表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/71

恋愛上級5

「そろそろ時間だな・・・尾田さん待たせてるんだろ?」


  圭太は、こういうところに気が利く。


  「まだ大丈夫。尾田さんとは、2時間後に待ち合わせだから」


  嬉しそうに見えるのは、まだ水族館にいれるから?それとも・・・


  「ねぇ。喉渇いたから、お茶しない?」


   少し強引に2階のCAFEへ連行する。

  席に案内されるのを待つ。

  1番奥の窓際の席は、予約済み。ここから見る海は

  素晴らしいの。それにもう1つのお楽しみは・・・


  「あぁ。いたいた捜したよ~。」


  聞き覚えのある声に振り返る。そこには、先生と彼女の姿が!

 忘れてた。この水族館には、先生達も来てたんだ。


  「4名様で、よろしいですか?」


  「はい。」


  予約は、2名だったのに

  嫌とは、言えない状況なのです。


  「何で、ここが分かったの?」


  小声で、先生に問いかける。


  「尾田さんに聞いて。来てるなら教えろよ。」


  尾田さんに口止めするの忘れてた。


  奥の席に4人で座る。目の前には、ご機嫌な2人

 私と圭太は、気まずい雰囲気。


  「従弟の圭太と教え子の結衣ちゃん。こちらは、俺の

   彼女の城崎美緒さん」


  いきなり自己紹介を始めたが、よ~く存じております

 血液型から、趣味までなんて言えない。


  「初めまして、結衣ちゃんに会えるの楽しみにしてたの。」


  優しく微笑む城崎美緒。この人本当に性格よさそう。


  「初めまして、中山結衣です。」


  他に何話せばいいの~!

  そうだいい話題が、ある。


  「ここから見る海最高なんですよ。もうすぐイルカショーも

   始まるし、すごく得した気分ですよね~。」


   そうこの席からは、イルカショーを見ることが出来る。

  絶好の穴場なのだ。

  圭太に観て欲しくて、予約しておいたのに。


   「そんなことより。お前ら、ラブリンクラゲ羨まし過ぎ」


   えっ?何で、先生知ってるの?


   「私達も、見たんだけれど触手のふれあいだけで・・・

    2人みたいなハートが見れたらよかったのにねー。」


   残念そうに話す2人。どうしてこんなに詳しく知ってるの?


   「これで、圭太も結婚かぁ~」


   「はぁ?」


   「はぁ?って、お前もしかして何も知らずにラブリンクラゲ見た

    のかよ。」


    知らずに見ましたけど何か?


   「ラブリンクラゲのハートを見たカップルは、結ばれる運命で

    結ばれなかったカップルは、不幸になるって有名だろ?」


   

 


  

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ