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芸術と推理小説

 よく聞くのが、不遇な芸術家の作品ほど感銘を受けるということです。一見、作家の不幸と作品の芸術性は無関係に思えます。


 不幸な境遇が同情させるのではないかということもあるでしょうが、ほとんどの場合、作家の境遇など知りません。つまり、作品自体に何か特別な要素が含まれているのではないか。


 そう考えると、幸福な時の作品になく、不幸なときの作品にあるものがあるはず。それは説明的ではなく、感性に訴える要素でなければなりません。それは、見る側の行動の違いに出るはずです。


 優れた作品の前では、人は立ち止まり、ずっと見ていても飽きることがない。すなわち、本人が意識するまでも無く、その間は脳が何かを集中して考えている。それはまるで謎解きのよう。


 すぐれた作品には謎があります。

 モナリザには数多くの謎があります。考える人の像はいったい何を考えているのか。ビーナス像の手はどうなっているのか。キュビズムや抽象画などは表現自体が謎です。

 目で見る推理小説。謎が巧妙で深ければそれだけ熟考しなければならない。ただ、推理小説と違うのは、あらかじめ答えが用意されていないことといえるでしょう。

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