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体(イタミ)の消失  作者: 柳瀬 郡
1/1

意味は流るる

僕は夢を見た。過去の(イタミ)。心の中で蠢く感情。

空は青く映えているのに、僕の目には黒く光る。日光は地面を焦がしながら、じりじりと体を裂いていく。

叫んでも、叫んでも聞こえない願い。

箱の隅で見ている僕は、目の前でうずくまってる子供に手を差し伸べる。あ、無くなった。あ、消えちゃった。

いつもここで目が覚める。あの子供が泡になって消えてしまう所でいつも目が覚めてしまう。起きると必ず、僕の顔には一筋、涙が零れていた。


退屈に感じる日々。児童養護施設で暮らす僕は、まるで違う世界にいるみたいだった。家に帰れば、親がいて。そんな当たり前の事に憧れを抱く。こんな事は、誰にも言えない。言えるはずがない。

僕がいる世界には"親"はいないから。きっと"愛"も存在しないのかも知れない。そんな事を毎日毎日飽きもせず考えている。

この世界にはルールがある。大人が絶対。年上が絶対。"ルール"が絶対。僕達に自由はない。足枷を掛けられたまま日を浴びる。

~ 綴られた声〜1説

私は望む "声"が届く事を

私の思いは絶える事がなく、生きる事を願って

これを読んでくれているあなたはどんな事を思い、読んでくれているのでしょうか?

少しでも、響く事を願います。


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