蝶
場面がコロッコロッ変わります
会話文バリ多いです
それでも宜しければ
行ってらっしゃい
(*ノ゜Д゜)八(*゜Д゜*)八(゜Д゜*)ノ
~ 一ヶ月後 ~
今日は、非番で少々暇をもて余しており何をしようかと悩みふと毎日の日課を今日は、まだしていないと思い出し作業に取り掛かる
そう言えば今日は、まだドライフラワーと剥製の手入れをしていませんでしたね
手入れをしている最中に花と実の名前を順番に呼んで行くのがわりと好きなんです(*´ー`*)
「金箋花、白粉花、勿忘草、白詰草、青いカーネーション、桑、南天の実み、紫のチューリップ、福寿草、花菱草、黒直里、花片喰、群胡蝶、虎の尾、毒人参、蟠桃、苧環、西洋木蔦……」
蒼邪さんが送って下さる花や実は、どれもこれもとても可愛らしいですしラメが降ってあるのか蒼くキラキラしていて蝶の凛粉が掛かってる様でとても綺麗
蝶の凛粉と言えば花守人だから蒼邪さんにも大きくな青い蝶の羽が生えて居るけど普段は、邪魔になるからしまっているのだと仰ってましたね
可能であれば見てみたいものです(´- `*)
……ふふ、蒼邪さんや栞さん御夫婦とレネさん達がわいわいしているのを見ているのは、とても楽しかった。
また皆さんとお会いしたいですね
「昼食を食べて見廻りに参りましょう」
~???~
「そろそろ頃合い……もう……俺無し……生きれない…溶かして……。あぁ、どんな愛らしい姿を」
[し、しおさん、しおさん、年々酷くなる一方だよ。止めた方が良くないかな]
[ん?。ちょいとトロトロにして依存させて自分の物にしたいだけだろうさね]
[そ、そっかぁ。もみちゃんごめんよ……。私と同じ花守人だから逃げれないかもだけれど我が子に捕まらぬ事を祈ります]
~見回りから帰宅中~
「クシュンっ……」
「おや……?。このアザなんでしょう?」
[……!。……♪]
「ん?」
くしゃみをしたさいにふと右手首を見るとか青い蝶の羽のような物が浮き上がっておりなんだろうかとゴシゴシとこするが今は、とれそうにないなと諦め歩き出すと夜も遅い時間にわいわいと楽しそうな声がする
帰路の道中なのですが何やら噴水広場が騒がしいですね…
もう、お月様も出て居るのに何故ゆえ寒空の下に集まってるのでしょうか?
何方かはしっこに居られる方に話し掛けてみましょう
「何をなさっておいでなのですか?」
『あっ、飯綱さん。いやね、領主様がいらっしゃってるんだけど人を探してるらしくてね。しかもその人、領主様の思い人なんだって』
「すぐに見つかると良いですね」
『そうだね』
「ですが今日は、もうお家でお休みになられてる方も居られるでしょうから余り騒ぎ過ぎない様にして下さいね」
『あぁ、他の奴らにも言っておくよ』
「お願いします。では、私は、帰りますがあなた方も余り遅くならない内にお帰り下さい」
『おー、お疲れ様』
~領主と街人達の会話~
『想い人さんは、どんな人なんです?』
「ん?、銀髪で楓の様な紅い瞳の人だな」
『さっきまで似た人と話してた気が……?』
「手先が器用で服を縫ってくれたりどんなに離れてても助けに来てくれる心優しい人だけど自分自身の事となると滅法鈍感でな」
『やっぱ飯綱さんだ……。領主様!!』
「ん?。どうした」
『それって飯綱さんって方じゃないですか?』
「紅葉を知ってるのか。今、どこに居る?」
『さっき家に帰りましたよ』
「なら飛ばせば間に合うな。有難うっ!」
『幸せにしてあげて下さいねぇ~!』
「あぁ、必ず!!」
『二人の仲睦まじい姿、観るの楽しみだな』
『そうだな、あの将官が結婚かぁ。子供は、どんな良い子に成るんだろうな』
『気が早ぇよ。お前ら』
『それもそうだな』
お帰りなさいませ( ・`д・´)ノシ
花守人とは
・男性のみの種族
・個体数が少なく不死に等しい
・背中に大きな蝶の羽を持っている
・羽の柄や色等は、個体により様々である
・一つの国を一人で陥落させて仕舞える程の武芸に長けた種族で殆どが国の軍隊長や近衛兵士等の役職持ちが多い
・一度番を決めると一生その人以外に見向きもしなくなる
・相手をあらゆる手を使って自分の傍から離れられなくして仕舞う個体が多い
・嫉妬深く余り他者との関わりを持って欲しくないと考える個体が殆どである
・一定時間傍から離れる事を嫌がる個体が多い
・番が亡くなれば後を追い掛けて仕舞う
・普段は、番に対して一途で甲斐甲斐しく尽くし人畜無害である
・番に危害を加えよう物なら末代まで吊し上げられる
・相手の体の一部に微量ずつ凛分を付け続けるか一度に一定量の凛分を塗り込み相手に自分の羽か名前の由来の物の紋章が浮き上がれば番契約成立である
・ただし相手が自分の事を好いていないとどの様な事があっても紋章は、浮き上がらず番となれない
それでは、また何処かで\(_ _)