表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/37

1.店主となった日


「ふう」


ショーケースを磨き、いつ訪れるのかも分からないお客様の為に、お茶と茶葉を混ぜた焼きたてのスコーンを用意した。

おまけにストックしておいた自家製のジャムの瓶も用意しておくけれど、これはお客様が来たら開けるわ。


私はマリー・クラウス。

普段は得意な裁縫で日々の生活費を稼いでいるのよ。でも、最近お父様が亡くなって私がもう1つの仕事を引き継ぐ事になったの。正直、裁縫の仕事で手一杯なのだけど、代々受け継いできたらしいのでしかたなく私が店主になったわ。


今日は、引き継いで初めての日。

私はお父様から渡された鍵を普段は絶対に開けないドアの鍵穴に差し込んだ。


「さあ、開店よ」


週に2日、夕方5時から9時迄の4時間だけ営業している。


その店の名は、マリアージュ。


今日は、どんなお客様が来るのかしら?







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ