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恋愛初級19

  「1人で、観に行っても大丈夫だけど・・・

   もし、城崎さんが嫌じゃなければ・・・俺と観に行かない?」



  「・・・」



  何?この沈黙・・・。ダメ元が、本当にダメになったのか?

 城崎さん何か、困った表情してるし。


  「ごめん! タルトが、口の中でモゴモゴしてて・・・

   瀬戸くん本当に一緒に観に行ってくれるの?」


  神様ありがとうございます。いや結衣にお礼を言うべきなのか?

 あの城崎さんと知り合いになれただけじゃなく映画にまで行けそうです。



  「ちょうど貰ったチケットが、2枚あって行けそうな人捜してたから」


  捜してたのは、本当だけどオタク仲間と行くしかなかったはずの

 チケット。今プレミアの価値が付きましたぁー!  


  「よかったぁ~1人じゃちょっと不安だったの」


  城崎さんにこんなに喜んでもらえるなんて、もちろん映画の事だって

 分かっているけれど・・・すごく幸せを感じる。


  なんだか、胸が温かい。人を好きになるってこんな感じだったんだ。


  しばらく談笑した後。城崎さんとメアドを交換した。

 手が、震えた。心の声が、聞こえてしまいそうなくらい興奮した。


  『ヤッター!!!』


  本人から、メアドgetしました!

 俺の魂は、今踊り狂っているに違いない。


  おしゃれカフェを出て、彼女を家の近くまで送った。


  「今日は、ありがとう。瀬戸くんまたね。」


  「こちらこそ、ありがとう。また・・・」


  名残惜しいが、彼女を見送る。

 何なんだ。このキュンとする胸の痛みは?

 またね・・・また会える。それも、学校以外で。

 奇跡が、起きたんだ。こんな俺にも奇跡がぁ~


  そうだ。結衣に報告しなければ!あいつ驚くだろうなぁ~

 あっでも、成功したら結衣のこと『先生』って呼ばないといけないんだっけ?


 そんなことは、もうどうでもいい。足取り軽く結衣の家へと向かった。



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