恋愛中級1
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「はい?」
「し・・・師匠~大変なんだ!」
市長?
こんな時間に間違い電話?市でなにかが起こった??
「えっ?」
「俺だよ。俺。」
今度は、オレオレ詐欺か?
「オレオレくん何の御用でしょう?」
まだ頭は、寝ている状態なので何を言って
いるのか自分でも、よく分からない。
「もしかして・・・寝てた?」
もしかしなくても、寝てたよ。
「早! やっぱ子供だなぁ~」
「あのね。私は、寝たいときに寝るの!
子供とか大人とか関係ないから!」
怒鳴ったら、目が覚めた。
「ごめん!そんなことより師匠。彼女からメールが、来て
来週の土曜日に映画に誘われたんだよ。今メールの下書き
してて、返事に困って・・・」
困って、私に相談ね。
「予定が、ないならOKしたら?何か問題でもあるの?」
「そうなんだけど・・・何時からの映画にしたらいい?
何か、いろいろ考えてたら訳分からなくなって・・・」
デートって、大変なのね。
「先生の好きな時間で、いいんじゃない?彼女に提案して聞いてみれば?」
「そうか・・・じゃぁ朝1の9時からのやつでいいかな?」
小学生か!
「ちょっと待ってよ先生 9時からもいいけど・・・女の人は
いろいろと準備があるものなの! それに彼女低血圧かもしれないし
朝1は、無理」
「さすが、師匠。わかったよ。じゃぁ服装は?今日みたいなので
いいんだよな?」
「先生の好きな格好で、行けばいいんだよ。メガネしたかったら
かけて行けばいいし。リュックで行きたいなら、行けばいいよ。」
本当の自分を取り戻すチャンスなんだから。
「何か・・・師匠冷たい気がする。」
「彼女返事待ってるよ。返信遅いと不安にさせるから、早く送って!
先生なら、もう大丈夫だよ。報告待ってるから。あっ来週は、家庭教師
お休みしていいからね。」
「それなら、大丈夫。約束だっただろう?イケメンの家庭教師
代わり頼んでおいたから、期待してていいよ。勉強頑張れよ。」
「はいはい。頑張りま~す。」
恋愛って、めんどくさ~い!!何が、楽しいの?
そもそも デートって、楽しいの?
映画かぁ・・・私も行きたいけど・・・
まぁ今回は、家で大人しく勉強してろってことだよね。
ふぁ~眠い。早く愛しいお布団で寝なくちゃ。




