登場人物紹介
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本編に入らなかった話を書きたいのですが、「こいつ誰だっけ」となるかもしれないと思ったので、登場人物紹介を書きました。
【リナリア】(リナリア・レユシット)
本作ヒロイン。生まれた時から神様の加護を受けている。美人で歌が上手い。
亜麻色の長い髪、青い瞳。
【カーネリアン】(カーネリアン・ラドシェンナ)
本作ヒーロー。リナリアのひとつ歳上。
気さくで、誰とでも仲がいいが、内面は冷静で、頭が切れる。緩やかな短い茶髪、瞳は茶に近い赤。
【フリージア】
リナリアとカーネリアンの幼馴染。
誰よりもリナリアに心酔している。
肩を越すくらいの、うねる薄茶の髪。太い下がり眉毛。
【ランス】
カーネリアンの友人。
裏表が無く、溌剌としており、割りと世話焼き。歳上に可愛がられるタイプ。
【ミモザ】
ランスに片想いをしている。
交遊関係は合理的な傾向にあるが、恋愛に関しては積極的で、努力家。
【アザレア・バントアンバー】
リナリアの母親。
病弱で、穏やかな性格。娘のリナリアとはあまり似ておらず、平凡な顔立ちをしている。母子二人暮らし。
【グラジオラス・レユシット】
リナリアの実父で、名門の上級貴族。
かなりの美形。口下手な所があり、素直に好意を表せないことも多いが、娘と義弟は例外。亜麻色の髪、青い瞳。
【オーキッド・レユシット】
グラジオラスの五歳下、義理の弟。
商人をしている。義兄を尊敬しているが、対等な関係になりたいとも思っている。義妹のビオラに恋情を抱いている。
黒に近い、暗い茶髪。
【ビオラ・レユシット】
オーキッドの五歳下、グラジオラスの十歳下の妹。
育ちが良いため分かりづらいが、基本的にアクティブ。あまり物怖じしない。
オーキッドの事が異性として好きだが、相手の好意には気付いていない。
【サーシス・ボーダイス】
中級貴族。
ボーダイス一族は皆、知りたいと思う事はどこまでも追究し、共有するので、膨大な知識を有している。そのため貴族の中では情報屋のような役割を担っているが、興味のあることでしか協力しない。
グラジオラスに興味と好感を持っている。
【ガーネット・ラドシェンナ】
カーネリアンの姉。
夫が仕事で忙しく、あまり会えないため、結婚した後も実家で過ごしているが、夫婦仲は良好。かなり寂しがりやで、家族の事を大切に思っている。
【デイジー】
リナリアの世話係の少女。
レユシット家使用人。
素直で明るく、流行に流されやすい性格。リナリアの事を舞台女優よりも素晴らしく美しいと思っており、憧れている。
【ハルス】
カーネリアンの一つ歳下の同僚。
王国騎士団の騎士。
試験を四回受けて合格した。下級貴族の五男で、嫁探しをしている。
友人思いで、人の心配ばかりする。
〈名無しの人々〉
【神仕え】
教会で働く人を指す。
リナリアの街にいたのは、白髪混じりで眼鏡をかけた、初老の男性。
神仕えは公平であり、誰かに肩入れするのは望ましくない立場。街の噂などにはあまり口を出さないが、リナリアの事は娘のように感じており、度々手助けしている。
【カーネリアンの義兄】
ガーネットの夫。
下級貴族のラドシェンナ家出身。
凡庸な容姿のガーネットに惹かれ求婚。姉によく似た義弟の事を可愛がっている。カーネリアンに信頼されており、家族の中で唯一素を見せられているが、本人はその態度を嫌われているためだと勘違いしている。
【ミモザの母親】
街でも有名な噂好き。
悪い人ではないが隠し事が出来ないタイプで、嘘も苦手。お喋り好きで、何でもすぐに話してしまう。
家族仲は良好。付き合いやすい性格なので、友人は多い。
【フリージアの両親】
それなりに裕福な一般的夫婦。娘とリナリアは親友だと思っている。母親の方は、ミモザの母とそこそこ仲が良い。
他。
