生贄の迷宮 その3
戦いはヨトォンの先制攻撃から始まった、十分に敵に気を配っていたにも関わらず
ラヴァルは攻撃を受けてしまい負傷したのだ、それを見たマルティーナは、
脇目もふらずにラバァルの元へと駆け・・・
その63
凄惨な戦況の中、マルティーナは他の誰にも目もくれず、ただひたすらにラバァルが叩きつけられた瓦礫の山へと駆け寄った。そこに横たわる彼の姿は、おびただしい量の血と土埃にまみれ、全身が痛々しく損傷しており、マルティーナは一瞬、息を呑み言葉を失った。だが、すぐに気丈にも自らを奮い立たせ、震える手で祈りの準備を始める。今、自分にできることを、為さねばならない。
深く精神を集中させ、マルティーナは女神セティアへの強力な癒やしの祈りを捧げ始めた。それは習得している中でも特に高度なもので、成就するには長い祈りの時間が必要となる。
マルティーナの後を追ってきたシャナとオクターブは、主君の背後で必死に周囲を警戒した。いつヨトゥンの攻撃がこちらへ向かうか分からない。片時も気を抜けない状況下で、大切な主君を守り抜かねばならないという重圧に、二人の心は張り詰め、切羽詰まっていた。それでも、いつでもマルティーナを庇えるよう、盾となる覚悟で身構え続ける。
長い祈りの時間が過ぎ、ついにマルティーナは最後の詠唱を紡ぎ始める。その声は、静かだが強い意志に満ちていた。
「〖クラーティオ ポテンス〗!」(※強力治癒)
マルティーナの祈りに応え、天から降り注ぐかのように、ラバァルの体を包み込む柔らかな純白の光が発生し神聖な癒やしの力が彼を回復させようとする、その瞬間――。
ラバァルの体から、まるでその光を拒絶し、飲み込もうとするかのように、禍々しい赤黒い半透明の霧が噴き出したのだ! 癒やしの光は、その不気味な霧に触れた途端、行く手を阻まれ、霧の中へと吸い込まれるように消えていく。
マルティーナが捧げた祈りの〖力〗が、ラバァルの体から発する未知の力によって遮断され、激しく弾け合うのが見えた。バチバチと音を立て、白い光の粒子が赤黒い霧の中で必死にもがき、抜け出そうとしているかのようだ。放電現象にも似た小さな雷光が明滅する。
その拮抗は6秒から10秒ほど続いただろうか。しかし、ラバァルの体から湧き出る赤黒い闘気――《ゼメス・アフェフ・チャマ》――は、さらに勢いを増し、ついにマルティーナが知るセティアの祈りの中でも最高レベルに属する回復魔法〖クラーティオ ポテンス〗の光の〖力〗を、完全に飲み干してしまった。
「そんな……」
マルティーナはこの不可解な現象を理解できず、ただ呆然とした。自分の祈りが失敗したのだと思い込み、もう一度、最初から祈りを捧げ直そうと身動ぎした、その時だった。
うっすらと、呻くような声が聞こえてきた。
「マルティーナ……。マルティーナ……祈りは、もういい……」
「ラバァル様!?」マルティーナははっと顔を上げた。「お気づきになられたのですね!」
「ああ……少し、気を失っていたか」ラバァルはゆっくりと目を開け、痛みに顔を顰めながらも、荒い息をついた。「……あの野郎、とんでもない速さだ。あの巨体で、信じられん……」
「祈りはもういい、とは? ラバァル様、お怪我は……その、大丈夫なのですか?」マルティーナは心配そうに尋ねる。回復魔法が効かなかったように見えたのだ。
「ああ、問題ない。ダメージは深いが……この《赤黒闘気》が、すぐに修復してくれるだろう」
「赤黒闘気……?」マルティーナは初めて聞く言葉に、疑問符を浮かべる。
「闘気の一種だ。理由は分からんが、これが出ると大抵の傷は勝手に治る。そして……自分でも制御できない、未知の【力】が内から湧き出てくるんだ。まだ完全にコントロールはできんが、これが出れば、大抵の状況はどうにかなる。危機的な状況でも、出たり出なかったり、発動条件は不明だが……今回は運良く湧いてくれたようだ。これなら、奴にも勝てるかもしれん」
「あの……伝説級の怪物に、勝てるとおっしゃるのですか?」マルティーナは信じられない、という表情で見つめる。
「そうだ。俺自身の力だけでは、おそらく無理だっただろう。だが、この力は……破壊と死を司る神を名乗る、忌々しい奴の【力】の一部らしい。だから、多分だが……勝てるはずだ」ラバァルは苦々しげにそう言うと、視線を他の戦場へと向けた。「……それより、あちらもかなり被害が出ているようだな。俺のことはもういい。マルティーナ王女は、向こうで倒れている奴らを優先してやってくれ」
ラバァルからの言葉を受け、マルティーナは改めて戦場を見渡し、深刻な状況を再認識した。リバックやロゼッタ、そして意識のないダクソン…。彼女はラバァルに力強く頷くと、すぐに立ち上がり、他の負傷者たちの元へと駆け出した。
マルティーナが動き出した間にも、ヨトゥンは新たな獲物に狙いを定めていた。先ほど魔法で手傷を負わされたことへの報復か、一直線に国家魔術師ラージンへと向かって跳躍する。
一方のラージンは、ヨトゥンの接近を視認しつつも、次の強力な魔法の詠唱を続けていた。完成まであとわずか。ここで詠唱を中断するわけにはいかない。彼は迫りくる脅威を前にしても、動じることなく呪文を紡ぎ続ける。
そのラージンを守るため、ベラクレスが動いた。
「ラージン殿!」
彼はヨトゥンに向かって猛然とダッシュすると、渾身の力を込めて大剣を振りかぶる。最大剣技――ブレーブ・バスター!
両手で握りしめた大剣を、上段から跳躍してくるヨトゥンめがけて斬り下ろす! 突進の速度と剣を振る速度が合わさり、鋭い一閃がヨトゥンの巨体に食い込んだかに見えた。青い血飛沫が宙に舞う!
「ぬぅおおっ……浅い!」
しかし、ベラクレスの手に伝わった手応えは、あまりにも軽かった。致命傷には程遠い、浅い傷しか与えられなかったことを悟り、彼は即座に次の攻撃へと移行しようと身を翻す。
だが、ヨトゥンの反撃はそれよりも速かった。振り向いたベラクレスが再び剣を振るおうとした瞬間、ヨトゥンの腕が薙ぎ払うように振るわれ、その白銀の毛皮にベラクレスの大剣が叩きつけられた。
ガキン! という硬質な音と共に、まるで分厚い鉄の壁に打ち付けられたかのように、大剣は軽く弾き返された。それだけではない。強烈な衝撃がベラクレスの腕を襲い、痺れによって彼は握っていた剣を取り落としてしまう。
地面に落ちた大剣には、大きなヒビが入り、音を立てて折れてしまった。ヨトゥンに傷一つつけられずに…。
「私の…剣が……!」
武器を失い、愕然とするベラクレス。ヨトゥンはそんな彼に構うことなく、無慈悲にも次の攻撃モーションに移る。先ほどのトランベルのように、巨大な拳で地面ごと叩き潰そうと、その腕を振り上げてきた。絶体絶命。
その瞬間、ラージンの詠唱が完了した。
「シックス・ミッシーレス・イグネイ!」(※六連火炎弾)
ラージンの眼前に、六つの灼熱の火球が出現し、衛星のように彼の周りを回転し始める。ラージンがヨトゥンに視線を向けると、六つの火炎弾は、まるで磁力に引かれるかのように一斉にヨトゥンへと殺到した!
火炎弾は、ベラクレスに止めを刺そうとしていたヨトゥン目掛けて次々と着弾する。その一発が、ヨトゥンの顔面を直撃した!
「グギャ!?」
さしものヨトゥンも、顔面への直撃には堪らず、思わず顔を背け、手で顔を覆うような仕草を見せたのだ。その様子を見た者たちから、わずかな歓声が上がる。
「おおっ、効いているぞ!」
その一瞬の隙に、ベラクレスは地面を転がるようにして後退し、辛うじて死の淵から生還した。
時を同じくして、マルティーナもようやく倒れたままのリバックの元へとたどり着いていた。彼の状態は、先ほどのラバァル以上に酷く、マルティーナは再び息を呑む。全身の骨が砕け、内臓も激しく損傷しているのが見て取れた。
「マルティーナ様、どうかリバックを……!」
周囲の冒険者たちの懇願する声に、マルティーナははっと我に返る。彼女は冷静さを取り戻し、リバックの状態をじっくりと観察した。
(この状態では、通常の癒やしでは到底……。先ほどの〖クラーティオ ポテンス〗は、ラバァル様には効果がなかったけれど…それに、あの祈りはもう一人に対して使うには消耗が激しすぎた…)
マルティーナは意を決した。次に選択したのは、〖クラーティオ ポテンス〗の回復効果には及ばないが、大きな回復力を持ちながらも、半径5メートル以内の対象を全て大回復させることが出来る為、後々の負担は軽くなるだろう、範囲回復魔法〖大回復だった。
「女神セティアよ、この地に倒れし者たちを、あなたの慈愛の御手にて包み込み、遍く上質な癒やしを与えたまえ!」
マルティーナの澄んだ声が、戦場に響き渡る。
「〖大回復〗!」
マルティーナが知る癒やし魔法の中でも、広範囲に効果を及ぼす最上位に位置する回復魔法が発動された。勿論、これほどの魔法を実戦で使うのは初めてであり、ましてや強力な回復魔法を立て続けに使用することが、どれほどの魔力と精神力を消耗するか、マルティーナ自身も完全には理解していなかった。
魔法が発動した瞬間、マルティーナを中心に、温かく神々しい光の波が同心円状に広がっていく。だが、その代償は大きかった。マルティーナの体力と精神力は急速に奪われ、彼女は立っていることすらできなくなり、ふらりとその場に崩れ落ちてしまう。
「マルティーナ様!」
倒れるマルティーナを、すぐさまオクターブが駆け寄り、その体を支え、抱き寄せた。彼はマルティーナの頭を優しく支えながら、そっと地面に横たえる。シャナも駆けつけ、二人で心配そうに主君を見守る。
一方、マルティーナが放った聖なる祈り〖大回復〗の光は、リバックだけでなく、近くにいた他の者たちにも降り注いだ。軽傷を負っていた者、疲労困憊だった者たちの傷や疲れが癒えていく。そして、瀕死だったリバックの体には、まさに奇跡と呼ぶべき変化が起きていた。
ジュワァァァ……と、白い蒸気が立ち上り、潰れていた肉や砕けていた骨が、目に見える速度で再生し、元の形を取り戻していくのだ。
「こ、これは……奇跡だ……」
誰かが呟いた。これほどまでに劇的な回復魔法は、歴戦のA級冒険者たちでさえ、ほとんど見たことがなかった。それほどの圧倒的な回復力が、今、目の前で示されていたのだ。
この光景を目の当たりにした者たちは、内心、リバックはもう助からないだろうと半ば諦めていた。それが、女神セティアの奇跡としか言いようのない力によって、みるみるうちに回復していく。
しばらくして、リバックはゆっくりと目を開けた。何が起こったのか理解できず、朦朧とした意識で呟く。
「……なんだ……? おれは……どうなったんだ……?」
傍らにいたシャナが説明する。
「あなたはヨトゥンに立ち向かい、弾き飛ばされたのです。瀕死の重傷を負い、まさに死にかけていました。それを、マルティーナ様が、女神セティア様の奇跡とも呼べる聖なるご加護によって、お救いくださったのです」
「そうだったのか……マルティーナ様が……」リバックは朦朧としながらも、状況を理解し始める。「それで、マルティーナ様は……?」
「これほどのお力をお使いになられたのです。ひどく消耗され、今は横になっておられます……」
シャナが心配そうに答える。
「そうか……マルティーナ様に、助けられたのか……。それで、ロゼッタは無事なのか?」
リバックは自分を庇ってくれた仲間の安否を気遣う。
「私はここに……。リバック、あなたが……あなたが私を助けてくれた……。あなたがこんなことになって、私は、どうすればいいのかと……」
近くで回復の光を受けていたロゼッタが、涙ながらにリバックに駆け寄る。
そんな感傷的な空気を、ノベルの鋭い声が断ち切った。
「今は話している場合ではありません! ここに固まっていると、またまとめて狙われます! 皆さん、早く散ってください!」
ノベルの警告は、しかし、わずかに遅かった。
ヨトゥンは、マルティーナたちが回復のために一箇所に集まっているのを見逃さなかった。再びその巨体をしならせ、彼らがいる場所めがけて一直線に跳躍してきたのだ!
「伏せて!」
ジュリアンが叫ぶ!
オクターブとシャナが、咄嗟に横になっているマルティーナの前に立ちはだかろうと動く。だが、ヨトゥンの速度はあまりにも速い。到底間に合いそうにない。たとえ間に合ったとしても、二人まとめて叩き潰されるのが関の山だろう。
マルティーナは、迫りくる死の気配を感じながら、一瞬、ラバァルの顔を思い浮かべ、ぎゅっと目を閉じた。
跳躍してきたヨトゥンが、空中から無防備な獲物たちに向かって、その巨体を落下させてくる――!
ボンッ!!
その時だった! 轟音と共に、何かがヨトゥンの巨体に横から猛烈な勢いで衝突したのだ!
ドッガァァァァァァンッ!! ドスン! ドスン! ドスン……!
マルティーナたちに狙いを定めて突っ込んできたはずのヨトゥンが、まるで砲弾に撃ち抜かれたかのように、斜め下の地面に向かって叩きつけられた! 最初のラバァルの時のように、いや、それ以上の勢いで、ヨトゥンは地面を削り、石柱や石筍を粉々に砕きながら、激しく滑っていく。
凄まじい衝撃で岩埃や砂埃が大量に舞い上がり、一瞬にして周囲の視界を奪った。元々薄暗い迷宮の底が、さらに濃い土煙に覆われ、状況を把握することすら困難になってしまった。
数秒の静寂。自分たちに攻撃が来なかったことに、生き残った者たちは「おかしい?」と気づき始める。
土煙の向こうから、ドスン、バキバキという破壊音が断続的に響いてくる。何かが起こったことは確かだが、何がどうなったのか分からない。マルティーナも恐る恐る起き上がり目を開け、襲ってきたはずのヨトゥンの姿を探そうとキョロキョロと辺りを見回す。しかし、濃い土煙が視界を遮り、音だけが頼りだった。
何が起こったのか分からないという状況が、焦りと恐怖を増幅させる。
「くそっ、何が起きたんだ!?」
状況を把握しようと、国家魔術師のラージンがいち早く動いた。
「【明球】×5!」
彼は自身が扱える最大限の数の光源魔法を瞬時に唱え、周囲に展開させた。先ほどまでの光球が消え、新たに5つの明るい光の球が宙に浮かび上がり、濃い土煙を貫くようにして周囲を照らし出す。
「な……なんだ、あれは……!?」
明るくなった視界の中、土煙が薄くなった先に現れた光景に、誰もが息を呑んだ。
最初に声を上げたのはジュリアンだ。
「ラバァルよ!」
その声に導かれるように、全員の視線が一点に集まる。そこには――空中に静止し、ゆっくりと降下してくるラバァルの姿があった。
「……この野郎……調子に乗りやがって……」
ラバァルは、口の端から血が混じった唾をぺっと吐き捨てると、土煙の中で倒れ伏しているヨトゥンを、射殺さんばかりの鋭い視線で睨みつけた。
その姿は、先ほどまでの彼とは明らかに異なっていた。全身から怒りのオーラが立ち上り、触れる者全てを焼き尽くさんばかりの、禍々しくも恐ろしい雰囲気を纏っている。
彼の体の周囲には、あの赤黒い半透明な霧のようなオーラ――《ゼメス・アフェフ・チャマ》――が、以前よりも濃密に渦巻いていた。それはまるで生き物のように蠢き、ラバァルの体から絶えず噴き出しているように見える。
土煙の切れ間から垣間見えた、異様な姿のラバァル。その変化に誰もが驚愕したが、今はそれを深く考える余裕はない。この場から少しでも離れることが生存に繋がると判断した冒険者たちは、負傷者を助け起こしながら後退を開始した。
しかし、ラバァルの変化を目の当たりにした者たちの反応は様々だった。
「ラバァル様……」
マルティーナは、彼の身を案じるように、心配そうに呟いた。
オクターブは、ラバァルがなぜ空中に浮いていたのか、その原理に疑問を抱いているようだった。
一方、既にある程度の距離を取っていたノベルは、学者としての探求心を抑えきれなかった。彼は後退するのをやめ、振り返ってラバァルの姿を食い入るように見つめる。その体から立ち上る赤黒いオーラを視認し、確信した。
(初めて会った時から感じていた、この得体の知れない危険な気配……私の体に現れた発疹が警告していたのは、これだったのか!)
ラバァルが何か特別な力、あるいは秘密を隠していることは予想していたが、それが今、目の前で現実のものとして現れたのだ。ノベルは夢中でその姿を目に焼き付けようとした。
(ヨトゥンが、他の誰でもなくラバァルにだけ異常な敵意を向けた理由……。単なる縄張り意識だけではない。あの怪物は、本能でラバァルの内に潜むこの『何か』を感じ取り、脅威と認識したのかもしれない……)
ノベルは、戦いの流れとラバァルの変化を結びつけ、脳内で懸命に分析を進めていた。
その時、倒れていたヨトゥンが、再び身を起こし始めた! それを見たラバァルは、地面を蹴り、一直線にヨトゥンへと突撃する!
ここから先は、もはや人間の領域を超えた戦いだった。
ヨトゥンもまた、全身から半透明な水色のオーラを激しく放出し、ラバァルを迎え撃つ!
赤黒い閃光と、水色の閃光。二つの超常的な力が、迷宮の底で激突した!
互いに相手を地面に叩きつけ、壁に激突させ、石柱を砕きながら、目にも止まらぬ速度での攻防が繰り広げられる。それは音速すら置き去りにするかの如き、常軌を逸したぶつかり合いだった。冒険者たちの目には、二つの色の光が高速で飛び交い、交錯する残像しか捉えられない。あまりの速度に、何が起こっているのかを正確に認識することすら不可能だった。ただ、空間を揺るがす衝撃音と、破壊の音だけが、その戦いの激しさを物語っていた。
「こ……これは一体……!? あいつは……ラバァルは、本当に人間なのか!?」
アスタリオンの絶叫が、轟音の中に響く。
「こんな戦い……入れるわけない……! 私たちが入る隙なんて、どこにも……! 全然、ついていけない……!」
ジュリアンの悲痛な叫びもまた、激しい戦闘の音にかき消され、誰の耳にも届くことはなかった。
最後まで読んでくれありがとう、また続きを見掛けたら読んで見て下さい。




