って、待ち合わせ場所へ向かう。

 車は、既に到着していた。


  尾田さんが、車から降りて荷物を運んでくれた。


  「楽しめましたか?」


  「えぇ~お陰様で」


  聞きたいことが、沢山あるのよ。車の中は、動く密室

 逃げられないんだからね!覚悟してよね尾田さん!

  

  「尾田さん。どうしてラブリンクラゲの写真先生なんかに

   送ったの~」


  「先生?申し訳ございません結衣様に送信したものとばかり

   思っておりました。」


  絶対嘘。うちのママならまだしも、尾田さんが、そんなミスするなんて

 ありえない


  「いや~それにしても、よく撮れていましたよね。学会で発表したい

   ぐらいの奇跡的な1枚でしたね。」


  データは、尾田さんの手の中に。これ以上騒いだら、いろんなところに

 ばら撒かれる恐れが・・・


  「まぁいいわ。間違いは、誰にでもあるわよね。」


  強く反撃できない。


  「私も、クラゲに興味があるからデータ全部頂戴ね!」


 ウィ~ン 車の自動カーテンが、閉まった。


  「グㇷ・・・ダメだってさ」


  何よ~この仕打ち。絶対許さないんだから~。


  車は、動く密室です。圭太と2人きり。しかもこんなに近距離で。

 圭太は、私の事女と思ってないから平気だよね。

 私はね。ちょっと変な気分だよ。


  「俺寝るから。着いたら起こして。」


  ですよね~。お構いなしですよね~。やっぱり圭太は、

 自由人。


  圭太が、眠りに就いた頃そっとカーテンが開いた。


 「今日の夕食先生も、一緒にお誘いしたらいかがですか?」


 返事も、聞かずすぐカーテンは閉められる。


 何このプレイ?尾田さんにまで、遊ばれてる?





  

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ