恋愛中級12
ぜ~ったい奴の思い通りになんて、させないんだから!!
「ところで・・・ママは、どうして家でこの話題を出さなかったの
かしら?直接言えば、いいと思わない?」
毎日会うしいくらでも、話し合い出来る時間はあったはず。
「そりゃママさんだって、娘の初恋をこんな形で終わらせたくなかった
はずやで!でも・・・結衣ちゃん言っても信じんやろ?」
確かに、奴がこんな外道だったとは信じられないかもしれない。
ママ・・・こんなの初恋じゃないよ~!
「ねぇ江口さん私・・・失恋したんだと思う?」
「そやなぁ・・・特殊ではあるけれどあいつのこと好きやったんなら」
好きなはずないじゃない!只の練習相手だったんだから!
私が失恋だなんて・・・
「初恋が、あんな奴やったんはほんま気の毒やけど・・・
目の前には、こんなええ男もいてるし結衣ちゃんなら
いくらでも、恋愛できるがな」
「そうね。好きな相手じゃなかったけど・・・失恋は、いい勉強に
なったわ。次恋愛するときは、ちゃんと男を見る目養わないとね」
私を手に入れられない事。後悔すればいいんだわ
「関さんって、うちの顧問弁護士なの?」
「いや・・・確か関さんの奥さんと結衣ちゃんママが、お友達
みたいやで」
「そう。良かったぁ~私が将来、会社経営したら関さんに
顧問弁護士になってもらうことに決めたの。江口さんも・・・
探偵になれなかったら、家で働いたらいいわ」
「そりゃおおきに。でも急にどうしたんや?えらい乗り気になって
失恋から、立ち直るの早すぎて心配やわ」
「失恋は、女を成長させるのよ。うちのパパはね~お金の亡者なのよ
損することが、大嫌いでね。そんなパパを尊敬してるの
つまり私の成績を下げようとする奴を許す訳にはいかないのよ」
「そやな・・・間違ってへんけど。間違ってへんと思いたいけど
何かが、違う気するんは気のせいやろか?」
さぁこれから、忙しくなるわ~パパ・ママ見ていてね!宝は
我が社で、頂くわ
「江口さん頼りにしてるわ。よろしくね!あっそれと
関西弁もう少し勉強したほうが、いいよ」
「結衣ちゃん・・・?君は、本当に中学生なんか?」