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新世紀の殉教者

氷の宝石

作者: keisei1
掲載日:2016/08/28

 氷の宝石が 冬の夜に降る


 ラジオさえも テレビさえも ニュースペーパーはもちろん

 誰がオスカー獲ったかなんて 誰がビジネスで成功したかなんて


 関心ごとで向いているのは いつもそんな話題さ

 でも僕には 二人のための 雪の降る夜が 大切なんだ


 瞳を閉じて 全ての過去を振り返り

 瞳を閉じて 震える相手を抱きしめよう


 出来るならば 地球の片隅で

 膝抱えるあの子も 抱きしめてあげよう



 そういや昨日の眠りは酷かった

 君とケンカして 君を裏切ったからね


 僕には僕の 必死さがあったんだけれどね

 君がいる 喜びをおざなりにしてただなんて


 駆け抜けていくニュースは 人の心も傷つけて

 誰のための情報ビットなのかと疑う時もあるよ



 瞳を閉じて 全ての過ちを許して

 瞳を閉じて 昨日の罪びともいだいて


 昨日は悪人に見えたあいつでさえも

 地球のどこかで 涙しているんだ


 ひざまずき 手を合わせて



 壊れた心を抱えて 雪原を渡る

 壊れた体で泣いて 氷河を超える


 人々の人生は そんなものさ

 人々の人生は そんなことの繰り返し


 ただただ ひざまずき 手を合わせて



 氷の宝石が 冬の夜に降って 僕らを永遠に

 僕らは「死」のイメージでさえ時に 頭をよぎるけど


 瞳を閉じて 全てを許すしかないんだ

 瞳を閉じて 何もかもが消えた あの場所へ


 瞳を閉じて 氷の宝石に

 瞳を閉じて 二人して身をゆだねるんだ


 手を合わせて



 もし地球のどこかで また会えるなら

 その時は 優しく手をつなごう







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