カラルサス共和国
ダメダメな異世界の駄異世界にあるダリヤーンプオ大陸の東部にあるカラルサス共和国。
ワンルームだが、とても広い部屋(馬小屋)の中で暮らしている変態女のアンド・グロディックは早朝(午前4時44分)に目覚めた。
「ああ。……くっそ。なんだよ。夢かよ。チ◯コが生えた美少女と最高のエッチができたと思ったのに。……よし。夢の続きを見るためにもう一回寝よ」
アンド・グロディックは人生で一番幸せな夢を見るためにまた寝た。
「嫌ああああああああああああああああああ!! 死ね死ね死ねええええええええ!! クソゴミイイイイイイイイイイイ!! ……はあっ!?」
アンド・グロディックは酷く魘されている内に目が覚めた。まだ早朝(午前4時53分)である。
「なんでだぁ!? ……なんでキモいおっさんが出てくるっ!!? ふざけるな!! あんなクソゴミとエッチしたら内臓がイカれて死ぬっ!! ……てのは大袈裟か。……いやでもショックでやっぱり死ぬわっ!!」
超絶悪夢に完全に眠気が失われたアンド・グロディック。そのまま起き上がって、広い部屋(馬小屋)にいる一頭の雄牛のカウテランの前に行った。
「聞いてくれカウテラン。あたし折角チ◯コが生えた美少女とエッチしてる夢見たのに次寝たらキモいおっさんとエッチ……いや、レイプされる夢見たんだぞ!?」
「……ウ~ン(うるせえ飯よこせブス!!)」
「チ◯コが生えた美少女が9999ポイントならキモいおっさんはマイナス9999ポイントだ! チ◯コが生えた美少女は良い方にカンストしてキモいおっさんは悪い方にカンストしてるのさ! 当たり前だろ!?」
「……ヘ~(てめえもマイナス9999だ!!)」
「カウテラン。あたしの話し聞いてるか?」
「……オ~ン(てめえの話しなんかこれっぽっちも興味無いぜ!!)」
「なら続きを」
「モ~(ふざけんなてめえの汚ならしい話しなんかこれっぽっちも聞きたくねえぜ!!)」
「美少女だけはみんなチ◯コが生えるべきだと思うんだ。そして美少女同士でエッチする。最高じゃないか。ブス女はダメだけど」
「……モ~(じゃあてめえはブスだからチ◯コ生えないしそもそもエッチもできないな!! てめえ自分がブスな自覚無いな!!)」
「あとキモいおっさんに限らず男も男の娘もショタもエッチしたらダメだ。当たり前だろ?」
「メ~(ふざけんじゃねえ!! 世の摂理を否定しやがって!! てめえは世間様の恥だぜ!!)」
「性欲はさ。美少女にだけあれば良いんだよ。そして、チ◯コも生える。こうでなくては」
「ハ~(男の人権を奪うのかあ!? 男の欲望を悪と捉えるのかあ!?)」
「……世の全ての美少女にチ◯コを生やせ!!」
「……(ふざけんなフザケンナ!! 美少女がみんなそんな事になったら美少女のイメージが壊滅する!!)」
カウテランが頭の中で滅茶苦茶文句言ってる事に全く気づかないアンド・グロディックはカウテランに餌をやらずに広い部屋(馬小屋)を出た。
「モォ!!(おいこらてめえ!! 餌よこせクソブス!!)」
アンド・グロディックは広い部屋(馬小屋)な向かいにあるめっちゃ臭いゴミ捨て場の左隣の家に侵入した。
この家はオーダ・ダテプープの家。まだ未成年者のアンド・グロディックに超過激なチ◯コが生えた美少女のエロ画像を見せて、アンド・グロディックをチ◯コが生えた美少女の虜にしたBBAである。
アンド・グロディックはオーダ・ダテプープの部屋に侵入し、オーダ・ダテプープが抱き枕にしているエロ画像ノートをぶんどって、中を見た。
前半はアンド・グロディックが既に見たチ◯コが生えた美少女のエロ画像だが、後半はアンド・グロディックがまだ見たことが無いチ◯コが生えた美少女のエロ画像だった。オーダ・ダテプープが描いたのだ。
これを見ているアンド・グロディックは滅茶苦茶興奮した。
「嫌な事(キモいおっさんにレイプされる悪夢)があった時はこのチ◯コが生えた美少女のエロ画像を見るのが一番!! 心が洗われるううう!! 興奮するうううう!!」
間抜けな面して寝ているオーダ・ダテプープの近くで大声をあげるアンド・グロディック。それにより、オーダ・ダテプープは目覚めてしまった。
「おいアンド・グロディック! せっかくチ◯コが生えた美少女と美少女のエッチを見ていたのに!! お前のそのブッサイクなキモい顔のせいで理想から現実に戻された!! どうしてくれる!?」
「また寝ればいいじゃん。あたしはこのチ◯コが生えた美少女のエロ画像見とくからさ」
アンド・グロディックはそう言うと、オーダ・ダテプープはまた寝た。
44分後。オーダ・ダテプープは酷く魘されながら目覚めた。
「……キモいおっさんが美少女を犯した。……ふざけるなよ! 美少女という一種の女神はキモいおっさんとかいう化け物に汚されてはいけないんだ!! キモいおっさんにブー!!」
オーダ・ダテプープはそう言いながら親指を下に向けた。中指を立てる方がインパクト強いのだが。
オーダ・ダテプープは超絶悪夢により眠気が失われたので、朝ごはんを作る事にした。台所に行き、昨日の残りのラーメンを鍋に入れたまま食べ始めた。
「……うーま! ……っずい! なんじゃこりゃ!? ゴミ入ってる! くそまずい! 誰だこんなの入れた奴!」
オーダ・ダテプープはぶちギレながら台所に居座っている雄インコのブアドランに聞いた。
「おいブアドラン! あたしのラーメンにゴミ入れた奴誰だ!」
「キモいおっさんダヨ!」
「……はあ!? それじゃわかんねえよ! この世界(駄異世界)の男は全てキモいおっさんなんだからよ!」
「キモいおっさんのシット・ダテプープダヨ!」
「ああ! なるほどクソゴミのシット・ダテプープか! あいつ死ね!」
オーダ・ダテプープは気軽に死ねという言葉を口にした。
シット・ダテプープはオーダ・ダテプープが作ったクソゴミ(クソガキ)である。キモいおっさんとか言われているがシット・ダテプープは女(醜女)である。女らしさは全く無いが(駄異世界の女は全員女らしさが無い)。
オーダ・ダテプープはゴミ袋を持って、オーダ・ダテプープの家の床下にある狭い空間に行った。そこには社会のクズ、いや、人間のクズのシット・ダテプープが広げたダンボールの上で寝転がっていた。オーダ・ダテプープはゴミクズのシット・ダテプープに言う。
「おいクソゴミ!! よくもあたしのラーメンにゴミ入れたな!! どう責任とるんだあ!?」
「ヨオヨオ! ウンチヨオ! ゲザイゲザイデウンチヨオ! ウンチブリブリスッキリヨオ! ベンピカイショウブリブリヨオ! オマエイマベンピイッヨオ! ベンピデイライラシテルヨオ! ハヤクウンチダセヨオ! ヨオ!」
「…………」
「キイテナカッタア? ヨオヨオ! ウンチヨオ! ゲザイゲザイデウンチヨ――」
「くらえええええええええ!!」
オーダ・ダテプープは持っていたゴミ袋から謎のネチョネチョした物体を取り出し、踊っているシット・ダテプープの顔面にぶつけた。すると、シット・ダテプープの動きが止まった。その隙にゴミ袋の中のネチョネチョを全てシット・ダテプープにかけた。そして……
「はい! カメムシバズーカ!!」
オーダ・ダテプープはガベルアンジ王国のアホが使っていたカメムシバズーカの100倍の悪臭がするカメムシバズーカをシット・ダテプープの顔面に撃った。
ちなみにこのネチョネチョ。当たった臭いが100倍になる特別な物体である。つまり、カメムシバズーカはカメムシの444倍の臭いだが、それが100×100で10000倍の臭いになる。計算すると、4440000倍である。
今、シット・ダテプープには4440000倍のカメムシの臭いが当たっているのだ。ちなみにオーダ・ダテプープはカメムシバズーカを撃った後、すぐに家に戻り、空間を密閉した。
シット・ダテプープは……
「ヨオヨオ!! クサイヨオ!! シヌヨオシヌヨオシンジャウヨオ!! サイゴニウンコシタカッタヨオ!! …………」
シット・ダテプープは無事に死んだ。 ……ということは無く単に気絶しただけである。