王国崩壊編 あらすじ
”メイナ”と呼ばれる魔法を自在に使いこなす
皇国の最強メイナ技能士アスティレアが派遣されたのは
特権意識が高く、強欲で身勝手な王族と貴族が支配するパルブス国。
彼らは長きにわたって国民に圧政を強いていたが、
最近は特に荒れており、国内には問題が溢れていた。
そこで皇国エルシオンにメイナ技能士の派遣を依頼したため、
彼女が赴任したのだが。
しかし就任わずか二か月弱で、
パルブス国のグラナト王子により
アスティレアは衆人環視の中、
国外追放を宣言されてしまう。
その理由は彼女が”聖女ではないから”というものだったが、
そもそも聖女として呼ばれたわけではなく、
仕事もきちんとしていたのに……
その実際の理由は、身分が低そうな彼女が
自分たちより能力が優れているのが気に食わないことや、
貴族ではなく民衆を最優先する態度が生意気だからだった。
また民衆に隠れ、不当に利益をむさぼっていたことや
国家的に犯罪を犯していることを隠したかったらしいが……
しかしもはや手遅れで、
次々に悪事の証拠は押さえられ、
あっという間に転落していく王家や貴族、令嬢たち。
国外追放、それは滅亡へ転がり落ちる速度を
自分たちで早めただけだったのだ。
怒涛の逆転裁判まで、どうぞよろしくお願いいたします。