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世代交代
親父が言うには
仕事終わっていつものように帰る途中
大樹の側で傷付き衰弱しているのを発見し連れて帰ろうとしたところを妖が百鬼夜行の如く群れを成し襲いかかって来た
少女を庇いながらも戦った結果がこれと言う
「この娘、イグチと同じ妖眼のつかいや
力は、分からんがこの娘がいなかったら俺はどうなっていたことやら」
俺はこの時初めて分かった、祓い人の仕事は、死と隣り合わせと言うことを
しばらくの時が経ち
少女は自ら「アム」と名乗り
親父の提案から鬼灯家の養子として暮らすこととなった
初めて自分に妹が出来た……
現在
母の反対を押し切り
俺は鬼灯神社の祓い人を継ぎ
なぜか、風見神社のハルトも巫女となっていた…