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フルーツ擬人化物語☆

作者: 麻生かなえ

 地球のどこか。

 『果物女性協会会議室』

 お題。『フルーツを使ったケーキやデザート(パイやタルトも可)で何を作るか?』

 ちなみに擬人化とは、物(国や電化製品等色々)を人間バージョンにしたものの事である。

 (あー❤アップルパイもいいなあ…。ショートケーキも捨てがたいし…)

 えへへ…❤とよだれをたらしながら、いちごが考え事をしていた。

 背丈百五十センチ。

 赤い二つ結びの髪にいちごの緑のヘタがついている。

 服はいちごのように赤い服に黒いツブツブの服。

 この物語の主人公。

 「オーッホッホッホッホッ!!」

 高笑いが聞こえてきたのでビクッ!となるいちご。

 他の果物五人が一斉に声がした方に向いた。

 背丈百六十五センチ。

 名古屋巻きで、メロンの中身のような髪色。

 巨乳でFカップ。

 妖艶美女で名前はメロン。

 「やっぱこの私メロンを使った丸ごとのメロンシャーベットがよろしくて?

 プリンスメロンにマスクメロン。

 メロンは、果物の女王なのよー!」

 再びメロンは得意気に高笑いした。

 それを、冷たい態度でキウイフルーツが止めた。

 「メロンさん。高笑いはやめて下さい。それに果物の女王はメロンではなく、マンゴスチンです」

 カチャとメガネを持ち上げるキウイフルーツ。

 背丈百六十センチ。

 緑色のおかっぱ頭。

 黒フレームのメガネをかけている。

 名前はキウイフルーツ。

 みんなにキウイと呼ばれている。

 「まったく…あなたの頭の栄養はすべて胸の大きさにいってしまわれたのですか?」

 真顔で冷たく言うキウイ。

 「な…なんですってー!」

 キー!と怒るメロン。

 (あの二人仲悪いなあ…)

 あきれるように見るいちご。

 「まあまあ。メロンさん。キウイさん落ち着いて下さい」

 穏やかな口調で二人の喧嘩の仲裁に入る白桃。

 背丈百六十センチ。

 淡いピンクの長い髪。

 和服姿が似合う。

 名前は白桃。

 「はいはいはーい!」

 元気よく手を挙げた人がいた。

 背丈百五十五センチ。

 オレンジ色の髪。

 元気娘で名前はオレンジ。

 「やっぱあたいの柑橘類オレンジを使ったオレンジゼリーがいいじゃない?それかオレンジケーキとか!」

 オレンジはペロッと不〇家のペコちゃんのマネをして言った。

 「えー!私のメロンシャーベットがいいわよぉー」

 ブーブーと口を尖らせて抗議するメロン。

 「いいえ。私の白ワインとキウイフルーツのゼリーがいいと思います」

 「いやだ!ずぇーたい!あたいのオレンジケーキかオレンジゼリーがいいてばー!」

 「あら!私も譲れないわ!メロンシャーベットがいいわ!」

 「白ワインのキウイフルーツのゼリーがいいと思います!」

 ギャーギャーと三人の果物達は口喧嘩をしてしまった。

 (あわわ…)

 あわあわとするいちご。

 「いいかげんにしなさい!」

 白桃の怒鳴り声で口喧嘩をやめる三人。

 白桃は真剣な顔つきで話し始めた。

 「メロンさん。キウイさん。オレンジさん。あなた方勝手すぎます。

 たしかに自分の意見を持つ事はすばらしいと思いますが、自分以外の意見は聞かないという態度はよろしくありません。

 みんなで楽しくデザート作りする為にこの話合いを始めたのではありませんか?

 自分の事ばかりではなく、みなさんの事も考えてデザートで何を作るか決めていきましょう。

 よろしいですか?」

 にっこりと白桃が微笑んだ。

 『はあい…』

 ションボリとする三人。

 

 その後、白桃がリーダーとなって話し合いは終了した。

 当日。白桃の家で話し合いで決めたキウイ、メロン、オレンジ、いちご、白桃を使ったフルーツタルトをみんなで作り美味しくいただきました。(終)

 果物を擬人化にした話を書いてみました。

 楽しく読んでいただけたら嬉しいです。

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