表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独立防衛隊 「SMELLS」 加齢臭でエイリアンから日本を守る男達と変態?美人隊長の戦い  作者: 宮本海人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/86

第72話 地底文明の謎

「彼女が追われている理由については、他にもいろいろあるかも知れんな。」


「と言いますと?」

「彼女の白いボディスーツじゃが、あれはとんでもない優れものじゃ。研究所の科学者曰く、抗菌、防臭、防虫はもちろん、放射線や電磁波も防ぐ効果があるようじゃ。まあ、ちょっとした宇宙服みたいなものだな。つまり、彼女は地底では地上にはない優れた科学技術の元で暮らしていたんじゃ。それも、遥か昔からな。」


「そうすると、日本にはずっと昔から、地底に地上とは全く異なる高度な文明があったということですか?」

「そうかもな。さて、それが地底に住むことを決めた人々が自ら築いたものか、それとも他の世界の誰かが教えたのか。」


「ええっ、それって宇宙人てこと。」


「それも、けして除外出来ないだろう。

彼らは、地底で如何にして高度な生活を送ってきたのか。エネルギーは食糧、医療は?」


「人間は自ら築いた文明は最高だと信じてきた。しかし、地上より優れた文明が地底に存在する。

もしかしたら、未知のフリーエネルギーや万能薬もあるかも知れん。

これには都合が悪い奴らもおるだろうし、その知恵を悪用しようとする奴もおるじゃろう。

彼女はそんな連中にとっては、どうしても世に知られてはならないもの、もしくは我が物にしたい宝物に見えるかもな。」


「でも?、そんな凄い文明や科学技術を持っているのに、どうして彼らは地上世界を侵略しようとしなかったんでしょう?

そんなの簡単に出来たと思いますが。」


「春二郎。侵略、征服、支配、管理、地上の歴史はそんなことの繰り返しじゃ。

まあ、そんな地上のくだらん争いには、関わりたく無かったのかも知れんし。

もともとそんな発想の無い人々なのかもな。彼らに知識を授けた者の教えかも知れぬ。」


「ええっ、それっていい宇宙人ってこと?」

「まあ、人間もいろいろ。宇宙人もいろいろってこともあるじゃろ。」



「彼女は、怯えているのかずっと黙っていてご飯も食べんのじゃ。とにかく、少しずつでも心を開いて元気になってくれたら良いのだが。」


「50年も前の出来事だし。しろちゃん本人だとしたら、まだ覚えてくれてるのか不安です。俺もうすっかりこんなおじさんだし。

でも、ちょっとでも彼女が幸せになる手伝いを出来たら嬉しいです。」



「これは、ただのわしの女の勘だがな。

しろちゃんは、ひろしのことを忘れておらん、、、と思うぞ。たぶんな。」


「ふふっ。全く罪な男よ。ひろしくん。」











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ