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どうでもいい雑学 ~イメージや先入観は本質をねじ曲げることもあるよね、という話~

作者: いけなミ ゴろう


「この音楽知ってる。でも曲名は知らねーや」


テレビや動画サイトなどをよく見る人の中には、こんな経験がある人は多いんじゃないでしょうか?

youtubeの動画などはフリー音源を使用してることが多いんで、やたら耳馴染みはあるのにタイトルは知らないって曲をよく耳にすることがありますね。


二十代より下だとあまり馴染みがないかもしれませんが、オッサン世代に「手品の時に流れる曲」と言うと「ああ、アレね」となる曲があります。

これもメロディー自体の認知度に比べて曲名はあまり知られていないことで有名な曲で、「オリーブの首飾り」という曲ですね。


これと同じで、「2001年 宇宙の旅」という映画で使用された音楽は、メロディー自体はメチャメチャ有名なのに曲名は知らない人が多い曲ということで有名です。


昭和から平成初期生まれだと、「未知との遭遇」「宇宙のテーマ」みたいに言うと「分かる」ってなるんじゃないですかね?

テレビで宇宙人スペシャルとかあると、番組中のどこかで必ずと言っていいほど使われてたりしてました。


この曲の題名は「ツァラトゥストラはかく語りき」というものです。


「ツァラトゥストラはかく語りき」は、元々は有名な哲学者であるフリードリヒ・ニーチェが書いた著書で、これに感銘を受けたリヒャルト・シュトラウスという音楽家が同名のこの曲を作曲したそうです。


で、ニーチェが書いたこの「ツァラトゥストラはかく語りき」という本なんですが、内容としてはキリスト教を否定するようなものなんですよ。

ちなみに、ツァラトゥストラはゾロアスター教の開祖の名前。


つまり、この本にインスパイアされたこの曲の本来のイメージは、実はスピリチュアルな、宗教的なものなんです。

でも、この曲を知ってる日本人にとってこの曲はむしろ、スピリチュアルとは真逆の曲になっちゃってるんですよね。

宇宙とか未知とか、どっちかというとサイエンス関係の曲に。


というわけで、この雑学を知ってから改めてこのメロディーを聞くと、何か神聖なものを感じられるかもしれません。

人の感性なんてそんなもんですw


ってことで、どうでもいい雑学でした。


おわりー。


音楽について文章で語るのは難しいですねー。

相手が知っているということを前提に、キーワードで連想出来るくらい認知度高いものじゃないと成立しませんし。


なので、元曲が分からない人にはごめんなさい。

m(_ _)m

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