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1 僕はあいつより弱い

君たちは「いじめ」という学生生活で一番起きてほしくないことを知っているだろうか。

先生はなかったかのように素通りをする、周りはいじめを見過ごすしかできない。

なぜなら”次は自分がやられてしまうかもしれない”からだ。

だがいじめがある学校なんか山ほどある、そのうちの一つは僕、天神海里(あまがみかいり)だ。僕は昔から肥満体質で休日は家にこもるばかり、そんな日常を送っていたある日、いじめを目撃してしまった。こんな目立つ格好なこともあり、取り巻きにすぐ見つかってしまった。

「終わった」と情けない声をこぼして、僕は校舎裏に連れていかれた。


「おまえこんなこと目撃しときながら何も見てませんで帰れると思うなよ?」


いじめのリーダー格のやつが僕の胸ぐらをつかんで今にも殴りかかってきそうだ。

リーダーの後ろで二人の取り巻きが笑っている。僕には何もできないのか。やられるしかないのか...


土だらけの制服、体中の青あざ、保護フィルムがバキバキになったスマホ...それらを抱えながら、僕は生まれたての小鹿のようにぎこちない歩き方で駅へ向かった。


「まもなく、□番線に電車が参ります。危険ですから黄色い線より内側でお待ちください。」


電車が来たようだ。僕はそのまま電車に乗り込む。乗り込んで前を向くとそこには電車の中とは思えないほど広大な草原が広がっていた。「はぁ?」急いで後ろを見ると電車の面影はなく、またしても草原が広がっていた。「終わった...」僕はそのまま座り込んだ。もうどうやっても帰ることはできないのだろうと悟った。


周りには川が一つと川を挟んで反対側に森があることが分かった。僕はとりあえず夜をしのぐために森の少し奥にあった洞穴のなかでどうにか手にまめができながらも動画で見たこと使ってとても時間はかかったがなんとか火をおこすことに成功した。これで夜の寒さはしのげる。だけどもう空腹だ。おなかが減って仕方がない。


「ん?なんだこれ?」読めない文字の羅列が目の前に表示されている。

これってよくアニメであるステータスなのか?僕は恐る恐るステータスを触ろうとした。

ピロン、言語翻訳のスキルを取得、称号サバイバル初心者を取得、レベルアップ機能を取得、LvUP、LvUP、Lv3になりました。


説明が書かれている。言語翻訳のスキルはその名の通り自分のわからない言語をすぐに読み書き、そしてしゃべることまでもができるようだった。すごくね?現実世界でもこの能力普通に欲しいわ。ステータスの右下のほうに帰還と書かれたものがある。それを触ると現実世界に帰還しますか?と表示された。もしかして、家に帰れるのか?やったぞこんな世界とはおさらばだ、、、


やっぱもう少し探検してみたい。まずは少し森のほうに入ってみよう。木の陰からウサギが出てきた。そいつに近づこうとしたとき、むくりと大きくなり爪が長く鋭くなった。

「あ、こいつやばいやつじゃねぇか、逃げなきゃ!」草原に戻ろった川を挟んでこっち側に向かってくることはないようだった。ウサギはそのまま森の奥に消えていく。

本当にほっとした。その時後ろから、スライムのようなものがこっちに近寄ってきた。スライムだかわいいな、そっと撫でようとして、スライムがこっちの腕をそのまま食べてきやがった。


痛い、消化されているようだった。急いで手を引っこ抜き踏みつぶしてやった。なんとか成功した。なにか核らしきものが落ちたので一応回収しておく。称号初討伐を習得しました。「スライムの核を換金しますか?」僕は、はいを押す。換金したときなぜかスマホteyteyがなった。ここにネットはないはずだぞ?スマホをポケットから取り出す。その時僕はびっくりしてしまった。なぜかスマホの保護フィルムのが直っている。そのままteyteyを開くと、2万円という額が入っている。履歴を見ると、スライムの核と表示されている。ステータスを開き帰還するボタンを押す「現実世界に帰還しますか?」はいを押して僕はそのまま現実世界に戻る。



今回2作目を書いてみました。異世界と現実が繋がったらみなさんは何がしたいですか?そんなことを考えながら書いていたらいつの間にか次の日になってるじゃないか!!まぁ体調に気を付けてやっていきます。それでは次の話で!!

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