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#01 第一章 暗 

 ここは何処だろう。

「黒沢様。黒沢様?」

どこからか、声が聞こえる。

「黒沢様ぁ?」

自分の名前を呼ばれているようだ。しかし、体を動かすことが出来ない。声は、先程のスマホを掲げた女子高生だろうか。可愛らしい声だ。そして、頭の上が柔らかく温い。

「突然の事、申し訳ございません。急にこの様な場所まで呼んでしまい。」

この様な場所?まずここはどこだ?

「急に倒れてしまいましたが、どこかお怪我はございませんか?」

体に痛みはないので、恐らく大丈夫だろう。だが、声が出せない。

「あっ、体が動かせないのですね。少々お待ちください。」

そう言ったあと、体が動かせる様になった。と同時に、今の現状に驚いた。

なんと、膝枕ではないか!? 

「どこかお怪我はないですか?」

「うぬ。問題ない。」

ちょっと堅苦しいだろうか。膝枕で、ちょっと緊張しているのはバレていない様だが。そしてここはどこだろうか。異様に暗い。

「あっ、その前に自己紹介ですね。私の名前は、(あい )と申します。」

「あいさんだね。よろしく。それで、俺に対しては様付けじゃなくても大丈夫だよ。」

「そうですか。それでは改めて、黒沢さんにお願いがあるんです。」

「お願い?」

「はい。まず私は未来から来ました。」

「未来、から?」

「はい。未来からです。」

「えっ、ちょっと待って。未来からどういう風に来たの?」

「あぁ〜すみません。その方法は教えられないんです。パラドックスが起きるとかなんとかで。」

「え、あぁ、そう。よし話を戻そう。それでお願いって?」

「はい。それでお願いっていうのが、ここの世界でウイルスを殲滅してもらいたいのです。」

「ここの世界?まず、ここの世界はどこなんだい?」

「はい。ここは電脳世界です。」

「電脳世界?」

「はい、電脳世界。詳しくいうとネットワークの中です。」

「じゃあ、倒して欲しいのって。。。」

「御察しの通りかとは思いますが、インターネットウイルスです。」

「倒す目的は?」

「はい。最近、この世界で、とても危険なウイルスAIが生まれたんです。そのウイルスが、また新たなウイルスを生み続けていて、このままではどんどんと学習していって、手のつけられない状態になってしまうんです。」

「ちょっと時間をくれ。」

 まず、この世界は電脳世界。インターネットの中で、倒すものはインターネットウイルス。

そこまでは分かったが、じゃあ倒す方法はなんだ?他に突っ込むところがある様な。。。

膝枕の感触が残っていて頭が動かねぇ。

 「えっと、まず、そのウイルスを倒す方法ってなんだ?」

「はい。この剣で、ウイルスを物理的に破壊して欲しいのです。」

「でも、ウイルスってソフトで消せるよね。」

「最近は、ウイルスがAIを持っていて偽装するので、検出できないんですよ。なので、物理的に倒す必要があるんです。あっ、電脳世界から抜ける方法は、手元にあるスマホから戻ることが出来ますよ。スマホを借りて、アプリを入れておきました。」

あれ、端末ロックかかってるし、暗号化しているから外部からアクセスできないはずなんだが。

「外部からアクセスできないはず、って考えてます?」

「・・・なんで考えてる事分かったの?」

「女の勘です♡」

女の勘。なんと恐ろしい。

「っていうのは冗談で、セキュリティを突破したんです。」

「あぁそう。」

もう考えることはやめる事にしたのであった。

「ではお願いしますね。」

 こうして、俺のウイルス殲滅記が始まったのであった。


おはこんばんは!お久しぶりです。初めての方は初めまして!

いやー。学生って忙しいですねぇ。しかも私、今年、来年は就活を控えてまして。。。

なんと前回(連載始め)から8ヶ月空いてしまいました。遅くなってしまい申し訳ございません。

私自身プログラマーでして、T◯S出展を今年もするので、9月を超えると本当に更新出来なくなってしまうので、この機会での更新をさせていただきました。

もちろんこれからも更新をする予定ですが、何しろ就活、インターンがあるので、更新頻度が遅くなってしまうので、何卒あたたかい目で見守ってもらえるとありがたいです。

あと、コメントをお待ちしております!

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