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恋愛初級17

  近くにカフェがあると言うので、彼女とカフェへ向かう。

 緊張のあまり右手と右足が、なんて歩き方にはならなかった。

 本当に自然と前々からの知り合いだった様な居心地のよい距離感だ。


  「持つよ」

  「ありがとう」


  彼女の買った漫画をさりげなく持つことが出来た。

 結衣が、言うには「持とうか?」とか聞かれるよりポイントが

 高いらしい・・・


  会話もそこそこにおしゃれなCAFEに着いた。

 中に入ると白を基調とした女子が、好きそうな内装になっていた。

 半個室が、ありがたい。

 完全個室だと窒息死してしまいそうだ(俺だけかもしれないが)


  彼女は、店の店員と顔なじみのようだった。

 行きつけの店といったところか?

 

  愛想のいい店員さんに案内された席に座る。

 何か、話したほうがいいのか?

 先程までは、スムーズに話せてたじゃないか!

 いざ改まって、彼女を目の前にすると何から話していいのか

 分からなくなる。


  「瀬戸くんは、甘い物好き?ここのケーキ美味しいよ」


  へ~ケーキが美味しいお店なのか、メニューを確認する。

 彼女・・・今・・・確かに俺の名前言ったよな??

 自己紹介も、まだしていないはず。俺は、彼女の名前を知らない。

 どういう事なんだ?


  不思議がる俺に気付いたのか、彼女がメガネとマスクを外す。


  「ごめんなさい。急に馴れ馴れしかったかな?化粧してないから

   恥ずかしいんだけど・・・」


  照れながら、話す彼女に目が釘づけになる。

 俺の目の前には、憧れの女子。城崎 美緒その人の姿が!!


  「しっ・・・城崎さん!」


  「瀬戸くん声が、大きいよ」


  そりゃ声だって、大きくなるよ~

 何が何だか、分からない。

 これも、ビギナーズラック?

 それとも、俺騙されてる?

 

  

 

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