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my dream  作者: きなこ
14/21

第十二章



「はぁ〜…そういうことですか。…わかった。俺は先に行く」

足音が聞こえる。どうやら本当に先に行ったようだ。何がわかったというのか?と思って、腑に落ちない様子でもう一度問いかける。

「・・・ティム?」

「・・・・・・・・・・・」

返事がないのを確認してノアは恐る恐る扉を開けた。ティムの姿はそこにはなかった。

「・・・ふぅ…」

油断して一歩外に出た 


瞬間。

「ひゃわうっ!?」

「…ノア」

横からいきなり抱きつかれた。しかもこの声はまぎれもなくティムの声。

「…は?え?…だ、騙したんだなっ!そうなんだな!?」

「…そうだよ」

耳に掛かる息が熱くて、そこに愛しい人がいることを証明している。

「こうでもしなきゃ、逃げてた…だろ?」

「うっ……あ、あたりまえだろ!?っはなせ!!」

(顔が、熱い…)

しばらくあがいたが離してくれそうにないのであきらめると、少しだけ腕の力がゆるんだ。

「俺のこと、好きなんだ?…違う?」

「―――っ!!」

(違う…なんて、言えるかっ!)

「違わないの?」

どうやら答えるまで離してくれる気はないらしい。

こうなると、手段は1つしかない。

「ティム…あのね?」

心臓が五月蝿い。自分の物じゃないみたい。

「……わ、私は…」

「ん?」

「私…ティムのこと…」

今は向かい合わせに抱きしめられている…否、捕まえられているため、この状況では相手の顔がよく見えて、すごく恥ずかしかった。

「私はっ」


気まずい沈黙が流れる。


「ティムなんか、大っ嫌い!!」

思いっきり叫ぶと、ティムは少したじろぎ腕の力が弱まる。

(今だっ!)

タイミングを見計らって腕から抜け出すと、誰も追いつけないほどのスピードで走っていった。

ティムは慌てて後を追うが、ノアに追いつくものなどいるはずがなく、すぐに距離を広げられてしまった。

「ノア!!」

一応叫んでから、ひとつため息をつく。

しかしそのため息は誰かの物と重なった。驚いて振り向くと、そこには先に行ったはずのルナの姿があった。

「あーあ。逃げられちゃいましたね♪」

どこか楽しそうな響きが嫌味っぽい。

「ルナちゃん?先に行ったんじゃ…?」

(と、言うか………見られた?)

「あ、…私はコレを…」

そう言って差し出した手に置かれていたのは、一通の手紙。アレイ宛の手紙だった。開けた跡がある。

「アレイさん…じゃなかった…お母さんがティムに渡して…と言っていたので持ってきたんですよ〜♪」

内容は簡単に想像できた。裏を見れば、思ったとおり父から。

(やっぱり)

内容は、簡単に言えば“用事が済んだなら早く帰ってこい”というものだった。

「まったく…帰らないし帰さないって」

ため息をついて、ティムは手紙を破り捨てた。

「…と、いうか。」

ルナはそっぽを向いている。

「ルナちゃん?」

にこっと笑っているティムの顔はどこか怖い。

「な、なんですかぁ〜?」

ルナはあくまでとぼけるつもりらしい。

「なんでこんな所にいるのかな?…用事、手紙のことだけじゃないよね?」

「あはは…バレちゃいました?」

ルナは苦笑を浮かべながら言った。

「バレバレ。」

ティムはまだ笑ってはいるが……黒い。笑顔が怖いほど恐ろしく黒いオーラを漂わせている。おまけにほんの少しだけ頬が赤い。

「私、ティムのこと好きだったんですよ。…でも、なんか、いつからか“違う”って思ったんです。」

「……」

「恋愛感情じゃないなっ……て。何て言うのかなぁ…?…う〜ん・・・とにかく、恋愛感情じゃないって思ったんです。・・・・そうしたら、なんか、ノアが…恋をしてるなって…わかったんですよ。」

ルナはにこっと微笑んで、ティムを見つめる。

「!!」

ティムは、『恋』という単語に過剰に反応した。

「…………ティムは……ノアが好きでしょう?」

ルナの唐突な発言に、流石のティムも驚いた。

「ッッ!!!…それは…その…」

ルナは穏やかに、けれど楽しそうに笑っている。一方ティムは、慌てて顔を少し赤く染めた。

「……ああ。好きだ…///」

照れながらも、はっきり言う。本当に好きなんだ…と、ルナは思った。誰が見ても思っただろう。その幸せそうな笑顔は、周りをも幸せにするような、綺麗な笑顔だった。




















ルナ子悪魔vv

理由はなし☆

つか久々に書いたらキャラとか設定とか変わっちゃってます(汗

どこか矛盾を感じたらすぐご連絡を(汗


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