表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

プロローグ 二人の馴れ初め

何本か書いてますが、短編的なのははじめてです。

少しでも楽しんでもらえれば嬉しいです。

「魔王!今日で貴様の命も終わりだ!」


薄暗い広間に響き渡る男の声。

声の主はこの世界の勇者だ。

部屋の奥にはこの城の主たる勇者の敵・・・魔王が玉座に座っている。


「よかろう!勇者よ!今日が貴様の命日だ。」


そう言って玉座から立ちあがり、いままで被っていたフードを脱ぎ捨てる。

それと、同時に薄暗い部屋に火の玉のような灯りが灯り辺りを照らした。


「いくぞ魔・・・えっ・・!?」

「来い勇・・・・ふぇ・・!?」


お互いに勢いよく駆け出そうとしたときに、はじめて互いの顔が見えた。

そして、互いに驚きの声をあげて止まってしまう。


勇者は魔王に見蕩れてしまった。

綺麗な長い銀髪と、透き通るような緑の瞳。そして、見事なプロポーションに落ち着いた佇まいに。


魔王も勇者に見蕩れてしまっていた。

短い金髪と、高い背丈。そして、整った顔立と力強い瞳に。


二人は時間を忘れて見つめあう。

そして思った。


((なんて、素敵なんだろう。))


この日、勇者と魔王は恋をした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ