表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
唯一の願い  作者: 京極
11/14

約束

少しばかりとあるゲームやアニメの小ネタが含まれています

それでも宜しければ

行ってらっしゃい

八(*゜Д゜*)八


~ キ ッ チ ン ~ 


あの後、熊さんが人成らざる物を連れて行ったため私は、蒼邪に声をかけ野菜等を持って家に帰ってきて早速料理に取り掛かる


さてとお野菜も取ってこれましたし料理を作りましょう


「この時間ですから簡単なものに致しましょう」


「俺も手伝う」


「有り難う御座います。ですがもう十分手伝って戴きましたので座って寛いでいて下さい」


「ムー、なら手伝えそうなことやってたらまた声をかけるぞ」


「解りました」


 ~ 一 時 間 後 ~


よし後は、弱火で煮込むだけです

その間片付けながら少しゆっくりしましょう


ん?何やら栞さん方の話し声が聞こえてきますね


大方の調理がすみ後は、ことこと煮込めば出来上がりで一息つこうと洗い物をゆったりと始めると大人組の会話がこちらまで聞こえてきた


[あの子は、少し優しすぎじゃないかな]


〈彰と要…、両親に良く似ているよ〉


[どんな人達だったんだい]


どうやら大人組は、レティー達の親友である私の両親の話をしているようだ


母上方のお話ですか……


〈彰は、人一倍優しくお人好しで気遣い上手それでいて他者が危険と解ると直ぐに駆けつける程勇猛果敢だが人前で笑う事すら苦手な不器用な人だったよ〉


〈要は、人一倍強くてな、いつも回りを気にかけ助けてた、頼もしいが己の事を顧みず傷だらけで大丈夫慣れてると無茶ばっかし、頼られ過ぎて頼る事の出来ない奴だった〉


[あの子は、本当にその二人に似たんだね]


〈見た目、性格、仕草全てにおいてあの二人の生き写しの様な子だよ〉


……生き写し、ですか


[それだけ似てると辛くなったりしないかい]


〈親友の子が生きてたんだ辛いどころか小躍りしそうなほど嬉しいぜ〉


洗い物が終わりチラリと煮込んでいるものを見ると丁度良く煮込み終わったようで鍋蓋がピューと音をならし始めた


もう煮込みも良さそうですね

さぁ、これで完成です


「もうできたのか?」


「はい後は、盛り付けて並べるだけです」


「なら今度こそ手伝うぞ」


「では、お茶碗を六、大きいお皿を2小さいお皿を7お願いできますか?」


「あぁ、任せてくれ」


「有り難う御座います」


蒼邪に盛り付けを手伝って貰い五人分の料理を食卓に並べ蒼邪にもう一度、礼を述べて栞達を呼ぶ


さぁ、全て整いました

皆様をお呼びしましょう


「皆様方お食事の準備が整いましたよ」


[料理を始めるなら手伝ったのに]


「父さん、紅葉の手際良すぎて手伝う余地なかったよ」


そなことないですよ

とても助かりました


「冷めてしまう前にお召し上がり下さい」


〈飯綱の分は、どうした?〉


「自身の部屋で食べますので、お気になさらず皆様でごゆるりとどうぞ」


そう言い残しキッチンに置いておいた自身の分の夕食が乗ったお盆を持ち自室に向かう


[あ、…行っちゃった]



 ~ 紅 葉 の 自 室 ~


ふぅ、自分自身のお部屋というのは、やっぱり落ち着きますね

さ、持ってきたご飯を食べましょう


「ぃ(コンコンコン)


何方でしょう?


「ん?、はい」


「紅葉、蒼邪だ。中に入っても良いか?」


「どうぞ」


誰だろうかと少し警戒しつつ返事をすると声の主は、蒼邪で入っても良いと言うと手に何かを持って部屋の中に入ってきた


如何なさったのでしょうか?

何か困り事ですかね?


「失礼するぞ」


「どうなさいました?」


「一緒に食べないか?」


おや、何をお持ちに成られているのかと思えばご夕食でしたか


「構いませんが皆様方と一緒では、無くて良いのですか?」


「俺が紅葉と一緒が良いからな」


「では、テーブルの向かいにどうぞ」


「あぁ、お邪魔するぞ」


……ふふ、一緒が良いと仰って貰えるのは、とても嬉しい物ですね


「では、食べましょうか」


「あぁ、それじゃ」


《頂きます》


ん、久しぶりに温かいご飯をたべました

美味しいです(*0ω0)


「紅葉は、何処かて料理を習ってたのか?」


「いえ父上が書き留めて下さったレシピにアレンジを加えているだけですよ」


「凄いな、俺も父さんに料理教えて貰ってる最中なんだ」


「良いことですね」


 仲睦まじいお姿を見ているとちょっとだけ羨ましく成ってしまいますね

(,,・ω・)

 

「今度は、一緒に作ろうな!」


「フフ、そうですね、楽しそうです」


蒼邪と楽しい夕食をすごした後食べた後の食器を洗いまた自室で蒼邪と話したり鼬の姉様がくださったかーどげーむ?と言う物を私のベット上で蒼邪に教えて貰いながら遊んで私も蒼邪も疲れてそのまま眠ってしまった




[蒼邪が余りにも戻って来ないから婚姻前に何かあったら行けないと思って見に来たけど杞憂だったみたいだね、伊織]


[フフ、二人ともお手々繋いで幸せそうに眠ってるね。可愛い]


[そうだ、これで二人を撮ろう]


[カメラ……。ふふ、良い思い出になるね、栞]



~翌日~


この状況……、いったい私は、どうすれば良いのでしょうか……

何故、この様な事になって居るのでしょう……


〈飯綱、俺とレティーの直属の部下になってくれ。お前なら直ぐに俺達なんてめじゃない立派な軍人になれる。やってみないか?〉


「私の様な腫れ物が突然入隊しても手に余るかと思われます」


〈いや、お前程の実力があれば出来る。やってみないか?〉


この会話をかれこれ三時間繰り返しているためそろそろつかれてきてしまった


あれれ~、おかしいぞ~?

話が通じて無いようですね(/´△`\)


〈やらないか?〉「お断りさせて頂きます」


何故でしょう……、脳裏に青いつなぎの男性が………、いったい何方ですかね……?(-""-;)


失礼ながら間髪いれずに断って仕舞いました


〈んな、キッパリ断らんでも……〉


〈被せ気味にお断りされたんだ、諦めろ〉


〈いやいや、絶対立派な軍人になれるから〉


「何処の馬の骨とも解らぬ異種族がいきなり入隊する等と言われても困惑してしまわれるかと思われます」


〈そんな事でたじろぐ様な生半可な鍛え方していない〉


会話が繰り返されてますね……

はいと言わないとずっと続くのでしょうか


…………、ハッ(0Δ0;)!!

これが蒼邪さんの言っていたとあるゲームに良くある会話の無限ループですね


〈1日だけでも良いから。ちょっとだけちょっとだけだから、ほんと一時間だけで良いから〉


両手をワキワキしながらジリジリ近寄って来るのを止めて頂けますかね、中々に怖いです……


殴って良いですか

駄目ですか、駄目なのですか……


(*`Д´)E E   (((・・;)


「それ以上一歩たりとも紅葉に近付くな。変態」


〈いい加減にしろ。変態野郎〉


[可憐な少女に何してるんだい。変態さん]


[年頃の娘に、にじり寄るんじゃないよ。あんたは、何処ぞの発情野郎かい。この変態]


じりじりとと壁に追い詰められた辺りで蒼邪を筆頭に他の方々が私の前に割って入ってくれ何とかレネを投げ飛ばさずにすんだが私は、皆の怒りを含んだ声に驚きを隠せない


み、皆様方いったい何処からそんな低い声を出しておられるのでしょうか……………

特に蒼邪さん、中々にドスの活きた低いお声でしたよ……………


〈変態四連打は、流石に刺さる。ヤメテクレ〉


「大丈夫ですか……?」


〈哀れむのなら、入隊してくれ……〉


怒られたレネは、先ほどまであんなに元気だったのにシオシオになり大丈夫かと声をかけるとそれでもめげずに入隊をと言ってくる


折れない方ですね……、仕方有りません


「解りました。良いですよ」


〈えっ!、良いのか!?。シャァ!〉


〈飯綱、甘やかさなくて良いんだぞ〉


「大丈夫ですがこの家からの通勤をお許し下さい」


〈そんなの全ッ然、大丈夫だ!〉


〈落ち着け馬鹿者〉


~森の入り口前~


 レネの入隊云々の話が終わった後,時計を見るともう蒼邪達を次の旅へ送り出す時間になってしまっていた


「どうしても今日出発しなきゃ駄目なのか?」


[領主を継げと言われて此方に来ているからそんなにゆっくりとしてられないんだよ]


[数年先になってしまうけれどまた会えるよ]


「紅葉、絶対迎えに来るから待ってて」


お迎えも何も家は、直ぐそこなのですが……?

良く解りませんが意気込んで居らる……


みずを差す様な事は、避けた方が良さそうですが何と答えれば………………… (;´∀`)


「えっと、は、はい」


「其まで、六ヶ月に一回、花や実を贈るぞ」


「お花?。解りました」


[花と実の名前を覚えてあげてくれるかい?]


「仰せのままに」


何故でしょう……?

取り敢えず蒼邪さんが嬉しそうなので良かったです


[有難うね、モミちゃん]


?、………………………Σ(0 - 0;)!


「もみとは、私の事でしょうか」


[あ、すまない、嫌だったかい?]


「いえ、呼ばれ馴れて居なかった物で反応が遅れました、すみません」


[ならこのまま呼んでも良いかな?]


「はい、お好きな様にお呼び下さい」


もみちゃんと呼ばれ誰の事か解らず頭をフル回転させ自分が呼ばれたのかと確認した私は、余りにも呼ばれ馴れて居ない呼び方をされると頭の中に疑問符しか浮かばないものなのだと初めて知った


〈あぁっ!!〉


[[「「 〈!?〉 」」]]


突然レネが叫びを上げ何事かと皆それぞれ身構え私は、直ぐに両手を構え臨戦態勢に入る


何事ですかッ !?

敵影……、それとも熊さんの暴走………,はたまた妖の襲来…………

何にしろ速やかに対処せねばなりません


〈レネ、いきなり声を粗下て何事だ〉


〈領主であるリルグ公爵の娘夫婦と孫か!〉


[昨日、お風呂で自己紹介したと思うんだけどな………、ハハハ……]


〈…そうだったか?〉


〈お前は、人の話を聞く努力をしろ〉


〈ス、すまん]


何事も無かった様で良かったです

凄く驚きましたが………(-ω-;)


[それじゃあ。そろそろお暇 させて頂くよ]


〈レネ私達も戻ろう、飯綱また明日な〉


[風邪引か無い様にね。もみちゃん]


「はい、有難う御座います」


「またな、紅葉」


「また何処かでお会い致しましょう」


何方かとのお別れは、とても寂しいです


「皆様方、お気を付けてお帰り下さいませ」


「[[〈〈 あぁ、有難う 〉〉]]」


蒼邪達を見送るとレネ達も明後日に中心砦で会おうと言い残し帰っていった


「蒼邪さん……、また会う日が楽しみですね」


 ~ 一 方 そ の 頃 ~


「まずは、外堀を埋めて……、逃げ場を……、俺に堕ちる様に……………、」


[怖い事を言ってるけど止めた方が良いんじゃないかな……]


[採算悪くても閉じ込めちまうだけだろうさ]


「あぁ、迎えに行く日が待ち遠しい」


[まぁ、あれくらい普通だろう。心配無いさね]


[そ、そうかな……]

オカエンナセェ

これから少しだけ蒼邪のヤンデレ身が見えかくれするかもしないかも?そんな感じになると思います。たぶん……

まぁ、そんな事よりまたのおこしをお待ちしております



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ