恋愛初級3
家庭教師のバイトは、はっきり言ってオイシイ
ただ中学生それも女子となると いろいろ条件が厳しくなる。
恐るべき思春期と言うやつだ。まぁこの子なら、いい関係を作れそうだ。
母親とも、気が合うしその上時給もかなりいいからこれで
念願のフィギアも入手可能になった。
結衣ちゃんとの会話も、そこそこに早速勉強開始
「結衣ちゃんって呼んでいいかな?早速だけど、これ僕が作った
問題集 これやっとけば、次の期末楽勝だと思うよ。」
机に向かう結衣に差し出す。
「先生・・・私成績いいから、家庭教師必要ないんだよね~。」
えっ?俺のこと全否定
「この前のテストは、わざと成績落としたの」
これが、あの有名な反抗期と言うやつなのか?
「そっか、誰かを困らせたかった?まぁ僕には、関係ないよ。」
いや待て、成績が上がらなければつまり俺はクビになるってことだよな・・・
それは、非常に不味い。限定フィギアだぞ!
我が家にお迎え出来なくなるじゃないか!!
ここは、何とか成績を上げる方向に話を持っていかないと
ご機嫌をとればいいのかな?
ゆいちゃ~ん・・・
俺には、無理っす。