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12/18

12 アタル、買われなかった

ストスト...


「::;..**-.」

「::.**—.;:」


聖職者だろうか

こんな汚らしい場所には似つかない

真っ白で清潔感のある服装だ

奴隷商が手をにきにぎしているのを見るに

お得意さんなのだろうか

何やら話しているようだがこっちのビーストゾーンには目もくれない


ガチャン!

ゾロゾロ...


おいおいおいおい!あいつら皆買ったってのか!?

20人は優に超えてるぞ!!

クソ!俺も!


ガシャンガシャン


「ヘーールプ!!

こっちだこっち!

あいむひやー!!」


ギロッ


なんだその獣を見るような目は...!!


カツカツカツ...


近づいて来た!

俺に気づいたんだな!!

そうだ!俺も人間なんだ!!

ほら、買ってくれよ


「..;:.*+*..;;」


ペッ


ピチャ


......あ゛ぁ??


んだこいつ

おいお前!聖職者だろ?

俺は女神に会ったことあるんだぞ?

アーモウとかいうキラキラクソ女神にな!


チッ


俺が睨むようにその聖職者の女に目を向けていると

舌打ちをしてから振り返ってしまった


「あーごめんなさいごめんなさい

全部嘘です

買ってください

何でもします

足でも舐めます」

「..;;::***」


うん、なんか煽られたのは分かった


クソ!


ガシャン!


グルルルルㇽㇽ


ガチャン


ドシン


お前ら...!

もしかしてお前らもなのか...!!


『ろうが...!!』

『ざけんなってんだ...!』


なんか聞こえるけど~?


『またあいつだ!いつも僕たちを見下して...!!』

『ああ!許せねえ!』


幻聴ってやつ?

とうとう頭も逝ってもうたか?

(とっくに逝ってたw)


『あのー...?』

『おお若いの!話せるのか!』

『え?ああ、なんかさっきから...』

『それはすごいな!』

『ふむ、確かにそうだ』


ガヤガヤ...


これが...進化ってやつか...


絶対ちゃうやろw

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