恋愛初級2
おしゃれカフェで、お茶するなんて何年ぶりのことだろう。
目の前には、憧れの彼女ではなく名前も知らない女子が・・・
さっきまで、会話が弾んでたのにいざ改まって目の前に
座ると何を話していいのかわからない。
俺にしたら、こうやって女子とお茶するなんてあり得ない
くらいの進歩なのだけれど・・・
何故こんなことになってしまったんだろう?
俺・・・確か家庭教師のはずなんだけど・・・
3日前
「ゆきとくんに全てお任せします。よろしくね。」
お母さん相変わらず美人だなぁ~!
知り合いじゃなければ、昼ドラ並の禁断の恋が始まるところだ。
しばらくの談笑の後学校から、帰って来た俺の生徒がリビング
に入って来た。
「結衣ちゃんこちら、瀬戸 志人先生今日から
家庭教師として来てもらうことになったから」
「瀬戸です。よろしく」
想像していたより真面目そうで、可愛いじゃないか
今どきの女子中学生だから、身構えてたけど・・・
「よろしくお願いします。」
笑顔も可愛い。
緊張させない為にも、何か共通の話題が欲しいところだ。
勉強よりまずは、お互いの信頼関係を築くべきかな!?
そういえば、俺・・・女の子教えたことない!!!
早速勉強の為結衣ちゃんの部屋へ2階の1番日当たりのいい
部屋らしいけど。