恋愛初級10
「あぁぁ~ほんとつまんない!まぁそんなんじゃ恋愛なんて
一生できないね。」
容赦なく槍が、突き刺さる。俺にバリア機能は備わってない。
ダイレクトで、突き刺さる。ガラスのハートは粉々寸前
「こんなチャンス2度と来ないかもしれないのに~
先生きっと後悔して生きて行くんだろうね。」
今更後悔することなんて・・・中学生にまで馬鹿にされ
これ以上後悔することが、あったとしてそれがどうしたって言うんだい?
「後悔したとしても、今まで後悔して来てるから何も変わらないよ
俺の心配は、しなくていいよ。」
今までと何ら変わらない生活をして行くだけだ。
「だったら、当たって砕けてボロボロになっても大丈夫でしょ?
オタク魂私に見せてよ。」
ボロボロになるの期待してるよね!?
反面教師にするつもりなのか・・・
どうして結衣は、こんなに俺の恋に協力的なんだ?
もしかして、恋愛にトラウマでもあるんじゃないのか・・・
俺に恋愛させることで何かを確信したいんじゃ!?
「結衣ちゃんは・・・何でそんなに俺に協力してくれるの?」
暇だから以外の答えを聞かせて欲しい。
「知りたい?全て話すのは、先生が私の言う通りにしてくれたらね。」
この子は、何か隠している今確信が持てた。少なくとも俺の
行動パターンから思考までかなり詳しく知った上で、挑発してきている。
どういう事だ?このモヤモヤした気持ち・・・
何かが、引っかかって頭から離れない。