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唯一の願い  作者: 京極
14/14

花言葉

これ読んだらつかれますぜ


それでもええんでしたら進んだって下さい

無理や言いはるなら、迷わず逃げなはれ


それじゃぁ、

行ってらっしゃい\(_ _)


さぁ、早く帰って晩御飯に致しましょう


さっき狩人が夕食にとハニカムバードの足を2本下さりそれを今日の晩御飯にして後は、なんにしようかと悩みながら帰っていった


蜂蜜を好む鳥さんなのでお肉が柔らかく甘いので少量の塩コショウと照り焼き系のソースで焼きいて後は、海鮮サラダとお野菜たっぷりのコンソメスープに致しましょうか


御飯の後、森の巡回がてらに走り込みに行ってそれも終われば後は、お風呂入ってお休みするだけですね


(タッ……タッ……タッ)


そう言えば、蒼邪さん方は、今頃何をなさっておいでなのでしょうか。お家の仲でゆるりと過ごされてるのかまだお仕事でしょうか

どちらにせよ、暖かい格好で風邪を引かない様に過ごされていることを願います


(タッ、タッ、タッ)



おや、今日は、一段と冷え込む寒い日だとは、思っておりましたが雪が降って参りましたね


この量の降り方だとすぐに積もってしまうだろうから走り込みの際は、お湯を持っていった方が良さそうだとシンシンと降り積もって行く雪を眺めながらぼんやりと考える


(ザッザッザッザッ)


おや?、何方かが掛けてくる音が致しますね

所々路面が凍結しておりますので滑って転ばないと良いのですが


「紅葉ッ!」


「わぁッ!?」


何事です!?


私は、何故いきなり何方か解らない方に背後から抱きつかれてるですか!?


これは、投げ飛ばして良い案件でしょうか


お酒の匂いは、しないので酔って絡んできている方では、無さそうですしこの方先程、私の名前を呼んでませんでしたかね?


蒼邪さん方に名乗った後は、基本的に名字のみを名乗っていたのですが知り合いでしたでしょうかグ,ヌヌヌヌ( ・`д・´)


だめです

どんなに頑張って首を捻っても

顔が見えないので何方か解りません


まぁ、肩におでこをグリグリなさってるので

ろくろ殿の様に首がニュニュニュッと

延びなければ見えないでしょうけれども……


今度、ろくろ殿に習いに行ってみましょうか

首をニュニュニュッとする方法……


「あぁ、やっとだ、やっと会えた」


……何方かとお間違えですかね?


取りあえず離して頂きたいのですが

あわよくばお家に帰りたいのですが


まぁ、そんな都合良くいかないでしょうけれども


「もう二度と離さない逃がさない」


「何方か存じ上げませんが離して頂けますか」


俺の物、我が主、等の単語を言い続ける方や眼を血走らせて居たり虚ろにしながら手錠と首枷を持って向かって来る方々の類いでは、無いと良いのですが……………


あの方々の纏って居られる雰囲気は、 殺気に近い何かがあるので中々に怖いんです(・、・;)


こう、何と言いますか……

背中がぶわわわぁと成るような身の毛がよだつと言いますか


「紅葉…?。俺を、覚えて、いないのか?」


「取りあえず離して頂きたいのですが?」


「……」


わぁー、わぁー

お止めください、お止めください


それ以上お腹に回った腕の力を強めないで下さい。何も入ってないので出てきちゃいけないものが出てきてしまいます……(O_O;)


「すみませんが離れて頂けますか?」


「……………」


離れてくれと声をかけるも聞き得れて貰えずそれならば仕方がないとこちらも実力行使に出させて貰う


反応、無しですか、仕方ないですね


少々痛いかもしれませんが腕を無理やり抉じ開けさせて頂きます


((ヾ(≧皿≦メ)ノ)) ノリャァ!


よし、脱出成功です!


さぁ、この方は、いったい何方です?


「え?、蒼邪さん……?」


「良かった。忘れられたのかと思ったよ」


「すみません、腕と後頭部 以外は、見えなかったものでして」


「すまない。後ろから抱き付けばそうなるな」


「いえ、こちらこそ、「バッ,クシュイッ!!」

こんなところで立ち話していたら風邪を引かれてしまいますね、私の家で宜しければおいで下さいませ」


随分豪快なくしゃみですね

体調を崩して居られ無いと良いのですが


そう言えば……、時折

くしゃみの反動で肋をポキッと折って仕舞う方が居られるそうですね


高齢者の方やカルシウム不足からの劣化等後は、元々骨が丈夫では、ない方等が成るのだそうです


「家に行っても良いのか?」


「はい、もちろんですよ」


「なら、お邪魔させて戴くよ」


「では、参りましょう」


「あぁ」


毎日掃除しているとは、いえ、森の奥なのでハウスダスト舞ってなければ良いのですが

(´・ω・`)


(グゥゥウ)


「え?」


「す、すまない、お腹が鳴ってしまった」


夕食時ですからねぇ

そりゃ、お腹も鳴っちゃいます


「ふふ、ご飯も食べて行かれますか?」


「おお、良いのか?」


「はい、精一杯おもてなしさせて頂きます」


「楽しみだ」


家に帰る楽しみが増えました

速やかに帰りましょう(* ´ ▽ ` *)


~飯綱家、キッチン内~


森の道中、実熊さん方に果物を頂きましたのでそれをデザートに致しましょう


さぁ、

腕によりをかけて作らせて頂きます

( *・ω・)


「さっきの怒り熊だよな、長生きだな」


「え?。……あぁ、あの方は、熊さんでは、無くお子さんの実熊さんと旦那さんの月熊さんですよ」


とても仲睦まじい御夫婦なのですよ


果物やお野菜をお裾分けに持って行ったり逆に私が何かを貰ったりするくらいには、仲の良い友人だと話ながら調理を進めて行く


「だから二回り小さくなってたのか。怒り熊は、どこ行ったんだ?」


「様々な景色を見る旅に出られましたよ。時折、葉っぱのお手紙を送って下さります」


どうやら蒼邪の熊の呼び名は、怒り熊になってしまったようだ。初対面の第一印象が怒り狂っていたから仕方ないのかもしれないが本来は、のんびりとした穏やかな方なのになぁと少し残念に思ってしまう


「紅葉、手伝えることは、あるか?」


「では、大きいお皿と小皿二枚後は、お茶碗を四つお箸を二膳お願いします」


「わかった、任せてくれ」


その間に私は、飲み物とデザートに林檎を兎さんにして後は、檸檬水で……よし、完成です


「紅葉、並べ終わったぞ」


「有難う御座います」


「其では、致しましょうか」


「あぁ」


《戴きます》


やはり何方かと一緒に食べるのは、とても楽しいものですね(’-’*)♪


「ふふ」


「ん、どうかした?」


「こうやって誰かと食卓を囲み食べるのは、随分と久し振りだなぁと思いまして」


「なら紅葉は、今フリーだな?」


「フリーとは?」


自由?、いえ、言葉の文面からして其は、おかしいですね


では、……空いている、ですか?

何がでしょう……………

まさか、私のズボンのチャックッ!?

Σ(。_。)バッ


あれ?、空いてませんね

それに蒼邪さん側からテーブルを隔てて見える分けないですよね


「恋人は、いないな?」


「え?。はい、居りませんよ」


「なら心置き無く口説けるな」


「口説くとは、何ですか?」


文字にすると口で説く?、それとも句を説く? う~ん、解りません。どうしましょう


「紅葉は、知らなくて良いよ」


「そうなのですか?、解りました」


「そう言えば、花や実は、気に入った?」


「はい、枯れてしまうのが勿体無いのでドライフラワーにさせて頂きました」


「後で見せて貰っても良いか?」


「もちろんです。書斎の風通し良い場所に飾らせて貰ってます」


誰かと他愛ない話をしながらご飯を食べるのは、やはりとても楽しいですね( *´艸)


《御馳走様でした》


「有難う、美味しかったよ」


「お口にあった様でなによりです」


二人揃ってご馳走さまと手を合わせ後片付けした後のんびりとソファに座り談笑している


和やかなときは、アッと言う間に過ぎ去ってしまいますね。寂しいものです


「次は、俺が紅葉のために料理を振る舞うぜ」


「いえ、想い人様に為さってあげて下さい。きっとお喜びになられますよ」


「君だ」


「え?」


きみ?、黄身?……、卵ですか?

何、故今なのです?


「想い人は、君だ」


「卵がお好きなのですね?」


「卵?。ははは、違う違う」


後、君とつくもの、きみ…奇妙?、月見? 極み?、だんだん遠ざかってますね

君が代?。これは、とても遠い別世界にあるお国の国歌だった気が致します


「俺が好きなのは、紅葉、君だよ」


「すみません。耳鼻科にいって参ります」


耳に異常がなければ脳外科医でしょうか?

取り敢えずこの都合良く相手の言葉を改ざんする頭を何とかせねばなりません。

えっと、この時間帯でも見てくださる病院は……


「こらこら待ちなさい。幻聴じゃないから」


「幻聴じゃ、ないの、ですか……。あ、えぇ?」


「はは、耳まで真っ赤だな、可愛い」


「ナニっを仰るのです!?」


声が裏返りました

お恥ずかしい…………


「それより今月の花は、白薔薇だ。受け取ってくれるかい?」


「ェ?、は、はい、有難う御座います」


綺麗ですね

やはりこれもラメでキラキラとなさってます


お花にラメをかける事になにか特別な意味が有るのでしょうか?


「ん、絶対に幸せにするからな」


「どういう意味でしょう?」


「白薔薇の花言葉知らないのか?」


「え、はい」


花言葉、そう言えば調べたこと無かったですね

跡で今まで貰った物も含めて調べてみましょう


「花言葉は、俺は、貴女に相応しいだ」


「……」


あ、あの、そそ、そんなに目を細めて愛おしそうに笑わないで下さいましっ!?

つ、都合良く受け取って仕舞いそうになるでは、ないですか



「紅葉、俺と結婚して下さい」



紅葉が何と答えたのかは、俺のみが知っていれば良い事だからこのお話は、ここまで


それじゃ、ばいばい


『唯一の願い、完』

おまけの花言葉


金銭花(きんせんか) 、別れの悲しみ、寂しい


白粉花(おしろいばな) 、貴女を想う


勿忘草(わすれなぐさ) 、私を忘れないで


白詰草(しろつめぐさ)、私を想って居て


青いカーネーション、純粋で深い愛、永久の幸福


(くわ)、貴女の全てが好き、共に死のう


南天(なんてん)の実 、私の愛は、増すばかり


(むらさき)のチューリップ、不滅の愛


福寿草(ふくじゅそう)、幸せを招く・永久の幸福


花菱草(はなびしそう)、私を拒絶しないで


黒直里(くろすぐり)、貴女に嫌われたら私は死にます


花片喰(はなかたばみ)、私は、貴女と共に生きる


群胡蝶(むれごちょう)、貴女と共に、共に踊ろう


虎の(とらのお)、永久にあなたと


毒人参(どくにんじん)、 死をも惜しまない


蟠桃(ばんとう)、貴女は、私を虜にする


苧環(おだまき)、私は、貴女を必ず手に入れる


西洋木蔦(せいようきづた)、破たんのない結婚、死んでも離れない


白薔薇(しろばら) 、私は、貴女にふさわしい


以下、京極(作者)の戯言です


このような中身のない唯々、長ったらしいだけの読み辛い物にお付き合い頂き誠に有難う御座います


花言葉は、当時調べて出てきたものですので今際変わってる可能性がございます。


後書きの虎の尾のルビがおかしくなっておりますが私には、直せませんでしたすみません。

直し方をご存じな方は、教えていただけると有り難いです


この作品は、元々pixivさん載せていたものに手を加えてこちらに載せさせていただいて居るのですが元々の合計文字数が30000文字そしてこちらの前書きと後書きを抜いた合計文字数が31632文字、余分な部分削ぎ落としたはずなのに増えてんのは、何故でしょう?(;´A`)

 

まぁ、そんなことより

最後にもう一度言わせて戴きます


このような物に長々とお付き合い戴き誠に有難う御座いました


また何処かでお会い致しましょう

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