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我は覇王であった・・・  作者: 如月
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第二話 転生?却下だ!

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    第一章 生誕

   第二話  転生?却下だ!


ユークは体の浮遊感に違和感を感じ目を開けた。

目の前に広がるのは何も無いただ真っ白の空間がありユークはこれが死後世界かと思い、ふと死ぬ前の事を思い出した。ふむ、最後まで我も頑固であったなぁなどと思いだしていると後ろから気配を感じて振り返った。そこには白い空間とは正反対の黒い人型の何かがいた。


そしていきなり「はろーはろーナンバ77777777777777777番のユークさんですよね、おめでとうございます7のぞろ目がでました。」カランコロンとどこからかでてきたベルを鳴らしていた。


「誰だ?貴様、ただ者ではなさそうだが?」露骨に嫌悪感を出しながら言った。

「もういやですねぇ~ごおっとですよこのい・け・ずハート」

ばしんと叩いてきたので結構強めに殴り返したら結構飛んでいった。


「もう、何をするのですか!」飛んでいったと思ったらパっと戻ってきたせわしない奴め。

「誰がせわしない奴ですか、殴り飛ばしておいてもうプンプンですよ」

ん、こいつ人の考えが分かるのか希有な奴じゃ。

「もう、希有な奴ですよ、なんせごおっとなんですからこのい・け・ず☆」

ばしんと叩いてきたので強めに殴り返したらおぉ~飛んでいく飛んでいく。


パっと同じように戻ってきて「もう、このくだりやめましょう、流石に疲れました。折角隠れてきて力もだいぶ無くなっていますし・・・」気づいたら黒い人型から足の様なものが2本から1本になってカカシ型になっていた。

「お主カカシ型になってるおるぞ」

「ああっ、時間がありません。もうユークさんが遊んでいるからですよ!」拳を握ると「すみません、おふざけが過ぎました。単刀直入に言うと転生してもらいたいのですよ」


転生・・・生まれ変わる事。転じて環境や生活を一変させること。


「ふむぅ、却下じゃ」バッサリと切り捨てると、

「何故でしょうか?あなたはまだ生への渇望があるでしょ」焦ったように言う黒いカカシ型。

「確かに生への渇望はあるが、我は終わった身じゃ親しい人愛しい人にも別れをすませた」

「もう強情ですね!」そう言って、手を腹の上に置き何かを取り出した。


「テッテレー、て~んせ~いばきゅ~む」黒くラッパの様なものを取り出した。


「転生ばきゅうむ?なんだそれは?」始めて聞く名のモノだ興味本位で聞いてみた。

「ユーク太君百聞は一見にしかずだよ、てことでスイッチON!」黒(カカシ型というのは面倒だから省略する)が転生バキュームをこちらに向け、何だと思っていたユークではあるがいきなり転生ばきゅうむに吸い寄せられていった。


「む、何だと」ユークは吸い寄せられまいと体に覇衣を纏い踏ん張ったしかし、「何!まだ吸い寄せられるだと」じわじわとユークと転生バキュームの距離は詰められていきあと一歩の所で・・・・


「パリン」と何かが割れる音がした。その音と同時にユークの半身が転生バキュームの中に入っていき、

「よし、あと少しだ、ハハハハハハハハハヤットオワレル」今までのゆるっとした雰囲気から凶悪なそれえと変わった。

「はっまだ分からんぜ」

そこに第三者の声が聞こえ何と思ったユークはそちらを見た。

そこには、真っ白い空間だった所が硝子が割れたみたいになっており、割れた部分はまさに漆黒と呼ぶのが相応しいような色によって塗りつぶされ、言葉を発したと思われる白い人型のナニかがいた。


「ハッ、イマサラカオソカッタナア、ハオウハモウテンセイカンリョウダ」

「俺が来てこの現状を見逃すと思っているのか!」

白い何かは手に槍の様なものをだし転生バキュームを突いた。転生バキュームは吸引力は弱めたが止めるまでは至らずにいた。

「ムリダゼ、ソレハ、シングヲツカッテイルカラナア」

「ちっ、やはりお前が盗みやがったのか、くっすまない覇王よ」

「イイジャネーカ、ゼンセエモドラシテヤルノダカラ」

その言葉と同時にユークは転生バキュームへと呑み込まれていった。






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