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my dream  作者: きなこ
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第一章





「ん〜……?」

バサッ!!

いきなり布団をはぎ取られ、12月の寒さが私を襲った。

「おーい!ルナ!いつまで寝てる気だ!?」

「「誰か」」の声に気がつき、

その「「誰か」」を確認するため、私は上を見た。

「あ・・・・・。」

目の前に、と、言うより視界いっぱいに、怒った顔が広がった。

「おはよー。ノア。」

ノアと呼ばれたその少女は、寝ぼけた声にのせられて

「おはよー。……」

と、我にかえり

「……じゃなくて!!起きろ!!!!」

「はい!!!」

瞬時に起きあがり、周りを見回す。もう明るい。

「……朝?」

怒った顔が呆れた顔になるのを見ながらルナは立ち上がってのびをする。

「朝?とんでもない。」

と、言いながら時計を指差す。

時計は11時37分をさしていた。

何が言いたいのかわからないようなので、ヒントをあたえてみる。

「ルナ、今日が何の日か忘れたの?」

しばらく考え込むと、何か思いついたように手を合わせる。

「今日……何日???」

その『わかっていない』答えに肩を落とし、いらついたように早口で言った。

「12月17日だよ!!!{フィオレス祭}の前日!そして、俺らは今回も主役だ!…で、今回も主役の集まりはあるんだ。……何が言いたいかわかったか?」

ルナはそれでもしばらく考えて、

「あ…。」

とだけ言った。

よく見れば,(よく見なくても)ノアは、祭り用の衣装を着ている。

腕を組んで、そのあたりにあったいすに座るノア。

「わかった?」

と言う。その言葉にうなずいて、

「遅刻?」

「セーフ。今回は遅刻じゃない」

その言葉に思い当たることがあるらしく、舌をちょっと出してみせる。

「あれは仕方がなかったの!2日連続だったし……次の日起きられないのも、わかってよ。」

その言葉にノアは怒った。

「仕方なくない!あの日、俺は『明日もあるから早く帰ろう。』って言った。でも、おまえは…」

「『まだ帰りたくないー』って、我儘言って寝坊して主役がいなくて、祭りは延期。隣に住んでるノアが起こさなかった。ノアのせいだってことになって、ノアもいっしょに怒られて…。」

「そう!普通の人間に怒られるならまだいい!でもあの時俺を怒ったのは、あのノーガだぞ!?あの爺。俺の時は3時間なのにティムは30分だぞ!?30分!あいつ…。……ひいきしやがって。だいたいな、あいつがちょーっと俺よりかっこよくて髪さらさらで男のくせに笑顔がかわいくてきゅーんって…なっちゃうからってなぁ!?………」

「ノア」

ノアの暴走を少しでも止められればと,言葉をかけた。

「?」

「完全に負けてるじゃん。」

……が、逆効果だった。

顔を染めたように真っ赤にして、「ぎゃくこうか」を全身で表していた。

「逆効果」のせいでもあり、このあと延々とノアの愚痴大会は開かれるのだった。

「…だいたいあいつ、俺がちょっとあいつん家の果物食っただけで怒るし!それでその後あいつ俺の畑荒らしやがって…だから俺もやり返しただけなのになんで俺が怒られなきゃならねえんだよ!?んなヒドイ話があるかっての。………」

それからノアは愚痴って愚痴って愚痴りまくって、ついでにほかの人間のことも愚痴った…その後、2時間は愚痴大会が繰り広げられた。

そろそろルナも聞き飽きてくるころ。

「んで、俺が、『俺はお前みたいなおばさん嫌いなんだ!!』…つったんだ。そしたらあいつ

『まぁ!おば…!?私に向かってそんな口の聞き方…………とにかく、私のお屋敷、壊した分は働いてもらいますからね』

…とか言うんだ!信じられるか!?そのあとあんなでっかい屋敷の掃除やらされてっあぁー!もう!おばさんおばさんっ婆っいやむしろクソ婆!鬼婆ッ!………やばい。もう2時過ぎてる。…何してんだ。ほら、今回は去年遅刻した奴がいるから3時までに着きゃセーフってことににしてもらってるんだから、行くぞ!」



……?



ノアの長話の最後についた言葉に、ひっかかるものがあった。ルナはすぐに聞き返した。

「………え?…3時…?」

やっと気がついた時には、もう庭にノアが見えた。

ルナはその後を急いで追いかけた。




























ノアの足は速いんですよ。ええとっても。(何

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