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my dream  作者: きなこ
12/21

懐かしい歌



その夜、ルナは夢を見た。ちゃんと言えば、“その夜も”

いつもの、アノ夢。

「あなたは誰?」

“アノ”夢だった。

「ねぇ、誰なの?」

(ここはどこ?暗い・・・怖い・・・)

聞こえる音といえば、なぜか懐かしい、あの歌だけ。

(私はこの歌を知っている・・・?)

そう考えた時、音がやみ、歌っていた女と、綺麗な音を奏でていた男が振り向いた。

「「知っているはず」」

二人は同時にそう言った。

聞き覚えのある…なんて遠いものじゃない。

もっとずっと身近にある声で…








次の日。

ルナが目を覚ますとあたりはまだ暗く、日も昇っていなかった。

毛布がないと肌寒いのでルナは一度布団のなかにもぐりこんだ。

「・・・。あの夢・・・」

見るたびに夢の中の人物に近くなっていくのに、朝になって目覚めると忘れてしまう。

かすかに残っているのは”懐かしい”という感情だけ。

(なんだったんだろう・・・懐かしい・・・というより、安心する。)

ルナは不思議な感情に包まれながら、今日は祭りの本番だと思い出した。



衣装を着て玄関まで行くと、扉と床の隙間に手紙が置いてあるのに気がついた。

(?)

手紙を裏返すと、差出人の名前が書いてあった。

「ティムから…?」

なんだろう?などと呟きつつ封筒を開けると、昨日聞きそびれた祭りの説明や注意事項など…つまり、オーガの話の内容が書かれていた。

「うっわぁ…全部、書いてくれたのかな…?」

正直、読むのもめんどくさくなるくらい長い文章だった。

しかし、ちゃんと読んでみれば、とてもわかりやすく書いてあって、ルナにはちょうど良かった。




小1時間費やして説明書を読んだ後、思いっきり伸びをした。

「・・・よし。・・・・そろそろ行こう。」
































夢だけにしたかったんだけど、

短すぎて駄目だって。

だから朝の話を入れてみた。

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