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4 音を上げるには早い

挿絵(By みてみん)


新しいキャンバスを買った。



こうして見ると、部屋の壁と変わらない



今度は10号サイズを買った。

前は8号。

少し大きなスペースをとって練習したいと思いました。


頭の中では色々と考えるんです。


頭の中のキャンバス上では色々と塗ったくられて構成しようとしてます。

それがあまり上手くいかない結果になります。


今日、キャンバスを買った時


若そうな男性の店員さんがレジを担当しました。

おばちゃんの声は店内に入った時に聞こえたので、居るんだなと分かりました。


レジで会計を済ませると、おばちゃんが奥からやって来て商品を袋詰めしてくれました。

私は、声をかけようと迷いました。

顔を覚えているのかな?挨拶でもしようかな、と。

おばちゃんの方から「書けてるかい?」と、声をかけてくれました。


「いや、結局上手くいかなくて、新しくキャンバスを買い直そうかと」


「初めは上手くいかなくても、キャンバスは買わなくても色を剥がしたりできるからね」と励ましてくれました。


「もう少し、頑張ってみます」と、残して店の外へと出ました。



さて、雲を見るのも飽きて来たし


道端のアスファルトにも居場所はない


あるのは、色

2色の色


本当は、黄色を買おうと思ってました


キャンバスと共に、黄色を買う予定でした


2色の中に、希望はなく

希望を描こうと頼りにしました


でも、店内に入ったら、まだ音を上げるのは早いと思い直しました



最近、仕事のことでも、将来のことも悩んで

疲れてたから…希望の色がほしかった


でも、まだ音を上げるのは早い



「グレー」と、「青」には生命力がないと決めつけてはいけない



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