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29 俺たちの剣を


「俺に殺されかけたことをもう忘れたか? なら、すぐに思い出させてやる! この【サイクロミノタウロス】様の恐怖を!」


 ヴンッ。


 奴の両手に魔力の斧が出現した。

 さらに、


「かあっ!」


 胸元の目から光線が拡散して放たれる。


【麻痺】効果を持つ厄介な魔力光だ。


 少しでも触れれば、最初の戦いでミラが食らったみたいに一定時間体が痺れて動けなくなる。


「くっ……!」


 俺たちは二手に分かれ、走り回りながら光線を一本一本すべて避けた。


 それから俺は【突進】し、


「【バーストアロー】!」


 連係スキルを発動して、手にした剣を超高速で撃ち出した。


「ぐうっ……!」


 俺の剣や奴の目に突き刺さる。


 よし、上手く命中した。


 これで厄介な【麻痺】光線は撃てなくなる。


 ただし、俺も手持ちの剣を一本失ったので、予備の剣を抜いた。


 今回は予備を二本持ってきているけれど、簡単には消費できない。

 と、


「おせーんだよ!」


 今の一連の攻防の間に、ミラが奴の背後に回り込んでいる。


「はあああああああああああっ!」


 そこから左右二本の剣で高速の連撃を仕掛ける。


 圧倒的なスピードだった。


【サイクロミノタウロス】は反応が遅れ、あっという間に十数撃を食らった。


「くおおお……っ!?」


 たまりかねたように後退する【サイクロミノタウロス】。


「このまま一気に畳みかける――!」


 俺はふたたび【サイクロミノタウロス】に向かって走る。


 ミラもさらに追撃をかけていく。


「お、おのれ……っ!」


 奴の動きが、今までよりも散漫だ。


 俺とミラ、ターゲットが二つあるから、動きにキレがなくなっている。


 迷いが生じているんだ。


 奴の動きが鈍った今なら――。


「見えた!」


 奴の胸元――傷ついた単眼に重なるようにして赤い二重丸が見えた。


 あれが奴の【急所】だ。


 先日のルインとの戦いで俺が会得した『相手の弱点を見抜く』スキルだった。


 ルインのようにパワー、スピード、耐久を兼ね備えた相手だと、いくら弱点を見切ることができても、それだけでは決定打にならないけど、こいつは違う。


 動きは明らかに鈍くなっているし、今の攻防で精神的にもひるんでいるように見える。


 だから、奴が精神的に立ち直る前なら――決められる。


「【高速斬撃・六連】!」


 俺は一気に間合いを詰め、至近距離やら奴の弱点に六連撃を叩きこんだ。


「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ……!」


 絶叫する【サイクロミノタウロス】。


 いけるぞ。


 もう一度、攻撃スキルを弱点に叩きこめば――、


「どけ! 俺がやる!」


 と、背後からミラの声が聞こえた。


 いつの間にか彼女が俺のすぐ後ろに回り込んでいた。


「ミラ……?」

「俺にやらせてくれ、頼む――」


 すがるような目。


「こいつを倒して、俺は強くなりたい。この間の敗北を拭い去って、前に進みたいんだ。だから――」

「ミラ……」


 俺は静かにうなずいた。


「いくんだ」

「おう、感謝するぜ!」


 俺とすれ違うようにして、ミラが高速で【突進】する。

 そして、


「その技――」

「へへ、お前の技を見せてもらったからな。俺のは見様見真似だが――」


 ミラが二本の剣を掲げた。


「【高速斬撃・六連】!」


 右の剣を六連続で、そして、


「【高速斬撃・六連】!」


 さらに左の剣も六連続で繰り出す。


「こいつが俺の――【超速斬撃・十二連】だぁぁぁぁっ!」

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敵国で最強の黒騎士皇子に転生した僕は、美しい姉皇女に溺愛され、五種の魔眼で戦場を無双する。


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