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詩集

道端に咲く小さな花

作者: 下菊みこと

道端に咲く小さな花

いつか叶えるゆめを描いて

希望を胸に歩みを進める

道端に咲く小さな花に

ずっと探していた大切な気持ちを見つけた


アスファルトで覆われた街

なにか大切なものを失ったよう

冷たいのに暑い街にあてられ

もう帰る場所すら無くしてしまった


夜と朝が交差する時

太陽と月が一緒に見える時

この街はなにを願い

なにを失っていくのか


アスファルトの上を歩く彼らは

缶コーヒーを片手にベンチに座り込み

遥か遠い空の下

希望の光に手を伸ばした


誰もいない公園の中

砂場は太陽を暑く照り返して

人だらけで混雑した駅

月の光すら入ってこれない


赤く染まる黄昏時

青と赤が交わる時

この街はなにを犠牲に

なにを得て微笑むんだろうか


優しさで溢れる詩は

書類の山に埋もれてしまった

オフィスの中に入る月明かり

優しさで包まれて

なにか大切な気持ちを思い出した


いつか叶えるゆめを描いて

希望を胸に歩みを進める

道端に咲く小さな花に

ずっと探していた大切な気持ちを見つけた


もう一度前を向いていく

決してなにも奪わせない

今度こそと希望を胸に

やっと得られた大切な気持ちを空に翳した

アスファルトで覆われた街

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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しさで溢れる詩は 書類の山に埋もれてしまった  この転換点で、この表現は秀逸です。 [気になる点] そのあとすぐに オフィスの中に入る月明かり 優しさで包まれて なにか大切な気持ちを思…
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