恋愛中級2
頭の中が、お花畑の先生は例の彼女と
毎日土曜日のデート?のことで盛り上がっているみたいだ。
あの先生にしたら、すごい進歩だと思う。
ちゃんと会話になっているのか、怪しいけれど・・・
今ままで、何人も浮かれた男女を見てきたけれど。恋愛そのものに
魅力を感じることは、なかった。
どこか、冷めているのかもしれない。
好きな人がいないことに焦りを感じたこともない。
ただ、多少の憧れは、あったけど・・・
私の恋愛に対する憧れは、去年打ち砕かれたのだ。
先生の恋が、上手くいけばいいと思っている。先生が救われることで
、私も救われる気がするからだ。
デート当日
ふぁ~ああ。よく寝たぁ!今日も元気一杯。折角の休日も、勉強しか
することがない・・・受験生って、辛い。
友達が、居ないわけじゃないのよ~。みんなデートで、忙しいんだとさ。
楽しみが、先生からの報告を待つだけだなんて・・・
あっそう言えば、先生代理が来るんだった。
期待していいらしいけど・・・先生の従弟じゃね~。
そもそも、イケメン指定なのは私の為じゃないのよ。
イケメンだとおやつが、グレードアップするから。
先生は、映画観始めた頃かなぁ~。
物思いに耽っていると部屋が、ノックされた。
ママ?先生代理が、来たのかな?さて、退屈しのぎになって
くれるのかしら?
ドアを開けるとそこには、見覚えのある人物の姿が
「結衣ちゃま~!」
「加代ちゃん!?どうしたの?今日ママ居るけど・・・」
手を取り合い喜び合う2人の少女とババ・・・熟女。
「お嬢様は、急なお仕事ができて。私が、留守を任されました。
ところで、結衣ちゃまこの男性は、本当に家庭教師の先生ですか?」
確認を取る前に加代ちゃんは、背の高いかなりのイケメンを
連れて来た。加代ちゃんらしいと結衣は、思った。
ストーカーとかなら、大変なところだけど・・・
どことなく先生に似たところがあるし、先生代理で間違いなさそう。
「そうなの加代ちゃんこの方は、私の家庭教師の従弟さんで今日は
代理で、勉強見てくれるのよ。」
「そうでしたか・・・でも、加代は心配でございます。
この様な男様と結衣ちゃまが、2人きりだなんて!」
そんな、怪しい関係じゃないから・・・
かなりのイケメンとは、思ったけれど
世間一般論であって、私の好みじゃないから大丈夫!
「心配しなくても、大丈夫ですよ。僕には、ちゃんと彼女もいますし
中学生の子供に恋愛感情なんて、少しもありませんから」
先生代理は、爽やかな笑顔で答えた。加代の顔が、赤くなったのを
結衣は、見逃さなかった。
こいつ、熟女キラーだわ。