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出会いとパレード

最近、巷で真夜中の満月の晩だけ行われるパレードがあると風の噂を聞く。

何処でそのパレードが行われているかは不明でそのパレードについての事は全てが謎に包まれていた。

私はその噂に毒されてしまっていた。

気付けば、学校にいる時も頭の中はいつも「例のパレード」の事で溢れていて、ろくに勉強にも身が入らず、正直なところ勉強どころではなかった。

この噂は嘘であろうと本当であろうと、私はこの噂は本当であって欲しいの願っていた。

だがしかし、私の学校でも「例のパレード」については、聞いたことはあるけど実際に見たことはないという人が大半だった。

そうこうしている間に、一ヶ月が経過しようとしていた。



自分の運命を変える人なんていつ目の前に現れるかなんて誰にだって分からない。

そんな運命を変えてくれる人が転校して来るなんて私は知らずに、その日私は寝坊した。

急いで身支度を終え、鞄を背負い込み、靴の踵を踏んでスリッパ状のまま家を飛び出した。

走っていると、学校の朝のホームルームのチャイムが鳴り響いてくる。

そして、そのチャイムが私の運命を変える瞬間だったのかもしれない。

「ハァ~ハァ~」

息を切らして教室の戸に手を掛ける、服はもう汗でぐっしょりして気持ち悪くてしょうがないが変えの服など用意しているわけもなく、仕方なく汗だくのまま教室の戸を開けると視線は私ではなく先生の隣にいる可憐な美少女に向けられていた。

その可憐な美少女は、私を見て一言。

「貴女に会いたかったわ。」

その不敵な笑顔に全身の汗が引き、全身に鳥肌がたった。

これが彼女と私の物語の始まりである。



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