厄日?それどころの話じゃない
用語解説
探偵
神話物語の世界では2種類の探偵が存在します。
一つは現実的な浮気調査を仕事とする探偵。
もう一つは蓮馬を救った男のような荒事などの処理をつける探偵です。
指定された時間に指定された場所に来た。
喫茶店バリス
僕を助けてくれた男が指定した話しの場
初めて来る場所だったので、途中迷ったが、なんとか間に合った。
そう思いながら入店する。
「よう 来たか」
僕を助けてくれた人物
名前は知らない
「まぁそこ座れ」
「失礼します」
「んじゃ話すか」
「はい」
「まず、俺はこういう者だ」
そう言って男は名刺を差し出す。
名刺にはこう書いてある
天凱探偵社
調査員 赤道 玲
「赤道でも玲でもいい好きに呼べ」
「じゃあ赤道さんで」
「早速聞きたいんだが、アイツとどこで会った?あの化物と」
いきなりストレートに質問してきた。
「図書館のトイレです」
「随分変な場所にいたものだな」
「アイツは一体なんなんですか?」
余裕そうに答える彼に若干怒りを覚えながら質問する。
「やつは喰種。神話生物の一種だ。クトゥルフ神話は知っているか?」
「何となく聞いたことはあります」
「そうか…なら話は早いアイツは人工的に作られた。あるウィルスが関与してるんだが、その話は今度にしよう。知っての通りアイツとは人を喰らう。犠牲者が出ないように一部の探偵や警察が処理している」
「そうなんですか…」
「まぁ出現場所が分かりゃよかったんだが、俺も今疑問が浮かんだ」
「なんです?」
「お前、図書館からあそこまで全力疾走してきてよく疲れ無かったな。あそこまで図書館からは1.5kmぐらいあんぞ」
1.5km…近いようで遠い距離。
男子高校生の体力でも全力疾走してきて疲れない距離ではない。しかし、彼、黒崎蓮馬はあの時全く息切れしてはいなかった。
「そういえばそうでしたね」
「まぁいいや。その程度ならすぐ調べられるし。あと、高校には休学手続きを済ませておけ
」
「どうしてです?」
「お前を探偵社の社員にするから」
……ハァ!?
また長くなってしまいました。
アクション要素今のとこ0に等しいですね。
これから頑張って書いていきます