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唯一の願い  作者: 京極
8/14

友の子

山無し落ち無し意味も無し

起承転結全てなしそんな駄作を生み出すことしか出来ない駄作者のただの性癖暴露


それてもよけりゃ、見てっておくりゃんせ


行ってらっしゃい

(*ノ゜Д゜)

 

 現在、私は、友人のご夫婦の武勇伝やどんな人だったのかをレネ達から語り聞かせてもらいながら歩いている


 [私もレネも、子供が産声を上げる前に亡くてしまってなそれからストレスで子供が出来ない体質に成ってしまって二人揃って元妻達に出来損ないの欠陥品と言われてしまったよ]


 [親友達も同時期に産まれたそうなんだが夫婦共々亡くなったそうなんだ]


 [子供達が生きていれば君ぐらいでな、まる自分の子供と出歩いてるようで楽しくてなぁ]


 [そうだ、君の誕生日と年齢を聞いても?]


「九月八日の十才です」


 [本当に同い年K(グウゥ~~) ……はは、お腹空いたな]


 年齢を聞かれたその後に何故かお腹が減ったなと言われ私には、何の事だかさっぱり解らない


 ぇ、お腹?

 突然何の話を為さってるのですか


 [すまん。今のは、俺の腹の虫だ]


 [何か食べたいもの有るか( カハッ、助けッ)?]


「ん?、すみません席を外します」


 [あっ、何処にッ!!]


 [追うぞッ!!]


 先ほどの声の主は、おそらくが子どもが溺れていた橋近くの道路だろうと推測しそこに向かってなりふりか舞わず全力で走り抜けるとそこには、車道に投げ出された自身とあまり変わらない少年がいた


 何かに引かれて仕舞う前に何とかせねばなりません

 あの方を抱え込んだ状態で勢いを止める事は、出来ないので歩道に飛び込むしかないですね


 このままの勢で

 掬い上げるようにッ!!


「うぁ!、……え?」


「もう大丈夫ですよ、目を開けて下さい」


「……カエデ、綺麗」


「え?」


 少年を抱えて歩道に飛込もう大丈夫と声をかけると少年が大きな青い眼をキラキラさせながらそんなことを呟いたため私は、直ぐには、理解ができず固まってしまった


 何と仰いました?


「瞳、楓みたいで」


「有難う御座います、この瞳のおかげで自分は、紅葉と名付けて頂けました」


 少年は、どうやら私の眼を楓の葉っぱのようで綺麗だと褒めてくれていたようだ


 父上と母上が下さった私の大切な名前なのです


「名字は?」


「飯綱と申します」


「飯綱紅葉、素敵な名前だな」


「有難う御座います。そろそろ立ちましょうか。お手をどうぞ」


「助けてくれて有難う。俺は、千崎蒼邪、宜しくな!。紅葉ちゃん」


 紅葉ちゃん……ふふ、なんだか

 今日は、様々な呼ばれ方をする日ですね


「はいそちらこそ宜しく御願い致します」


 少年は、元気よく名乗ってくれ私もそれのならいハキハキとよろしくと答える


 [蒼邪~!、何処に行ったんだ~!!]


「あちらの方は、お知り合いですか?」


「え?。あっ、父さんだ。とぉさぁーん!!」


 遠くの方で男性が蒼邪を呼びつつキョロキョロと回りを見渡し蒼邪の声が届いたのかこちらに気が付き慌ててこちらに走ってくる


 あぁ、千崎さんのお父さんでしたか


 [やっと見つけたよ。勝手にどっか行っちゃ駄目だと何時も言っているだろう。おや、新しいお友達かい?]


「うん、危ないところを助けてくれたんだ」


 [危ないところ……。何があったんだい?]


 蒼邪の父は、私たちに目線を会わせるために屈んでゆっくりとけれど確りとした声で話してくれるとても優しい人柄のようだ


「俺が歩道の銀杏木を観てたらいきなり知らない奴に邪魔だって道路に付き落とされて車に引かれそうになってたところを助けてくれたんだ」


 [そうか。息子の命を救っていただき有難う御座います]


『この穀潰しの餓鬼がぁ!』


「危ない!!(  バキッ)



 突然反対側から走ってきた男が蒼邪の父に殴り掛かってきたため蒼邪の父の襟首を掴み私の後ろに投げ飛ばし代わりに自身で拳を受ける


『邪魔すんじゃねぇクソ餓鬼がぁ!』


 [ちょいとそこのあんた、うちの子らに何してくれてんだい?]


 もう一発来るだろうと身構えるが男の後ろから女性の声がしてその女性は、男の肩を骨が軋む音がする程強くわし掴んでいる


 おぉ、すごい

 私がやると加減を間違えてそのまま、粉砕してしまいそうで怖いんです


『ヒッ!?。ス、スイマセンデシタァ!!』


 [喧嘩売るなら最後まで売りきりなっての]


[ゼェッ、ハッ。やっと、追い、ハァ、付いた……]


 脱兎の如く逃げて行く男と入れ違い様にレネ達が行きも絶え絶えでやってきた


 凄い息切れのしかたをなさってますね

 苦しそうですが大丈夫でしょうか


[はぁーはぁー。君、怪我は、無いか?]


 [ちょっとまっとくれ。御二人さん]


[はぁ~、ふぅ、……すまない、なんだ?]


 [息を上げて子供らに近づかないでくれるかい]


[私達は、この子の保護者だ]


 [そうなのかい?]


 少しづつ行きを整え出した二人に近付くな不審者と蒼邪の父と女性が私の前にたった

 それをみて先に息が整え終わりそうなレティー保護者だと名乗る


 私の保護者は、森の皆様では、無いですか?

 えっと、とりあえず……


「不審者では、無いですよ」


 [そうかい、疑って悪かったね]


[いや、いい、私達も随分と息をあげていたからな不振に思うのも当たり前だ]


「そんなことより紅葉ちゃん頬大丈夫か?。打たれてだろ」


「大丈夫ですよ。慣れております」


 《《 慣れるんじゃ無い!! 》》 


 私が殴られることには、慣れていると言ったら大人達がガバッと此方を向いて慣れていいものじゃないというその姿に私は、少し妖じみたなにかを感じてしまった


 わぁ、大人数名に一気に此方をぐるんって

 見られるとちょっと怖いですね


[君は、それがあたり前の様に育ったかもしれないがあれは、普通じゃないんだ]


 [当たり前?。それってどういう…… ]


 [ちょっと待ちな。蒼邪その子と一緒に遊んどいで]


「ん、解った。行こっか」


「はい」


 蒼邪に付いて行き橋の辺りでここの川には、異国からやってきた在来の生き物を食べ尽くしてしまう魚や昆虫を好んで食らう桜錦という鯉が居るんだぞと蒼邪が楽しそうに教えてくれる

 その声に混じってレネ達の会話が耳には行ってくるためどうしてもそちらに気が取られてしまう


 [それで、どういう事だい?]


[南砦を知ってるか?]


 [あぁ]


[そこの奴らが五年前から作り上げた兵器がありますって檻に連れてきたかと思えばボロきれのような子供を指差して憂さ晴らしにも使えるなんて嬉々として言いやがったんだ]


 [五年、理不尽な暴力を受け続けたって事だね]


[あぁ、早朝に連れ出してきたんだ]


 [……あの子の名前は?]


[聞けてない]


 [ぇ?]


「ダイ……か?」


「え……?」


 どうやらあちらの会話に気を取られ過ぎて蒼邪に話しかけられたいたのに気が付けなかったようだ


「紅葉ちゃん?」


「え?、あっ、すみません」


「大丈夫か?、やっぱり頬痛いのか?」


「いえ、何ともないですよ」


「そっか、なら良かった」


 お優しい方ですね

 私の様な者を心配して下さる


 蒼邪は、優しい人だと思っていると先程の女性がこちらに歩いて来るのが見え恐らくあちらの話しは、終わったのだろうなと推測する


 [蒼邪、話し終わったから戻っておいで!]


「はーい、行こう!」


「はい」


 蒼邪が元気よく返事をして私の手を持ったがやはり何故手を持たれている意味が解らないがなぜだか嫌では、無い自分が不思議に思う


 皆さま相手の手を持つのが基本なのでしょうか?

 何となくポカポカするのでこのままでも良いのですが何故なのでしょう


「あの、千崎さん」


「蒼邪で良いよ、どうかしたか?」


「何故、私の手を持ってるのですか」


「持つ?。えっと、手を繋ぐの嫌か?」


「いえ、胸がポカポカするので好きです」


「そ……、そっか……」


 頬を赤らめている蒼邪の隣で私は、手を持つ行動の名前を教えて貰い更にポカポカと暖かい気持ちになった


 手を繋ぐと言うのですね

(*´ー`*)


 [お帰り、二人とも]


「父さん、橋の下に紅葉ちゃんみたいな赤と白の綺麗な桜錦が居たぞ!」


 [おやおや、それは、良かったね]


 [所でお嬢さん名前を教えてくれるかい?]


「申し遅れました、飯綱紅葉と申します」


[飯綱!?。ま、まさかあの二人の……]


[君の両親の名前は、解るか?]


 名前を教えてほしいと言われたため名乗るとレネとレティーの表情がまるで信じられないものを見るかのような物に変わった


 どうなさったのでしょうか?


「父上が飯綱彰、母上が飯綱要ですが御二人ともすでに他界しておられます」


[そうかやっぱりあの二人の……]


[紅葉、あの二人らしい名だ]


[さっき話していた友は、君の両親の事だ]


「……」


 我々の親友は、君の両親だと二人に告げられ武勇伝の数々に人柄に自身の記憶に有る二人の姿と優しげな言葉そして何より一度だけでもいいから話をしてみたかったと思う


 先ほどのご友人の武勇伝……

 そうですが父上達のお話でしたか

 どんな方々だったのか話してみたかったです


 [お嬢ちゃん、何歳なんだい?]


「六才です」


「なら俺の方が二つ年上だな」


 ふふん、と胸を張って自慢げにしている姿は、年相応の姿でとても良い事だと思うと同時に年上とだとは、以外だったとも思ってしまった


 年上でしたかてっきり同じかと思ってました


 [背丈も中身も蒼邪の方が子供だけどね]


「母さん、からかうなよ」


 [ははは、すまないね]


 先程助けてくれた女性は、蒼邪の母だったようでわしゃわしゃと蒼邪の頭を撫でている


 此方の方は、お母さんでしたか

 とても仲が良いのですね(*´∀`)


「紅葉ちゃん、俺を兄呼びしてみてくれよ」


「構いませんよ、兄上」


「ッ~~~~!?」


「え!?」


 兄と呼んでみて欲しいと言われたためその通りに蒼邪を兄上と呼ぶと顔を真っ赤にして踞ってしまったため私は、驚きおろおろとするしかなかった


 な、え?

 突然、踞っちゃいましたよ

 病院にお連れした方が良いでしょうか


 [あははは、これは、墜ちたね!!]


「奥様、踞り苦しそうな声を上げておられます、どうすれば良いのでしょうか」


 [いきなり後ろからザックリ逝かれない様に気を付けるんだよ]


「ご主人、仰っている意味が解りません」

おかえんなさぁーい(*´∀`)


登場人物


主人公名:飯綱 紅葉

種族名:鬼狩り

身長:170㎝(幼少期140㎝)

髪色:銀髪

髪型:長い三つ編み

瞳:紅

一人称:私

好物:冷やし焼き芋


どうしてもと頼み込まれるとNOと言えないお人好しで正義感の強い鈍感娘


パートナー名:千崎 蒼邪

種族名:花守人


身長:175㎝(幼少期130㎝)

髪色:銀髪に青のグラデーションカラー

髪型:ハーフアップ

瞳:青

一人称:俺

好物:じゃがバタ


確り物の気遣い上手でいつもニコニコな頼れるお兄さんだが少々特殊な人……

(ヤンデレミガ……、ショウショウ………)


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