恋愛初級12
「結衣ちゃん何か、話しが違うよね?知り合いになるだけじゃなかったっけ?」
知り合いになるのとお茶するのとじゃ雲泥の差が、あるんだよ!
「せっかく知り合いになるんだから、お茶くらいしてきなよ。」
いやいや・・・コンビに行ったついでにお菓子買うのとは、訳が違うよね?
「まぁ騙されたと思って、私の指示通りにすればいいから
はいこれに目を通しておいて下さいね!」
手渡されたA4サイズの用紙には、びっしりと結衣の考えた
プランが、書き込んであった。(5枚分も)
「さっ練習練習・練習あるのみいつもの想像力で、
私を彼女だと思いなさいな!」
いつものって、俺の想像力がどんなものか分かってて言ってるんだろうなあ?
出会いは、シンプルにでも彼女の心に残る様に・・・
女性は、運命的な出会いを待ち望んでいる。
記憶に残る出会いの為に彼女の行きつけのお店に行ってみよう。
共通の話題で、盛り上がろう。
2人で、オシャレなCAFEに行ってみよう。
*ちなみに 女性を付け回すのは、スト-カー行為だからね!
注意書きに続き俺の行動パターンまで、指示してある。
「先生は、顔見知りだから声もかけやすいでしょ?」
これって、全て彼女が俺を気に入ってくれてないと成立しないよね?
「無理 無理無理。相手は、別世界の住人だって話しただろ?」
「無理じゃないんだなぁ~私をFULL活用すれば、楽勝なのだよ。」
結衣を活用???だからその自信は、どこからなんだ?
「彼女は、明日99%の確率である場所に現れる。先生はその場所で
彼女を待つそうして私を活用すれば、会話もお茶も出来るって計算なの」
そんな情報どこから・・・あぁ俺が仕入れた情報か。
俺が仕入れた情報を元にこれだけの行動パターンを考えるとは
只者じゃないな!