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詩、あるいは詞

fighter

作者: 志賀飛介

涙が溢れて止まらないのは

自分の事すら分からなくなったから

もう何も考えることは出来ないと

そう思えてしまったから


間違い探しだけじゃ正解が見えない

一つ、二つ本当の自分を数えてゆけ


やめたくて逃げたくて

それでも生き続けることに意味なんてないけど

やめないで逃げないで

いつか僕は今を振り返ってそんな風に言うんだ

だからそれまでは

泣いたっていいんだ


夜が冷たく透明だから

この体ごと溶けてしまうと思った

あらがう必要は微塵もないと

冷たさに身を震わせた


これから先のことも今はまだ分からない

立ち止まり、また歩き繰り返す道の途中


苦しくても飲み込んで

それでも生き続けることに意味なんてないけど

大丈夫って僕がいるって

いつか僕は今を振り返ってそんな風に言うんだ

だからそれまでは

立ち上がれなくなるほど弱くたっていいんだ


やめたくて逃げたくて

それでも生き続けることに意味なんてないけど

やめないで逃げないで

いつか僕は今を振り返ってそんな風に言うんだ

だからそれまでは

泣いたっていいんだ


いいんだ


少しだけ前向きに、ただ僕自身もまだ未完成なので、自分にも向けて。

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