夢の中の真実 2
まっくら
あんしんする
おかあさんにあえる
「ルナ」
ノアの声?
「私を覚えてる?」
違う、お母さんだ。
「そう。ねぇ、お母さんの名前は?」
…名前?
「そう。名前。」
…名前は…
「 」
そうだ。
あぁ…そうなんだ…
「ルナ」
ティム?
「俺を覚えてないのか?」
なんだぁ、お父さんかぁ…
「そう!なぁ、俺の名前、覚えてるか?」
…名前…
「そう。名前。」
…名前は…
「 」
そうだ。
あぁ…そうなんだ…
ねぇ、どうして私は、この世界に居るの?
お父さんとお母さんの元には、戻れないの?
「これは、あなたの夢だから。」
夢?
「だから、いつか目覚めるさ。」
それは、いつ?
「儀式が、終わったらね。」
儀式?
「祭。あるだろ?」
祭…
…あぁ。私がこっちにいられるのは…
ねぇ。お母さんの名前は?――
――ノア。
なぁ、俺の名前、覚えてるか?――
――ティム。
「―――――っ!!!」
自分の体温で暖かくなったベッド。
この感覚は、本物だ。本物のはずなのに、不安定だ。
さっきの夢で、わかったことがいくつかあった。
私は明日、“こっち”から消える。
正確に言えば、“目が覚める”
こっちの人から私の記憶は消えて、私がいた跡はなくなって。
―――もとから、居なかったんだもんね。
私に刻まれた、今までの記憶も、全部、あるはずのないものなんだ。
でも…淋しくない。哀しくない。だって
「お母さんと、お父さんに会える…」
布団に顔をうずめて、笑った。幸せだった。
でも…
なんで涙が出るの?
更新遅くなりました(汗
やっと真実2まで書けた…
あ。やっべ。最後どうやって終わらせるか忘れちゃった…(笑
まぁなんとかしますけどw(あたりまえ