クズ勇者〜
今回、キャラ崩壊?あります
裕樹(クズ勇者)side
ある所に、ザ普通といった高校生がいました。
彼の名前は、青田裕樹。何処にでもいる高校生だです。彼はいつも通りリア充爆ぜろと念じながら下校していました
するといきなり謎の光に包まれました
次に裕樹が目を開け飛び込んできたのはアニメなどでしか見たことが無いような、ザ王様と言った服装をした髭の人でした
「え⁉︎ここどこ?」
裕樹は困惑し、そう言いました
「勇者様よくぞおいでくださいました」
「勇者?僕が?」
裕樹は突然のことに驚きました。何せいきなり召喚されたのです。驚くのも仕方ありません。
そして、裕樹の頭の中にいきなり機械的な声が聞こえてきました
「青田裕樹様。特典として、魅了を獲得されました。効果はウィンクをした対象は虜にすることができます」
普通は頭の中にいきなり音声が流れてくることに驚くところですが、裕樹は驚くどころか淫らな思考をし出しました
(ウィンクするだけで、女の子を虜にできる?)
裕樹はそう考えると女選びをするかのように周りを見渡しました
(お、あの銀髪の子可愛いな。あの子の周りもレベルが高いな〜。よしまずあの子達を虜にしよう)
裕樹はそう考えると顔をニヤつかせました
先ほどの驚きは何処かへ行ってしまったようです。
「では、勇者様こちらはどうぞ」
「分かりました」
(取り敢えず魅了をかけておくか)
裕樹はそう思うと銀髪の子達にウィンクをし、そのまま王についていきました。
裕樹が次に案内されたのは応接室のような場所でした
「勇者様には突然のことで申し訳ないのですが...」
「魔王討伐ですよね!」
「え、はい、そうです。勇者様には魔王討伐をお願いしたいのです」
王は勇者に魔王討伐を依頼しようとした瞬間に勇者の方から先に言われたので驚きながらも依頼しました
「任せてください!僕に任せてもらえれば大丈夫です!」
裕樹はなんの根拠もないのに自信満々に言いました
「はい。こちらで魔王討伐に行くためのパーティーメンバーを組ませていただきました。まだまだ未熟なもの達ですが、きっと勇者様のお役に立てると思います」
「分かりました。すぐに合わせていただけますか?」
(絶対パーティーメンバーは美少女達だよね。ツンデレな子に、僕に一途な子、あ〜ヤンデレな子もいいな〜)
裕樹はドンドンクズな思考を加速させていきます
「いえ、勇者様とは後日面会の予定です。勇者様も今日は疲れたと思われますのでごゆっくりお休みください」
「そうですか」
裕樹は少し残念そうな顔をしながらも頷きました
キアラ達side
キアラ達は勇者召喚の儀式を終えてから一つの部屋に連れて行かれました。
そこでキアラ達は
「いえ、いいです。スリーサイズとか図らなくていいですから!」
「ふ〜ん、結構いい素材使ってるのね」
「おぉ、この鎧は重くない上に強度もあるのか!」
「これ可愛い〜!」
それぞれが役職ごとの装備を選んでいました
キアラはメイド達に聖女が着る修道服を着させられていました。しかし、何故かついでにスリーサイズも計ろうと言われそれに全力で抵抗しています。
アイシャは来た人の魔力を高めると言う魔導服を着てその服の感想を述べています
アルジェは鎧を装着しその鎧の性能を聞かされて驚いています
アーリアは可愛い〜と言っていました。
そのあとそれぞれが着替えや装備を終え今日はこの部屋にお泊まりくださいと一つの部屋に通されました
「酷い目に合いました...」
「お姉ちゃんだけメイドさんに必要に迫られてたね。でもお姉ちゃんは綺麗だから仕方ないよ!」
そこで死んだ目をしているキアラにアーリアが慰めの言葉をかけます
「はははは!見ろ!この輝く私の装備を!」
「あんたずぅっとうるさいのよ!」
その後ろではアイシャが鎧を着てテンションが上がって暴れているアルジェを止めようとしています。
部屋の中はまさにカオス状態です
コンコン
「あ、どうぞ!」
誰かがノックの音に未だに死んでいるああらの代わりにアーリアが反応します
「失礼します。が夕食の準備が整いましたのでお待ちしてますよろしいでしょうか?」
城のメイドが夕食の知らせに来たようです
「お願いします」
城のメイド達によって夕食が部屋に運び込まれました
キアラ達に用意された部屋はとても大きく一つの家なみでした。
王がいきなり知らない場所に一人では落ち着かないだろうと、個別の部屋ではなく、一つの大部屋を用意していましたからです。
キアラ達は夕食を取り出します
「キアラって本当にどこかの御令嬢みたいよね」
ふと、アイシャがそんなことを言いました
「うん!なんかお嬢様って感じ!」
「え、そんな事は...」
キアラは突然言われた事に戸惑います。
「それにひきかえ...」
アイシャはアルジェに目線を移します
「おぉ!美味いぞ!」
あれもこれもとドンドン口に頬張っていくアルジェ
キアラと比べると月とすっぽんです。
そんなこんなで夕食を食べ終え、アーリアがこんな事を言いました
「じゃあ、この後みんなでお風呂に入ろうよ!」
なんでも、メイドの話によるとこの王城には大浴場があるそうでアーリアはそこに行きたいそうです
「そうね。今日はいろいろあって疲れたし」
「うむ、汗を流さねば!」
全員が大浴場に行く気でした。ただ一人を除いて...
(どうしましょう)
キアラは珍しく焦っていました。この場をどう切り抜けるか、キアラはひたすら考えていました
「その、トイレに行ってくるので先に行っておいてもらえますか?」
「あら、別に待ってるわよ早く行ってきなさいよ」
「は、はい」
苦し紛れに出た言葉はアイシャによって一刀両断されました。
バタン
(こうなったら)
アイシャはトイレに入り何かの決意を固めてトイレから出ていきました。
「来たわね。じゃあ行きましょう」
「ちょっと待って」
「ん?」
キアラの呼びかけに全員が反応して振り返ります
「わ、私今その、生理が来てて、みんなと入れそうにないから一人で入るね」
キアラは顔を赤くしながらそう言いました。
これはキアラのもしもの時の奥の手でした。が、キアラ自信あまり使いたくはなかった手です。何故かと言うと単純にキアラが恥ずかしいから
「あ、そうなの。じゃあ仕方ないわね」
「あぁ、それは仕方ないな」
「お姉ちゃん、無理しないでね!」
キアラ以外の人たちはそう言い残してお風呂に向かいました
「何とかのりきりました...」
キアラは部屋に備え付けられているお風呂に入りました
その後は全員疲れたのかすぐに寝てしまいました
その夜、キアラが寝ていると何やら体を抱きしめられているような感触がありました。キアラが目を開けてみると
「スゥ〜スゥ〜」
アーリアが自分のベッドから抜け出しキアラに抱きついていました。
おそらくは一人で寝ていて寂しくなりこちらに来たのだろうと思ったキアラはアーリアの頭を少し撫でてからまた眠りました。
アーリアside
(ふぅ〜、危なかった。お姉ちゃんに気づかれる所だった)
実はアーリアは寂しくてキアラの布団に入ったわけではありませんでした。
ただキアラに抱きつきたいからキアラの布団に入っただけでした。これだけならまだ可愛いものなのですが
「すぅ〜はぁ、すぅ〜はぁ」
アーリアはキアラの匂いを嗅ぐかのようにキアラの胸の中に顔をうめこみます
(相変わらずお姉ちゃんの胸小さいな〜。男の子かなって思っちゃう。そう言えば、王都の何処かで男女関係なく胸を大きくできる薬があるって聞いたから、今度探してみよ)
そうして、アーリアも眠りました
なんか、自分でも何書いてるか分かんなくなってきましたね...