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決着つかない戦い、喪失と涙

挿絵(By みてみん)

死神は大きなカロンの上から威厳を持って見下ろしていた。

— 来い、ブルーシャーク。 — マイレーンはサイバーアーマーを呼び出し、体を包み込む。

— グリーンバタフライ。 — ドクターマイケルも同様に。

— ドラゴンフライ。 — 海軍大尉マリーン。

全員が装備を整える。

— ニコル、私と一緒にいて。君の能力は役に立つ。泳ぐ必要があるからね! — マイレーン。

— はい、教官。 — ニコル。

— ヒダカ、彼女たちと戦うぞ。 — サフィラ。

— いつも言ってるだろ?攻撃的な君が大好きだよ。やっちまえ、可愛い奴よ。 — ロジャー。

— 集中しろ。 — マイレーン。

— 女たちよ、今度は俺たちの番だ。 — ガエルはロジャーをじっと見つめる。

— イザベラ、お前たちは俺たちと戦ったことがあるな。 — マリーン大尉はスザンの隣に立つ。

ナターシャは微笑み、イザベラはいつも通り冷たい表情。

— ラック、俺は坊主の相手だ。 — ヤタ。

— 見くびるなよ。坊主だって強いんだ。 — チャンは微笑みながら頭を輝かせる。

— 俺は誰と戦うんだ? — ラックは戸惑いながら。

— お前らとだ。 — ペドロ。彼のチームであるトリン、イヌン、サルンもそう言う。

— 俺も戦う。 — クリス。

— え?面倒くせぇな。 — ラック。

— 旧友を思い出せ、マイケル。 — スカーレット。

— どうしたんだ?イザベラは最近入ったが、お前とは長い付き合いだな。 — ドクターマイケル。

スカーレットは彼を怒りの目で見る。

— ベディヴィアの後継者、許しの騎士よ、許しの力を目覚めさせよ。 — 突如、ニコルが鎧をまとい、泡が浮かび始める。

ヒダカは泡の一つを割ると、途端に水の洪水が起こり、次々と他の泡も割れていく。

— さあ、みんな! — スザンは手を地面に置き、土の島を幾つか作り、フィールドのSKYは水没する。

使い魔と騎士たちはその泥と岩の島に飛び乗る。

— ちょっとした狂気を加えよう。 — 天狗の侍の姿が現れ、水の上に立つ。

— それは任せて。 — ルーカスもアーマーを起動し、水に降り立つ。

— お前も濡れても平気なのか。 — ヒダカ。

— 空気を操る利点は軽いことだ。 — ルーカス。

彼は両腕をクロスし、「X」の形を作り、切断波動を放つ。

村正むらまさ! — ヒダカは容易く防ぐ。

— 今度は俺の番だ。 — サフィラはミノタウロスのように変身し攻撃。

— この美人の力を見せてもらおう。サメの噛みつきだ。 — マイレーンの手がサメの口になり、サフィラの腕を掴む。

— 凄い。 — ニコル。

— エネルギーフローを解放し、サイバーアーマーはこの素晴らしい動物の噛みつき力を増強した。3トンの力でお前は確実に抑えられている。 — マイレーン。

— 見くびるな。 — サフィラは背中のキャノン砲を撃ち、マイレーンを吹き飛ばす。

— 教官マイレーン! — ニコルが叫ぶ。


ラックとクリス VS テクノロジーチーム


— お前たちの能力は何だ? — ラック。

— 早く終わらせよう。 — クリスは巨大な女性の蛇に変身。

— 何だって? — ラックはグリフォンに変身。

— みんな、任せた。 — ペドロはホバーボードに乗って戦場から退避。

— 行け。 — イヌン。

— 俺たちにどうやって勝つつもりだ? — ラック。

— 我々は自分たちの戦士を作った。 — イヌン。

突如、ロボットが操縦室の上から現れてフィールドに落下。

— 宇宙のカウボーイを見よ。 — イヌン。

— スペーシャル。 — サルン。

— タイプゼロ。 — トリン。

— くだらない。 — ラック。

— 人それぞれ好みがあるから仕方ない。 — イヌン。

クリスが突進。

イヌンは笑いながら基本射撃。

しかしクリスは尾で撃ち返して防御。

— 空中戦はどうだ? — ラックはロボットを持ち上げ高く飛ばす。

— くそ。 — イヌン。

クリスは全力で突進。

トリンは電気ネットで防御。


チャン VS ヤタ


— 夢の騎士、チャン。 — ヤタ。

— 嘘の僕、ヤタ。 — チャン。

— 嫌な状況だ。悪が蔓延っている。 — ヤタ。

— なぜそんなに嘘をつく? — チャン。

— それは癖だ。 — ヤタ。

— 戦おう。 — チャンは変身し、鍵をたくさん手に持つ。

— なら仕方ない。 — ヤタは黒い鳥の鎧を召喚。

高速で攻撃。

— 第一の鍵、夢の開放。 — チャンが召喚。

突然、ヤタは美しい田舎の家にいる。

— 何だこれ?

— これはお前の夢だ。忘れたのか?これは夢の鍵の一つ。まだ夢の道、夢の物質、愛の夢、命の夢の鍵もある。

— なんてこった。

— 思い出せ、後悔しろ、ヤタ。

ヤタは動きを見る。

— ヤタ、大丈夫か?

— また落ちた。俺は何もできない奴だ。 — 幼いヤタ。

— そんなこと言うな。お前はできる。

— でも兄貴は嘘つきはダメだって。俺は仕事できないのに。 — ヤタは兄に。

— 馬鹿言うな、立て! — 兄が微笑みながらヤタを起こす。


イザベラ VS スザン


— なぜ?なぜ私たちを裏切ったの、イザベラ。私たちのためにしてきたのに。 — スザン。

— わかっていないな。アルカンジョは誰も守れない。生命主は偽りだ。すべては偽り。新しい世界が生まれるべきだ。 — イザベラ。

— 神様、彼女も毒されてしまった。

— 毒されたのは君だ。いくら賢くてもわからないのか?

— 選択の余地はない。本気で戦うしか。クラレンテ、知恵の形態よ、現れよ。 — スザンは剣と鎧を召喚。

— 王アーサーの後継者の完全形態。私も力を得た。 — イザベラは変身。

イザベラは硬貨を投げ、スザンはクラレンテで防ぐ。

— 呪われた硬貨はお前に似合う。

イザベラは硬貨を回転させ、魔法を放つ。

スザンは攻撃を分割して防御。

— スザン、間違った側にいるのよ!

— 正気か?


ナターシャ VS マリーン


— 昆虫か?本当に? — ナターシャ。

— トンボは優雅だ。 — マリーン。

— 女なら男はお前を嫌悪するぞ。 — ナターシャ。

— 欲望こそが真の魅力だ。 — ナターシャはハーピーに変身。

— 羽の友よ、かかってこい。 — マリーン。

二人は飛び上がり、ナターシャが爪で攻撃、マリーンは腕で防御し距離を取る。

ナターシャが空気を引っ掻く。

マリーンは素早くナターシャの後ろに回る。

— 何だと?

ナターシャはパンチを受け水に落ちる。

— よくやった、マリーン。 — ロジャー。

— 今度は私に注目して。 — ガエル。

— 本当か?悪いがすまない。 — ロジャーは笑う。

— 復讐の形態。 — ガエルはケンタウロスに変身。

— ロングィノの槍。 — ガエル。

死神は遠くから見ている。

— 若者がこんな呪われた武器を持つとは。 — ロジャー。

— アルカンジョは若い力で満ちている。 — ロジャー。

— 新しき者を倒すため、対立は避けられぬ。 — ガエル。

— 若者よ、君は年齢以上に賢い。 — ロジャー。

— 彼の言葉を信じるな。すぐに倒せ。 — スカーレット。

— 友だと思ったのに。 — ロジャー。

— 黙れ。いつも私を馬鹿にして。 — スカーレット。

思い出

— 私はずっとあなたのそばにいた — スカーレットとロジャーが一緒にランチをしている。

— 誰も助けてくれないとき、いつも助けてきた — スカーレットとロジャーが体育館を掃除している。

— サウロ先生が亡くなったとき、新しいリーダーになる力をあなたに与えた — スカーレットとロジャーが一緒にいる。

— でもあなたの目はいつも彼女だけを見ていた。彼女の何が特別なの? ただの“文句ばかりのやつ”で、何でも知ってるふりをしてるだけ — スカーレットは泣きながら笑う。

— スカーレット? — ロジャーは驚く。

— 私たちはみんなそこにいた、スカーレット。あなただけじゃなく、マイレーンも同じだ。あなたはロジャーの心が彼女にあるのを見ようとしなかっただけ — ドクター・マイケル。

— 黙れ、黙れ、黙れ — スカーレットは全力で力を呼び起こす。

— スカーレット、君の気持ちは知らなかった。でも君は大切な友人で、いつも感謝している。

マイレーンが現れ、ガエルを吹き飛ばす。

— マイ?

— 友よ? 私はお前が嫌いだ、マイレーン。みんな嫌いだ — スカーレット。

マイレーンとロジャーは見つめ合う。

マイレーンは手を暗く光らせて、何かの力で攻撃を仕掛ける。

— スカーレット、やめて! — マイケル。

— スカーレット! — ロジャーが叫ぶ。

— 彼女は制御不能 — マイレーン。

— やめて、スカーレット。傷つけたくない! — マイケル。

— くそっ! — ロジャー。

— マイケル、防御して! — マイレーン。

みんなが戦いの中で見つめ合う。

— 死ね — スカーレットは手の中の黒魔法を解き放つ。

突然、マリーンが現れ、スカーレットの腹をパンチで貫く。みんな驚く。

— ごめんなさい — マリーン。

— 教官! — ニコール。

スカーレットは地面に倒れ、落胆する。マリーンはヘルメットを取り外し、離れる。

— 私は何をしたの? — マリーンは泣きながら手を見つめる。

— 命を救ってくれた。傷つけることはできなかった — マイケル。

— スカーレット? 可哀そうな友よ — マイレーン。

— みんな、ごめんなさい。自分勝手な気持ちがこんなことをさせた — スカーレットは息絶える。

— お前のせいだ! — ロジャーは死神を睨み剣を向ける。


ルーカス VS ヒダカ


—(笑)一人減った。うちのチームだったけど、好きじゃなかった — ヒダカ。

— くそっ — ルーカスが攻撃するが、ヒダカは素早くかわす。

— この水を終わらせる時だ — サフィラ。

— 彼女が攻撃したら、水を流し続けることはできない — ニコールは祈るようにセトルを持ちながら考える。

サフィラはキャノンをニコールに向ける。

— これはまずい — ニコールは思う。

— 死神よ、てめぇを倒す — スザンは剣を持って死神に向かう。

サフィラは攻撃を止める。

— 死神様の命令だ — サフィラ。

— エクスカリバー — スザンはもう一本の剣、強力で唯一無二のものを召喚する。

— エクスカリバー、なんて強力な武器だ — 死神。

サフィラは前に出てスザンを掴む。

— 死神様には何もできません — サフィラ。

死神は冷たく見て言う。

— 茨の冠。

袖から棘のある植物が現れ、スザンとサフィラを貫く。


回想


— サフィラ、お前はもう飢えることも恐れることもない。お前は今や私のしもべだ、新しい世界の建設を助けるのだ — 死神は路上の少女に言う。

— はい、旦那様 — サフィラ。

— お前が新入りか? — ヒダカは少女に絡む。

— 私はヒダカ、狂気のしもべ。信じられるか?こんな称号をくれるんだぜ(笑)

— だって悪いものを良いものに変える方法なんだ — サフィラ。

— 何のことだ? — ヒダカ。

— 私は戦争、そして新しい世界に平和をもたらす。お前は狂気、そして新しい世界に正気をもたらすのだ — サフィラは微笑む。

— なるほど、気に入った — ヒダカ。


回想終了。


— スザン! — ルーカスが叫ぶ。

— サフィラ! — ヒダカは信じられない。

二人が倒れ、ヒダカはサフィラを支え、ルーカスはスザンを支える。

— スザン、起きて — ルーカス。

— お前はよく働いたな、サフィラ — 死神。

— ヒダカ、マスクを外せ — サフィラが頼む。

— ヒダカ、俺は役に立てたか? — 重傷のサフィラは目を閉じる。


回想


— お前はクソだけど、ここで唯一の友達だ — サフィラは窓の外を見ながらヒダカに言う。

— 友達?

— いつか新しい友達ができるかな、ヒダカ? — サフィラは大きなカロンの窓を見つめながら言う。

ヒダカは虚ろな目で彼女を見る。

— わからない!


戦いに戻る


ヒダカはうつむき、サフィラを放し、死神を見る。

「こうやって使うんだ。彼女はただお前に仕えたかったんだ。お前がそうさせたんだ!」

— 彼女は新しい世界のためにすべきことをした — 死神。

— でも彼女はいない。だからこの世界は俺にはあまり意味がない — ヒダカ。

— お前はいつも一番厄介だったな、ヒダカ・キリヤマ — 死神は軽蔑の目で見る。

— 多分お前は本当に正しい道じゃない — ヒダカ。

死神は冷たく彼を見る。ヒダカは大きな力を集中させる。

— くそったれ!


全力で死神に突進し、死神はカロンから飛び降りて黒い翼を広げる。多くの棘の枝をヒダカに放つ。ヒダカは避けながら棘で傷つくが、数メートル手前で棘が腹を貫き、剣が死神の胸の半メートル前に迫る。


回想


公園で鳩に餌をやっている。

— 母さん、僕は変かな? — ヒダカ。

— なぜそんなこと聞くの? — 母。

— 学校の男の子たちが、鳥と話す僕は頭がおかしいって言うんだ。

— 愛しい人よ、鳥たちの心がわかるのは純粋な人だけだ。だから気にしなくていい — 母親。

— 2年後、両親は交通事故で亡くなり、私は孤児院に送られた。鳥たちと話すことは続けていたので、「ベンチの変人」というあだ名をつけられた。なぜなら他の子供たちから孤立していたからだ。ある日、数人の子供たちが私にちょっかいを出してきた。私は木の棒で彼らを攻撃し、その場所から逃げ出した。そこで死神に見つかったんだ。

戦いに戻る。

— 結局、ひどい人生だったことは知っている。狂気の代償はあまりに大きかった。俺はヒダカ・キリヤマ、道なき狂人だ。

死神は彼を投げ飛ばすが、ルーカスが地面に落ちる前に受け止める。

— なぜ助ける?騎士よ?

— 仲間のために戦った。真の戦士だけがそうする — ルーカス。

— (笑)これは俺のムラマサだ、騎士よ。この呪われた武器で道を切り開け — ヒダカは息を引き取る。

— もう血は見たくない — ロジャー。

— そうだな、そろそろだ — 死神はイザベラの銀貨、ガエルのロンギヌスの槍、茨の冠、聖杯を十字架の形に呼び出す。

— 時が来た — ガエルは驚く。

黒い強い渦が物の後ろに現れる。

— 蘇生 — 死神。

みんな呆然と見つめる。

— 許さない — ロジャーは盾と剣で攻撃。

死神は鎌を呼び出し盾を壊す。ロジャーは連続で攻撃するが、死神は防御。ガエルが助けようとするもマイレーンが止める。

— なぜ蘇生を妨げる? — 死神。

— ここに蘇生はない。無実の命の上に立つ蘇生は蘇生じゃない。

— 馬鹿げている — 死神。

— チゾナ切り! — ロジャー。

死神は翼で攻撃し、ロジャーの腕を傷つける。

— ロジャー! — マイレーンが叫ぶ。

イザベラはロジャーに向かって進むが、マイケルとマリーンが止める。

— お前のロボットは終わりだ — ラックはイヌン、サルン、トリン、ペドロの残骸を破壊。

— どうする? — サルン。

— 防衛用主砲 — ペドロは司令室から武器を操作。

砲台はラックに向かって発射し、ラックを倒す。

— 落ち着け、みんな! — ペドロ。

— いいぞ — イヌン。

— 命中 — トリン。

— 次の一撃はあの怪しい空間に向ける — ペドロは狙いを定める。

— 愚かだ — 死神は暗黒のエネルギーで主砲を破壊。

— ペドロ? — サルンは心配。

— 終わりは始まり — クリスは人間の姿に戻る。

— 剣の審判、チゾナよ、この不敬なる行いを取り消し、元に戻せ — ロジャーはチゾナからエネルギーを放つ。

— この剣は新世界の蘇生には脅威すぎる — 死神は剣の危険を認める。

ロジャーは死神に突進し翼を避けて蹴りを入れるが、死神は腕で防御し、ロジャーを押し戻す。すぐに剣を投げ、死神は腕を斬り、鎌を投げる。

— ロジャー! — マイレーンが叫ぶ。

ガエルは別の槍を呼び、ロジャーは背中に攻撃を受ける。

イザベラはチゾナを止めようとするが、

— ここにいるんだ — マリーンが彼女を押さえる。

— 当然だ — マイケル。

ナターシャが剣の前に立ち、自身の体でロジャーの攻撃を防ぐ。

— 死神様、私は… — ナターシャは倒れる。

死神は従者の犠牲を見つめる。

— くそったれ — マリーン。

— このままじゃ何もできない — マイケル。

— お前たちは勝てない。なぜなら俺はこの若者たちを信じている — ロジャーは笑う。

死神は鎌をロジャーの胸に刺す。みんな驚く。

— いや — マイレーンはショックを受け、怒りに満ちる。

彼女は死神に向かって突進するが、腕を斬られ跪く。ロジャーと並んで倒れる。

— 犠牲は激しい。愛のための犠牲は泉よりも純粋 — 死神。

彼はマイレーンを止めようと準備する。

— 教官、気をつけて — ルーカスが叫ぶ。

— マイレーン! — マリーン。

— こんなことが起こるはずがない — マイケルは無力。

死神は冷たく見て攻撃するが盾に防がれる。

ヴァレンティナが空から降り、ガエルに攻撃するが彼は強力なパンチで地面を砕きかわす。

— 帰ってきた — マリーンはほっとする。

— 神に感謝 — サルン、イヌン、トリン。

— あなたたち? — マイレーンは気絶。

みんなはレオ、ヴァレンティナ、他の仲間が戻ったことに安堵する。

— ランスロットの後継者 — 死神。

— 何をしている? — 怒るレオ。

ヘリコプターがSKYフィールドに着陸。

— なんてことだ — アリスター。

— 皆、どうした? — ルナは涙ぐむ。

— なんてこった — ジョバナ。

— ジョバナ、助けて、スザンが… — ルーカス。

— よし、レオとヴァレンティナを助けて! — ジョバナ。

— アリスター、俺の後ろにいろ。あの男は別格だ — アヤセは心配。

レオは完全変身するが死神は翼で彼を押しのける。アヤセも変身し攻撃、二人は空中戦を繰り広げるが死神は鎌の衝撃でアヤセを地面に叩きつける。

アヤセは落下し負傷、アリスターが名前を叫ぶ。

ルナも攻撃 — アスカロン。

— ドラゴンキラー、魅力的だ — 死神は指で槍を握る。

— 焼け — アリスターは火を放つ。

— 小さなアリスターよ、騎士の力を習得したのか — 死神は少し感心。

死神は攻撃をかわす。

アリスター全力、ルナも。

アリスターはルナの槍を蹴り飛ばされ空中に投げられ、ルナは変身、アリスターも空中で炎のオーラを纏う。

— すごい二人だ — アヤセ。

— いつから変身できる? — レオ。

アリスターは強力な炎を死神に浴びせ、ルナは槍で攻撃するが死神は翼で防ぐ。

— 驚異的なコンビだ。危険だな。

死神はルナをアリスターに投げつけ、二人は倒れる。

— アリスター! — アヤセとレオが叫ぶ。

— ルナ! — ヴァレンティナ。

— お願い、ジョバナ、彼女を癒して — ルーカス。

— 落ち着け、ルーカス — ジョバナ。

ジョバナはスザンを癒し、彼女は弱々しく目を覚ます。

— みんな? — スザン。

— 休め — ルーカス。

渦は強くなり周囲のものを吸い込む。

— ジョバナ、ロジャー教官とマイレーン教官を癒して — ルーカス。

ジョバナは変身し、魔力をSKYフィールドに広げる。

— 若者よ、彼女に干渉させられない — 死神は指をさし闇のエネルギーを呼び出す。

— 続けて、ジョバナ — マリーン。

マリーンとマイケルは死神の両側に現れる。

死神は翼で二人を吹き飛ばすが、マイケルは花粉を撃ち、マリーンは全力で反撃するが鎌で防がれる。

— これが効きますように — ジョバナは力を呼び起こす。

サフィラは地面で苦しむ。

— ジョバナ、みんな癒すのか? — ルーカス。

— こんな苦しみは放っておけない — ジョバナは魔力をサフィラと他の負傷者に広げる。

マイレーン、サフィラ、他の仲間は体に魔法を感じる。

— ロジャー教官の気配がしない — ジョバナは嘆く。

— お前は素晴らしい能力を持っているが、それはまだ生命の残る者の組織を修復する力だ — 死神。

— お前の教官は勇敢で誇り高い、だから私が刈り取った — 死神。

誰も信じていない。

チャン VS ヤタ

— ヤタ、わかったな。お前には二つの選択肢がある。夢と兄弟を救うか、それとも死神に仕え続けるかだ。

ヤタは決意してチャンを見る。


戦いに戻る。

— ロジャーを殺すとは信じられない — マイケル。

— 彼は非常に強力だ — マリーン。

— くじけてはいけない。彼らは若者たちの教官だ — マイケル。

クリス、ガエル、イザベラが死神に加わる。

— くそ — マリーン。

ヴァレンティナ、ルーカス、レオ、アヤセ、ニコルがマリーンとマイケルの隣に到着。

— お前たちは一人じゃない — ルーカス。

— そうだな — ニコル。

マリーンとマイケルは彼らの弟子たちの根気強さに感心する。

— どうする、アヤセ? — レオ。

— どうやって知るんだバカ — アヤセ。

— この形態だと攻撃的になるの忘れてた。

— そのままだと首をもがれるぞ。

— 集中しろ — ヤタ。

— お前は誰だ? — ニコルと皆が見る。

— 心配するな、彼は今俺たちの味方だ — チャン。

— お前の友達は説得力のある能力を持っている。

— ヤタよ、どうして死神を裏切った? — ガエル。

— 腐った世界で新世界に抵抗して戦うほうを選んだ — イザベラ。

— 新世界は俺たち自身で作る。お前たちも来い。この連中はいいやつだ。全部は賛成できないが、これが正しい方法だと思う — ヤタ。

クリスは旧友の言葉に驚く。

— 彼の言う通りだ。死神は新世界と言うが、望んでいるのは破壊だけだ。お前の仲間はみんな苦しみ死んだ — ヴァレンティナ。

— 新しいものが生まれるには犠牲が必要だ。戦ってくれた従者には感謝している。お前たちの仲間も死んだがな — 死神。

— やるしかない — レオ。

— 今だルナ — アリスター。

— アスカロン — ルナが死神に攻撃。

だがガエルと槍でぶつかり合い、槍はひび割れる。

— アリスター、いけ — ルナは後ろに跳ぶ。

— 悪を焼き尽くせ — アリスターは炎の拳で攻撃。

全員が爆発のエネルギーを避ける。

— 成功したか? — ニコル。

— やった! — アリスターは喜ぶ。

しかし背後に死神が現れ、鎌を振り上げる。

— アリスター — ルナは攻撃を受け、クリスの尻尾に蹴られ地面に落ちる。

— ルナ — ヴァレンティナ。

死神は闇のエネルギーでルナを攻撃。

一瞬の出来事。

— 動け、動け — レオは心で叫ぶ。

— サギリ — アヤセが叫び突進。

だが死神は攻撃を続け、魔法の攻撃で闇のエネルギーを防ぐ。

ルナは軽傷だが、アリスターはまた攻撃を受け失神。

ダニエル、エゼキエル、アナイラが到着。

— 王座たちだ — ルーカス。

— この野郎 — アヤセは叫ぶ。

— アヤセか — 死神。

アヤセは真剣「マサムネ」で死神に斬りかかるが、鎌で防がれる。

— 気を抜けない — 死神は背中に3対の翼を生やす。

怒りの攻撃でアヤセの顔をかすり切ると、死神は距離をとり手で黒いヴァルクヌートを呼び出す。

— なぜお前が特別なのか知っているか、アヤセ? — 死神。

アヤセは何も言わない。


回想

嵐の中、アヤセとアリスター。死神が傘をさして現れる。

— 愛しい者よ、空から落ちて世界を変えたい星が生まれた。それがお前だ、蛇遣い座の胎内で生まれた我が星。 — 死神。

現実に戻る。

— チャンスをくれたと思っていたが、全部奪われた。見てみろ、お前が助けたものを — アヤセは怒りに満ちて突進。

— さようなら、魂の刈り手よ — 死神は紫色の異なるエネルギーを放つ。

— もし当たれば癒せない — ジョバナ。

— アヤセ、攻撃をやめろ! — レオは叫ぶ。

レオはランスロットの盾を使い光の波を地面に放ち、アヤセを攻撃から外す。

— 何をした?

— お前が自殺するのは許さない。アリスターが怒る。

二人は地面に倒れ見つめ合う。

— 注意しろ、団結してこいつを倒し、妹とみんなにしたことを償わせる。

— 心配すんな、ジョバナはアリスターのそばだ — レオはジョバナが妹を癒すのを見る。

— 待ってたぜ! — ヴァレンティナ。

— ヴァレンティナ、成長したな。あの時のあの目は忘れられない。才能のある家系の子だ。 — 死神。

ヴァレンティナは真剣に見つめ返す。

— 全騎士の中で、お前が破壊力で最も強いかもしれない。スザンよりも強い。

突然、オブジェクトが地面に落ち、渦は静まる。

— 新世界の夜明けに備えよ! — 死神は腕と翼を広げる。



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